自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

コナンドイルが参加した交霊会;死後に持ち越すもの

2023年09月18日 | 健全生活のために”死”の常識を反転
 
’老いても生きがいを見出せる’霊界からのメッセージ  
9月18日(月曜日)
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9月13日からの続きとして、お読みください・・・

では、死後の世界について、コナンが参加した霊界通信では
どんな情報を送ってきているのだろう?
コナンは記している:

死後のことについて、送られてくる通信は、楽しいこと
ばかりである。

人類のメッセージとして、これほど、重大な意味をもつものは
ないと私は考える。

いたずらに恐怖と幻想の世界へ閉じ込めてきた、おどろおどろ
しい想像の産物である’天国と地獄’などは、どこにも見られない” 

そして、コナンのスピリチュアル的解釈が、加えられた意見が
続く;
 
“死後に迎える生活が、幸せに満ち足りたものである、といっても、
その目的とするのは、自分の内部に滞在している霊的資質を発達
させることにある。”

死後も、魂は、その人のアイデンティティーを持ちつつ、
霊的資質を発達させるための精進が霊界で待っているという。
が、肉体次元の時より、それは、幸せに満ち足りているという
ことだから、苦悩の精進ではないことがわかる。

ドイルは、ここで、伝えたいこと・・それは、
”人は、死を迎え、地獄か天国へ行くという裁判にかけられる” 
という 地獄の存在否定と あの世は幸せに満ち足りている
のだという確信だろう。

ドリルは、霊体からのメッセージをいくつも体験して、
死後は、不滅の’魂’の存在と、三次元の現世とは、反対の価値観
を持つ異次元に、帰還できると、考えた。
 
たとえば、ドイルが霊界通信で受けたメッセージには次のような
ものもあった。

“地上で愛し合っていたものはいずれ再会する。
が、地上時代のような肉体関係はないし、したがって、出産は
ない。

強烈な親和力による、深い親密度を実感する。

地上で真実の愛を実感することなく終わった者も、霊の世界に
来て、遅かれ早かれ、霊的配偶者を見出す

幼くして他界した子供は、霊界で自然な成長をする。
それゆえ、たとえば、2歳の女の子の母親が、20年後に他界
して霊界入りした場合、22歳に成長した娘が迎えに来てくれる
という。”
 
愛する家族や、先に逝った友たちとの再会。
地上で真実の愛を知らない者でさえ、霊界では、新たな愛への
体験があるという。
これは、死が恐怖に満ちているのではなく、愛と安らぎの世界だ
ということがわかる。

ドイルは、”肉体の障害は、死後に持ち越さない”というメッセージ
を紹介している。
 
障害ある肉体をもって生まれてきた理由は、その魂が、むしろ
強靭な意思と強さを持っていたから~という解釈とともに。

つまり、そういうハードな身体状況を、”自分の今世の体”として、
敢えて自分で選んで誕生してきた魂は、それなりのハンディ
意義を 生まれる前から知っているわけだ。

その意義とは、ハードルの高い人生を送ることで、普通の身体で
生まれた人より、一層、高い霊的進歩を遂げることが可能になる
ということだ。
 
さて、私にとって、ドイルの霊界通信によって得た情報の中で、
特に、印象的だった言葉をご紹介させていただきたい。
それは、この人生で懸命に努力したり、苦労したりしながら
獲得(開発)した、資質(技能、能力、人格、など)は、
この世限りで終わりにはならないという、嬉しいメッセージ
だった。

“あの世にいけば、自我の成長度が容貌にあらわれる。
老人は、若返るのであるから、女性は老化による美の衰えを
嘆き必要はなく、男性は、体がいうことをきかなくなったこと
や、頭脳の衰えを嘆き必要はないわけだ。

あちらへ行けば、失ったものがすべて取り戻せるのである。”

とした上で、

“技術、文学、音楽、その他の才能は脳の産物ではなく、その
人間の自我の属性であるからには、死後、それを失うという
ことは、その人物の同一性を失うことに等しい。

つまり、全く、’別人となる’ことになる。
それはだから、あり得ない。
死後も、’個性が存続する’ということは、そうした才能も
存続していくことを意味する。”(引用以上) 
 
 
このことが事実ならば、どんな状況になっても、いくつ
歳を重ねても、常に、人は生きがいを、見出すことに、もっと
一所懸命になるだろう。

死後も引き継がれていく、自分を磨くために、”向上心”と
”目標を、持ち続けていられるからだ。

ドイルは霊的徳性の資質について、次のようなメッセージを
受け取っている。

“無欲性と忍耐力、霊性に富むものは、地上と同じく、魂の
が高いということを示す。” 
 
そして、
”それは、霊界入りする以前の、地上での幾多の苦難の
体験によって、培われていることが多い。”

 苦労続きだ~とため息をついている人は 少なくない。
’いつまで、この状態が続くのだろう’と、経済苦、病苦、
不運を嘆いている人も多い。

が、それこそ、永遠に続くものではないということ。
そこで鍛えられた、強靭な忍耐力や理解力は、死後の
異次元の世界では、高く評価される、その人の徳性に
なるという。
無駄な労苦は、一つもないということだ。
 
参考)”The Vital Message by Arthur Conan Doyle ”(1919) 
Psychic Press Limited 23 Great Queen Street, London,
 WC 2B 5BB, England
本文(ドイル言葉)引用部分: 
”コナン・ドイルの心霊学” 新潮選書、コナン・ドイル著、
近藤千雄翻訳 1992



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