自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

黒魔術の体験 (後) カーリー神とドゥルガ女神

2012年10月27日 | 健康のための心の波動

インド時代の最後の修行;呪われた念の怖さと避ける方法   

2012年10月27日(土曜日) 

  

前篇では、私の霊的修行の中でも、インド時代の最後に起きた事件

を取り上げている。

タントラの僧侶の目の前で、カーリー女神がわが身に乗り移って、自分も

話すことなどできない、サンスクリット語で、僧に喝を入れて、僧の身に

つけていた金具の、太いチェーンをか細い私の腕で、振り回して、僧以外の

周りにいた弟子たちが、部屋の隅のほうに、散るほど、異様な事態が起きた。

そして、その数日後、護符を持ってきた、この、僧侶(墓場の修験者)

に対して、ドゥルガ女神に念を込めた私が、慇懃無礼に”お帰りください” と

僧と一向を、ドアを開けて、追い出すということになった。


タントラの師の怒りは、帰宅後、尋常ではなく、収まりようがなく、弟子
たちが私の身を案じた…その後のお話です。
*******************  

僧侶の弟子である、Aさんの話だと、帰宅後、私の振舞に対する、師の怒りが

収まらず、私を、ののしり、ただでは済まないといわんばかりに、呪いまで

かけている様子に、まわりの弟子達が、

”そんなに罵しらないでください。 

そんなに怒られては、先生の、お体に障ります。

そして、マダム(私のこと)が死んでしまいます” 

と 懇願したほどだという。

 

翌朝から、師の怒りは私に届いて、私の身体に異変を感じた。

兆候は、明け方に起きた。黒猫が明け方、私の部屋にどこからともなく

現れて、胸部にドスンと飛び乗り、異様な泣き声を出して、私を起こした。
そして、ベッドの周囲に、臭い粘液を多量に残して、去って行った。

この黒猫事件から、私の身体が動かなくなった。

勿論、原因は察しがついた。師の憤りと、その勢いでかけられた呪詛のせいだ。                                                    その日はどうしても、会社に、出勤しなくてはならない日だった。 

私は、前日に不当な扱いをされて怒っている僧侶(黒魔術師でもある)からの 
強い重い呪いの波動を感じるとともに、この呪術の波動を祓うことに集中した。

幸いに、真言の修行は、多少積んでいる。
この状況下で、古神道の さすさつづ歌 という、魔性を払いのける祝詞を
選んだ。
 
朝7時から、11時まで、4時間の間、ずっと、黒魔術師 からの、波動を突っぱ

ねるために、祝詞の波動でわが身を守り続けた。

何とか数時間後、まだ立つことができないほどだったが這うようにして 

会社へ向かった。

車の中で、運転するAさんは、私に、心配そうに言葉をかけた。

”マダム自ら、先生と会って、謝罪をしたほうが、ご自分の

ためではないでしょうか?”と アドヴァイスをしてくれた。

”それはできない。”と私は、即答した。


黒魔術に屈するほど、柔(やわ)な ”私” ではない ~ という、

’ドゥルガ’(インドの女神)の果敢な声が胸の内に 聞こえたような気が

したからだった。

体が今まで味わったことがないほど、だるくて、起こすことも

ままならなかった。

会社に着いて、アポがあった要人と会うと、その後は机に伏していた。

ところが、その日の午後、会社にいたAさんのもとに、連絡が入った。

奥さんに異変が起こった知らせだった。 

その日、私がヤットの思いで、出社した時間と、ほぼ 同時刻、

Aさんの奥さんが 自宅で 石段から転げ落ちるという事故にあったという

知らせだった。


彼女は、石の階段の一番上から転がり落ちて、子宮から出血。 

出血が甚だしく、、病院に緊急入院したという由だった。

Aさんは、飛ぶようにして自宅に戻った。

それを聞いた私も、再び、会社から、必死で祈った。 

以前、数回、奥さんとは、お茶の時間に、おもてなしを受けたことがある。

幼い二人の子供たちの顔も浮かんだ。


次の朝、Aさんから 奥さんの状況についての、連絡がはいった。

”昨晩、スダマダムが夢に出てきて、’もうすぐ、楽になるから、

がんばって’ と励ましてくれたそうです。 

そしたら、体がずいぶん回復してきて、夕方には 退院予定です” 

という朗報だった。

 

アニメ漫画なら描写できるだろう。 

赤く熱く燃えたぎった、怒りと呪いの念は、火のボールのように、

投げられ、相手に届く。

相手がそれを、かわしたり、受け止めなければ、また、送り手に戻る。 

戻れば、さらに、強い念で投げ返されるので、怒りで膨らんだボールは、

罪のない、関係者や、近親者にあたってしまう場合がある。 

霊的に無防備な人に当たりやすい。たとえば、子供や病人などである。

 

今回の標的はAさんの家族、奥さんだった。 

彼は、僧侶を師と仰ぎ、会社では雇い主の私のとの関係性もあり、その間で、

双方に一番身近な人だった。

師の私の礼を欠いた振舞に対する怒りは、それが怨念となって 呪詛とともに

私に投げられたが、私自身の防御となった、言霊で、はじき返された。

そこで、今度は弟子のAさんの家族に その外れ玉は、飛んで行った。

 

奥さんが退院できるというニュースで、ほっとしたのもつかの間だった。 


次の朝、5時に、私の携帯電話が鳴った。

再び、Aさんからだった。奥さんは夕べ退院しているはずだった。 

しかし・・・


今度は、Aさんの義理の弟に、その燃える怒りの玉が命中してしまったという。

若い弟は、心臓麻痺で、すでにこと切れたという。

その晩(妻が退院した日)、Aさんの弟が、仕事から帰ってきて、自宅で

くつろぎ、普通にしていたという。 

ところが、朝 3 時に、突然、苦しみだした。 

そして、心臓発作が起きて、そのまま息をひきとったという悲しい結末

だった。元気な20代の若者だった。

 

先ほど、黒猫事件のことを少し書いた。少し補足させていただきたい。




朝、メイドさんが来て、部屋を見て驚いていた。 

ベッドの上にも下にも、汚物はテンテンと残っていた。

こうしてこの話しは 思わぬ結末で、The End を迎える。


それから二年後、しばらく親の介護で空けていたインドの家に戻った。
そのとき、私に、Aさんから、彼の師の死が伝えられた。

怒りの炎と呪いの念の武器は、結局、自分のところに戻ったとき、自分
を傷つけるという形になったのだろうか・・・

呪われたり、呪ったりは、御法度である。

こうした体験をした私には、心の出す波動の強さを人一倍感じている。

特に、マイナスの波動を出すことだけでも、ためらう何かがある。

マイナス波動とは、ヒトを呪うことだけではない。
消極的で否定的な言葉や、想いは、マイナスの波動を持っている。

こうしたマイナス想念 には 光り を と私は考える。

言い換えれば、怒りに怒りを、憎しみに憎しみで対抗しても何も

生まれないし、それを昇華させるためには、愛と光の言葉(念)

を放出するほか手段はない。


影は、光が当たれば、消える。 

黒魔術や、生き霊の念、そして日常何気なく、言葉にする消極的想念や

恨みや憎しみ、非難や嫉妬などは、影でしかない。

光を当てれば、どんな闇も、光によって、照らされるほかない。



 

 ピンクの薔薇の花びら…ピンクは私達の愛のオーラの色と言われています。 

   

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コメント (1)
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