自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

デリーで笑えるノープロブレムの話

2014年04月04日 | 神秘と神の大地”インドの香り”

”問題ない”は”問題有り”の別表現   2014・4・4

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日本は、お花見の季節ですね?

デリーはこれから夏の本番を迎えます。

昨日の昼間の気温は35度を超えていたようです・・・

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今住んでいるデリーのアパートの部屋を リノベーションする

ことにした。

予定想定外のことで、結局どこにも 外出できない結果になった。

毎日朝10時から夜7時まで 職人さんたちが出入りするので、

ほとんど現場監督をする毎日となっている。

 

まかせっきりにしておくと、壁の色が白から水色に変わって

いたりして、慌てさせる。


約1週間かかって、寝室2部屋とリヴィングルーム、二つの

バスルーム、台所とダイニングルームの壁と天井を全部 

塗り直す予定。


ドアの取っ手やひびや欠損した家具の修理、さらに、

ポリッシュと呼ばれる、古い家具を、新品同然まで磨き

上げて、ニスをかけて、ピカピカに磨く作業も行程に

含まれている。


 30年以上、夫の会社で、コックさんをしていたシタラム

さんの長男、ラジンダーさんが,この仕事を引き受けて

くれている。

20年来の付きあいがあるので気心もしれているし、

仕事を任せて、安心とはいうものの、二人のパートタイム

ペンキ塗り職人に対しては、

貴重品は気を付けて、置きっぱなしにはしないでください”

という注意をあらかじめ頂いている。

 

我々日本人は 概して善良であまり、相手を疑うことも

なく、日常生活を送っているのかもしれない。


信頼関係に基づいて、仕事を頼んだり頼まれたりしている

ので、インドでの契約事に関しては、あてが外れることが

多い。


 たとえば、何か”事が起きそうな気配”を、私が感知して、

心配そうな面持ちをすると印度人が察知して、

ノープロブレム”(大丈夫・・・問題ないです。)”

と言う場面に多く遭遇した。


そのときは、その言葉に安堵して、つい、何となく

安心してしまう。

 ところが、長年インドにいると、この言葉ほど、

胡散臭い受け答えはないという想いにかられるように

なった。


”No Problem"の言葉の背後に必ず、問題が潜んで

いるだろうという気持ちが、反射的に起きて不安に

なってくる。


 ”あなたにとっては問題はないけど、こっちにとって

は大問題なの!!”

と、その言葉を信じて油断していた結果、”何か”が

起きてしまい、頭に血が上った経験も過去にいくつか

しているせいかもしれない。


とは言っても 印度が好きな人間にとって、こうしたこと

時間の経過とともに、笑い話にはなっても、ストレス

にはならないから不思議だ。

 

地元ニューデリーの日本人社会向けに発行されている

小冊子がある。

宣伝や買い物情報、日本食の簡単なレシピ―や、レストラン・

スパなどの案内や地図など、盛りだくさんで面白い。


月刊 チャロ(Chalo) という名前で北インド在住の

日本人達に多く読まれているという。

 4月号の特集は、駐在員やその家族など、デリー在住の

日本人アンケートをとって、インドでの面白かった

エピソード”をまとめている。


その中で 思わずニンマリしてしまう滑稽な話がいくつか

あったのでご紹介したい。


 エピソードその①) 

オフィスの冷房が効きすぎて寒い、と総務のインド人

スタッフに文句を言ったら、自分の席の近くの送風口の

前だけ、風が来ないように、紙が貼られていた。


私から一言)冷房はふつうガンガン 効かせるのがインド風。

寒いくらいだが、彼らにはちょうど良いようだ。

 

その②) 留学生、授業時間が30分過ぎても、教授が

来ない。

窓の外を眺めていると、教授が向かってきたが、途中で、

の良い教授仲間に声をかけられて、そのまま、二人で

談笑しながら、教室を素通りして、チャイを飲みに行って

しまった。

’ま、それでもいいか・・’と怒る気も起こらなかった。

 

私から一言)私がデリー大学の大学院に通っているとき、

カリキュラムのとおり、自分の取っているクラスを受講

するため、真面目に毎日、バスで1時間半かけて、通って

いたが、その教授に出会えるかどうかは、クラスに

よっては、おみくじの”大吉”を引く以上の、厳しい

確率だった。 

 

行ってもお目当ての教授が教壇に出ないという、

何度か、空振りの日を重ねてそのクラスのために、

時間的に交通費を考えても、ワリが合わないと

思って、翌週、その教授のクラスを休んだら、

その週に限って、教授はいらしたようだ。


”家内が入院しているのに、見舞の時間を犠牲に

してクラスに来たのに、どうして、来なかった!”

