心を構成する家族関係、父親にあたる意識は?
******************2018・6・20
インナーチャイルドと、モ―ナ女史の”ウニヒピリ”の
概念の間には,完全な一致があり得ないので、
ここでは、S.R.T.H (Self Realization Through Hooponopono)
の考案者モ―ナ女史の定義に従って、
ウニヒピリという言葉で統一させていただく。
(あなたと‘わたし’ というモ―ナ女史の
詩編を先回ご紹介して,尻切れトンボで終わりましたので、
その続きから今日は、‥)
********
新しい朝に、蒼く暮れていく夕べに、
‘わたし’はいつでもどんなときにもあなたと出会う。
‘わたし’はあなたを感じ、あなたに触れ、あなたを見失う
ことは無い。
あなたは光の子。美しい存在。だから、あなたが怖いと
思うときでも、心のどこかで思い出して。
‘わたし’は,決してあなたを見捨てたりしていないと
いうことを。
いつも心のどこかで あなたの輝きを感じていて。
‘わたし’が息づくこの宇宙の中で、あなたは美しい星。
どんな瞬間でもいつも輝いている存在だということを。
‘わたし’からあなたが始まった。
あなたのことは、だから、全部知っている。
過去も今も、これからも、ずっと一緒にいる。
あなたが‘私’から離れたとしても、過去も今も、
これからもずっと、私の腕の中にいる。
あなたが‘私’から去ったとしても、私はあなたを見守り
続けている。・・・以下略
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先回は、モ―ナ女史の言葉から、皆様が読んだ印象を
大事にしていただくために、この詩に書かれてる
‘わたし’とはどういう存在なのかには、触れなかった。
”(鍵【】)の中に入っている”わたし”は、宇宙的
大きさの存在、モ―ナ女史の言葉では”Divinity"
と呼ばれる聖なる存在と理解できるだろう。
さて、”インナーチャイルド(ウニヒピリ)”については、
どのようにうたっているのだろう?
続きを読んでみたい。
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ウニヒピリ、そこにいますか?
私はウハネ あなたのことをずっと、
無視してきました。
何億年もの間、あなたを一人ぽっちにしてきて本当に
ごめんね。
ウハネは今まであなたの声に気が付かなかった
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’ウハネ’とは、私たちの心の、’現在意識’を指す。
傍線をひいた、’あなたの声’ というのは、ウニヒピリ
(潜在意識)の声、それは、感情、体の不調、
抱えている問題などを通して、現在意識(ウハネ)に
語り掛けている。
ハッピーな状態もあれば、憂鬱な時も、良い時も悪い時
も、注意してみると、ウニヒピリの声は、瞬時、
何かを語りかけていることがわかる。
病気のときや、問題を抱えているときは、特に、
”現在意識”に その原因が自分の潜在意識の中に
あると、注意を喚起する声の代わりに 病気や
問題そのものとして、現れてウニヒビリは、喚起
言い換えれば、クリーン、浄化を促す、声でもある。
ホ・オポノポノでは病気・不調和・問題・軋轢など、
肉体を含め、自分自身のすべてをとり囲む事象は、
この潜在意識が過去のメモリー(記憶)アプリを開かせ
’自分の顕在意識に対して、ウニヒビリの声として、
浄化が必須だと赤ランプで教えてくれているような
ものなのだ。
現在意識に、今持っている’考えかた’や’マイナスの
エネルギー想念’や’独りよがりの見解’などに
’気が付いて!そして、潜在意識につまった、
’メモリー’を、あなた(現在意識)
の号令(浄化のアクションを起こす)
で、消去してください!” という内なる声がウニヒビリ
の声だ。
何億年もの間~とモ―ナ女史は書く。
つまり、そのメモリーたるや、私たちの生命が宇宙
のどこかに発現して以来(当初はアメーバのような
単細胞単体だったかもしれないが)意識の中に、
蓄積されているものだ。
莫大な量といえるだろう。
気が付いた時、浄化の一歩が始まる。
このことに気が付いた、ウハネ(現在意識)に反応して、
ウニヒピリは次のように、ウハネに語る:
~~~~~~~~~~~~~~~~
わたしはウニヒピリ、ここにずっといたんだ。
お母さん(須田注:ウハネをさす)がわたしのこと
なんて気にも留めず、ただただ、押し付けてくる
いろいろな期待や欲求、執着などを、受け止め
続けてきた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ウハネがウニヒビリに対して)
わたしはウハネ、あなたの存在を今はもう知っているよ。
あなたがかけがえのない存在であることにやっと
気が付いたから。
”わたしが’わたし’”でいられるのは、ウニヒピリのおかげ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
”私が’わたし’”でいられる・・・
この一行をわかっていただくために、
先回のブログの中でモ―ナ女史の詩編をご紹介
させて頂いた。
母なる現在意識が、ディヴィニティ―(本来の私の源)
と直結して、私らしくいるためには、潜在意識のメモリー
(過去生の記憶)をゼロにする必要がある。
そのために、クリーン(浄化)作業が始まる。
つまり、ウニヒピリの存在の意義がそこにあると、
モ―ナ女史は言う。
母の存在が、現在意識であるのなら、父の存在は
何に喩えられているのだろう?
