自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

生まれ変わり一考(1)

2023年01月27日 | 健全生活のために”死”の常識を反転

転生する前に、次の人生をどうやって設定するか?    2023年1月28日

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夫が他界して早4か月。彼の魂は生まれ変わる

のだろうか?

それとも、モクシェといわれる、輪廻解脱に至り、この世

での為すことは終わり、次のステージに、向かって

いるのだろうか?

輪廻転生は仏教だけの話かと思ったら、クリスチャンの

スピリチュアルな人たちはそれを信じているし、

シャーロックホームズの産みの親、コナン・ドイル氏

は晩年、その研究に没頭し霊体を呼ぶ出す会合に出席

している。

神道の”ホツマツタヱ”の中でも、ヤマタノオロチの魂は、

イワナガ姫に生まれ変わり、スサノオノミコトヤマト

タケの命に生まれ変わったと記述がある。

 

最近は、死後の世界を否定せず、普通に存在すると感じられる人

たちが多くなっているようだ。

それは、現実に 勇気をもって臨死体験者がそのことを本に

しているからだろう。

そうした体験記を読むと、誰もが生まれる際には、自分から、

’今生の親を、選び、舞台設定を。あらかじめ、決めて生まれてきた

ということが、わかる。

それが、理解できたら、現在の境遇が悪くても、こんなになった

のは環境のせいだとは、責めることはできないし、この生での

意義を全うすることが、次の生につながるということも

わかるだろう。


むしろ、永遠に変わらぬ”私”の”魂”が、”何か”の目標に到達する

ために選んできた人生なのだから、直面している困難や、想定外

で理不尽に見える不幸にも、”必ず乗りこえる”という自信と

自覚が、湧くだろう

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今日はフランスの科学ジャーナリスト、ベルナール ヴェルベール

の本からそうしたことに関する、興味ある話をご紹介したい。

彼自身、幽体離脱をして、他界に赴き、見聞きしてきたことを、

本にまとめている

 

 以下著書から(*1)・・・ 

登場人物: 大天使ガブリエル、ミカエル、ラファエル、 

死んで今度生まれ変わりを予定している魂をSガブリエルを

ラファエル、ミカエルをM略する。

 

(死んで生まれ変わり想定の魂)

“ここはどこです?”

~ミカエル

“魂のオリエンテーションセンター。

私たちはこれから、あなたの送った

生を量(はかり)にかける。“

~ラファエル

“裁判のことだ。

あなたの行いを裁き、地球での

輪廻転生のサイクルを終わりに

できるかどうか、あなたの人生を

審査して判断を下す”

“私は善良な人間でした”・・“とがめられることは何もない

はずです。 

結婚して 三人の子供をもうけ死ぬ前に家族に莫大な遺産を

残してきた。 

:“奥さんの話がでたが、私の手元にはあなたが彼女をよく泣

かした事実がある。

あなたは不貞を働いて・・・子供の話もでたが、あなたは

本当に彼らの面倒を見たのかね?

彼らが生まれるときでさえ、休暇をとり、出かけようとしていた。

出張を口実に彼らの夜泣きの世話から逃げていた。

奥さんがあなたにそばにいて欲しいと思うときは

いつもあなたは彼女一人にしておいた。

両親の話をしよう。

あなたは、年老いた両親を設備の悪い老人ホームに預け、

せいぜい、一年に一度しか会いにいくことがなかった。“

S:“私の親は我がままなのです。

私は仕事で本当に忙しかった。”

:’あなたの両親は わがままなあなたを育ててくれた。

あなたは、子供時代、よくお漏らしをし、泣き、わめき、

だらしなくよだれを始終たらし、きちんと立っていられない

子供だった。

それでも、二人はあなたの気まぐれを我慢する忍耐力は

あった。”

:“なんでも、仕事のせいにしていますね。

あなたの秘書の話をしましょうか?”

S:“そのことも知っているのですか?”

:“ここでは私たちはすべてを承知している。

すべてを理解しすべてを計上しなければならない。

両親の話に戻せば、二人は本当にあなたに会いたがっていた。

施設に入って、あなたに会えなくなったことを嘆いていた。

老人ホームでは 面会客は多ければ多いほど、そのお年寄り

に対して職員の面倒見が良くなる。 

顧みられないお年寄りは、結局、誰からも愛されない人間と

思われるものだ。 だから粗末に扱われる。“

S:“そうはいっても、私はかなり、両親に贈り物を送り

ましたよ”

:“いつもあなたは物質的に考える。あなたの両親は贈り物

など欲しがっていなかった。ただ、あなたにそばにいて欲し

かったのだ。

奥さんや子供たちがそうであったように。”

S:“それはちょっと・・・?

二人ともあのホームにて、そんなに不幸だったとは思えない。 

会いにいくたび、はっきり言ってましたよ、’万事順調’だって。”

:“二人とも、あなたを愛していたから、あなたに罪意識を

持たせたく なかったから、そう言っていたのだよ。

今までの話を聞いてマイナス260点だ。”

S:“待ってください。わたしだって、下界で善い

事をしてきたんです。”

:“例えば?”

S:“工場をたてて、失業者を雇い、彼らの家族を養い

人々の生活を、よりよくする製品を造って社会に貢献

しました。”

:“あなたの工場は あの地域一帯を汚染した。”

:“しかも、あの労働条件で。

そのために労使間に絶え間ない紛争の種を創りだした。

あなたは、双方を対立させて、すべてを壊してしまいましたね。”

S:“経営の合理化のために労使を区別することは、現代の

経営法則ですよ。”

G:“工場経営に関して減点60点。

まだある。

S:“今度は何ですか?”

:“一生に侵した、がらくたのような罪。

周囲の者を傷つけた嘘、8254件。

やや卑劣な行為、567件。

きわめて卑劣な行為、789件。

タイヤで踏みつぶした小動物、

45件。

さらにあなたは選挙でいい加減に投票した、家の財産を使って

ギャンブルに手を出した、

音のうるさい車に乗った・・・”

S:“私はそんなに下劣きわまりない人間でしたか・・

 

このようにして死後の世界に行ったSの魂は、彼の人生をすべて

知り尽くしている、天使たちにその行いの点数をつけられる形で

’裁判’は続く。

何のために?

彼の成長のために、次に生まれるべき環境の選択が、その点数に

よって天使からオファーされるために::

 

 

続きは次回に・・・

 

 引用箇所(*1)~“タナノート” 

ベルナール ヴェルベール、

日本放送出版協会、1996

 

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