と後から、その教授から憤慨気に、注意された。

(ちなみに生徒は私一人だった)

 

その③) 引っ越しのとき、ゴミ箱をあさって、お宝を

探していたお手伝いさんの姿。


私から一言)日本製はどんなものにしても、彼らに

とっては高級品。

漁った品物は、自分で使うというより、転売にかける。

もし、それが壊れていても、破損していても、上手に

補修、補正して、中古市場で売って現金に換えられる。


 その④) 野良牛には、チャパティー(インドのパン)をやる

のに、隣で手を伸ばして、食べ物をせびる乞食を無視して

通り過ぎる信仰深い人達


私から一言)インドでは、牛はナンディーと呼ばれ、神の使い。

牛に食べ物をあげれるのは、神様に捧げものをするぐらいの

気持ち。


物乞いの人達には、優しくない。というのも、プロの

乞食屋さんがいるので、インド人たちは、注意深い。


せびられて物乞いに、小銭を渡しているのは。ほとんど、

観光客。

本当に、信仰深い人達は、寺で無料の食事を貧しい人

に振る舞ったり、寄進したりして、むやみに直接、

ねだる人達には与えないことが多い。

 

その⑤)専属のドライバーさん。

新車にもかかわらず、燃費が異様に減る。

ガソリンを抜かれる話は多々あるので、ためしに、

車内にドライブレコーダーを設置した。


すると、車で主人を待つ間、どこかへ運転して

出かけ、ボンネットを開けてガソリンルームの管

からガソリンを抜いている姿が、はっきり

映っていたため、ドライバーは解雇となった


私から一言)私も 息子の学校の送り迎えが必要

になった時点で、一番小型のマルチ800という、

スズキの車を購入して、ドライバーを雇ったが、

数年間で5人ほど変わった。


一年で二人変わった年もあった。

ほとんどが こうした方法で、ガソリン抜き、

あるいは、私が銀行から下したお金を、車から

降りているわずかな隙をみて、袋に手をつっこみ、

その札束から数枚、くすねたドライバーもいた。


銀行では、新札についている番号順が連続していたのを

確かめていたので、車に置いてあった一瞬の間に、

その番号が、バラバラになっていて、発覚してしまった。

 

その⑥) 住んでいる家の天井から滝のように、雨水が

降ってきたとき。


私から一言)豪邸や日本人用住居は別として、ほとんど

の家では、バケツが雨季にはかかせない。


ポトリと雨漏りがするのは通常だが、このお話しの

ように、滝のように、天井から降ってくるのは、

天井のどこかが、ゲリラ豪雨の水圧で破壊されて

しまったのか?


ここまでの雨漏れは、ちょっと、あまり、聞いた

ことのない話ではある。

 

その⑦)路上で i_Phoneを5,000RSで

売っていた。

箱にも入っていたので、買って、中古品と想い

開けて観ると、石鹸の塊が入っていた。


私から一言)ワリと多い話かもしれない。

路上で 真赤に売れたスイカを切り売りをして、

道行く人に試食させている。


自分も食べて納得して、買ってもってかえると、

完全な末成り(うらなり)の西瓜だった。


見本だけが 健全な西瓜で、売られていたものは、

胡散臭い代物だったようだ。

知人が ”印度で西瓜を買うなかれ、あれは 

赤い着色剤を注射して売っているだけだから”

言っていたが、なんとなく、納得できるような

怖い話でもある。

 

このほかにもたくさん 体験談が載せられていて、

おお、インド!” と思える笑い話が面白かった。


それでもアンケートによれば、インドが好きだと

答えた人が70%

インド料理を自宅で一ヵ月に、5回以上食べて

いる人が約半数


インドの国内で3都市~8都市以上を旅行している

人達が70%とかなり 、デリーに住んでいる日本人たち

インド生活を楽しんでいるようだった。

 

20年前のインドは、外交官の基準で 国外の中で、

難易度のもっとも高い国に指定されていたというぐらい、

水、電気、はもとより、インフラも整備されて

いなかったので、住みにくい所と言われていた。


ずいぶんと 印度の生活も変わったのだなあという

のが月刊誌チョロの記事を読んでの実感だ。

確かに いろいろな面で、言葉通り、ノープロブレム

近づいて行っているのかもしれないという気もする。

 

レストランで猿が人気のないテーブルで、砂糖のかけらを
つまんでいた。みんな、見ないふり?か、当たり前のように
無視していた(ボーイさんも含めて・・・)


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コメント
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