それは、”超越意識”に喩えられる。
モ―ナ女史は、アウマクア(父親)と呼ぶ。
ここでアウマクア(父親、超越意識)
に登場してもらおう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
わたしはアウマクア. わたしはわたしの家族をつなぎ、
”本当の自分”へと届けるためにいます。
もしも、あなたがウニヒピリを大事に、自分を大切に
するのなら、わたしはこの家族を一つにつなげられる。
わたしは、’本当の自分’が、どういう存在か、良く知って
いる。
’本当の自分と1つになること’がどんな体験なのかも、
熟知している。
わたしの手をとって。命が元々あった、あの場所へ
連れて行こう。
わたしたち、三つ(の要素)が一つの家族になったとき、
光り輝く道、命の道が見えるだろう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
超越意識は、アウマクア と呼ばれる。
私たちの持つ3つの意識、現在(顕在)意識、潜在意識、
超越意識の内、最後の意識にあたる。
アクマクアの役目は、命の源(生命の原点)
~ディヴィニティ(聖なる存在)に私たちの現在意識
を繋げていくことだ。
それは、インスピレーションという形で、表層意識に
降りて具体的な問題の解決方法が伝えられる。
インスピレーションを得るためには、潜在意識に
へばりついた、メモリーを落とさなければならない。
PCで言えば、ディレイ、消去をクリックして
古くなった、不必要なメモリーの除去ということになる。
その時、子供であるウニヒピリは、どの情報を
消し去ればよいか、聖なる存在の協力のもと、
私たちが覚えていない、はるか昔の記憶(生命体として
宇宙に存在した当時からの)の中から適切な情報(カルマ)
を消去してくれるのだ。
つまり、消去しよう~と決意するのは、現在意識にあたる、
’母’の役目で、子供のウニヒピリは、母のその決意を
喜んで受け入れ、自分の重荷でもある、過去の記憶
(カルマ)を消去する作業を手伝ってくれる。
それには、ウニヒピリの存在意義を知り、大切に
扱うことが大切~とモ―ナ女史は教える。
私が個人的に惹かれる女史の言葉の1つに、
”人はメモリー(過去生の記憶)で生きるか、
インスピレーションで生きるか、どちらかしかない”
というのがある。
過去生の記憶というのは、私の言葉でいえば、カルマ
であり、過去の自分の体験から基づく五感器官の
反応であったりする。
誰にでも、あるタイプの人はどうしても苦手だとか、
他人にとっては何気ないのに、自分にとっては傷つき
やすい言葉、つい、平衡感覚を失って、バイアスに
反応してしまう、’何か’の存在などが、ある。
昔々の自分が受けたある体験による記憶が基に
なっているから、すべての人の過去が異なる
ように、その反応や個性も各人異なると考えられる。
記憶に振り回されながら(無意識に)言動している
のが、普通の生き方、つまり、メモリーで生きるという
ことである。
一方、インスピレーションで生きるというのは、
そうした、カルマに縛られない、神聖な意思からの
ひらめきのようなアイデアや感覚で生きる、言い換えれば
過去のメモリーが浄化された状態をさす。
つまるところ、クリーン(浄化)し続けていく目的は、
最終的に、このカルマに縛られないゼロの地点に到達し
(その時は、いわゆる’空’の境地を体得するだろう)、
本来の’自由な束縛のない、安寧の心持、揺れ動くことない、
平安な心境’に至るためだろう。
そういう意味では、私たちの人生の目的は、
モ―ナ夫人の言葉でいえば、ウニヒピリの抱える
膨大な執着や思い込みや苦しみ悲しみなどの、過去何億年から
積み重ねられてきた、自分のあるいは、人類の、集積された
メモリーの消去にほかならない。
続く~
参考:
①~“はじめてのウニヒピリ”、宝島社、2015年
②~”叡智のしずく” SITH ホ・オポノポノ’ アジア局、2012年
③~”ウニヒピリ・ホ・オポノポノ’で出会った’本当の自分’”
イハレアカラ・ヒューレン、KR, 平良アイリーン、サンマーク出版、
2010年
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