自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

私とウニヒピリとの対話  (6)

2018年08月16日 | ハワイの浄化の言葉”ホ・オポノポノ”

 

ヒューレン博士の考え方と“アートマ論   2018 8/16

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前書き)

ウニヒピリとの対話”について、詳しく書いていると、

ある特定の精神的集団(教団?)の後押しをしている

と勘違いする方たちがいるかもしれません。

今後もこのタイトルで、数回続く予定ですが、それは、

自己セラピーのエッセンスをご紹介したいという気持ち

からでもあります。

 

自己セラピーというのは、自分自身の本質を引き出す

ために、自分自身でするセラピー、誰の力に頼るでは

なく、誰の言葉に翻弄されるのでもなく・・・‘


過去のカルマにとらわれない、本来の自己の本領を発揮して、

満たされた心持で、フレッシュに今を生きよう’と いう

積極的であり、静謐的であり、もっとも落ち着いた自分

を取り戻すセラピーのことです。

 

そして、そういう’もっとも落ち着いて自分らしい自分’

であることが、内在する自然治癒力を自然発動させる

ジェネレーターの役目をするということです。


そのヒントを、“ウニヒピリとの対話” の中で見つけて

いただければ幸いです。

 

*****先回からの続きです。

①   あなたはいつだって、完全な存在です。“(130)

”イメージしてみてください。あなたは、いつでも大きな力と

繋がっています。

それゆえに完全な存在なのです。神聖なる存在があなたに限りない

愛を送ってくれているからです“(131)


いつでも大きな力と繋がっている~と言われても そうですか!と

ストンと信じられる人はそうそ多くないだろう。


大きな力って? 

繋がっているって? 

実感がなければ、大きな存在を考えたことがないのに、そう

いわれても・・・

私どもは、’つながっている’という言葉の代わりに、


’すべてにわたり完全な存在’こそが’私たちの本質にある’ 

という言い方をしている。

 

それがアートマとサンスクリット語で呼ばれる”人間の持つ、

本来の神性、本性”のことなのだが、宗教的には、”人間は

神の子である”という言い方もできるだろう。


諺(ことわざ)の中で、

”渡る世間は鬼ばかり”なのか”鬼はなし”なのか、疑問が出る。

どっちともとらえられるのが、現世界の状態。

 

とはいえ、”鬼とか、悪魔”というのは、神学的に言えば、

天使や天に上る魂が堕落して地上に落ちた存在なのだから、

元はといえば、これまた、本質的には天使の魂を持った、

天上に上がり損ねた存在、よって、天上界に縁があると

言えはしないだろうか?

 

しょせん、この世の中は、”二元の価値を常に持つ”

世界だ。 

裏があれば表があるように、どんな人や事物、事件や事象

の中に、常に、二元の価値が見て取れるだろう。

この世に生きている限り、天があれば地獄があり、神がいれば、

悪魔という存在が生み出されて仕方がないだろう。

 

しかし、この世を去れば、”高次元”に”魂”が行けば、

という意味では、完全なる世界、つまり、”一元の世界”に限りなく

近づいていくはずだから、その過程の中で、人は初めて、

”自分の神聖なる本性”を感じたり、考えたり、悟るということに

なるのかもしれない。

 

”バカは死ななきゃ治らない”~という古い言い草を思い出す。

死んだら治るのか? 否、肉体的死によって 必ずその

”悟りのプロセス”が意識されることだろう。 

むしろ、肉体的身体的に必要だった、時間や空間、様々な

常識や価値観などが、あの世では存在せず、霊的進化の道程で、

次々と、’真理’なるものが、目の前に突き付けられる形で、納得

したり、真実なこととして、飲み込まなければ

ならない体験が待っていると、私は信じている。

 

②   クリーニングしていれば、不幸な気分でいる家族や

友達の意識が次第に晴れ渡ってくるのを感じるでしょう。


その人が努力して明るさを取り戻すのではなく、その人

の心にかかっていたネガティブな想いが、霧が晴れるように、

自然に消えてなくなるのです。(132)

 

記憶をクリーニングすることで、超越意識が天上から直結した

聖なるパーフェクトな情報をインスピレーションという形

で潜在意識の力を借りて、現実意識に呼び起こす。


その時、雲が霧消(むしょう)するように、たちまち、

晴れ渡った、障りのない、おおらかな心持になることだろう。

 

”努力して”明るさを取り戻すことは、不可能だ。

なぜって、努力する裏には”私は明るくないから、明るく

なろう”という意識、

つまり、”明るくない”という事を受け入れて、認識として

持っていることになるから、そう認識している以上、明る

なろうと思っても、なかなか、明るくなれないのだ。

 

こうした矛盾は多く存在する。

~になりたい、と努力するより、~にすでに私はそうなっている

だ、と確信して、前に進む方が、はるかに建設的結果が

得られるはずだ。


つまり、本来、晴れた空のように、軽やかで明るい心持の自分が

本当なのだと自覚して、あとは、不要な感情に翻弄されること

なく、湧いてきた想いを浄化しながら、励めばよいという

ことなのだろう。

 

ちなみに、ヒューレン博士の浄化方法は、”I love you"と

言い続けることだ。

ほかの言葉もあるのだが、もっぱら博士はこの言葉を

使用していると伺った。


自分がまだ20代初頭のころ、人間神の子無限力 という言葉

を繰り返していた時期があった。

インドの、シルディババ(サイババの前身と言われる)は、常に、

”アッラーマーリック”と言い続けてた。

 

シルディババはイスラム教徒であったので、意味としては、

”アッラーの神が私の主人”という意味だ。


私という小さな自我意識はない、この体は、宇宙の神(アッラー)

の意思によって、動かされ使われている~という徹底した自覚を

持つための、シルディババの、瞬間時、唱えている、マントラ

だった。

 

小さな自我意識、潜在意識の生み出す感情や意思は、

アッラーが自分をお使いになっているご主人様だと

意識変容することで、消えた。

そして、神の僕(しもべ)として、忠実に何をすべきか、

瞬間瞬間、の言葉を唱えながら、身と心を大きな自我

託していたのだ。


③   この世界におこることはすべて繋がっています。

あなたが記憶の中で悪い印象をもっていることがあると、

その記憶がネガティブな想いとなってくない方向に作用し、

結果として他人に対しての言動も攻撃的になってしまいます。

 

逆にあなたの心が穏やかな波、澄み渡った空のような状態で

あれば、あなたが発想する想いもポジティヴなものとなり、

その想いを受け取る相手もポジティヴな気持ちになる。


そうした想いが巡り巡って再び、あなたのところにもたらされます。(135)

 

すべてがつながっている。~ という認識。このことを、

地球の人の25%が、そう自覚したとき、戦争や汚染問題、

虐待や差別などが、静かに、自然に、跡かたなく消えていく

ことだろうと思う。

 

チベットポン教の教えでも、’人の心の本質は、澄み渡った

空のような状態’だと説く。

晴れ渡った、曇りのない、大きな空のような心こそ、人の本来の

心持の姿だ。


それは、”お釈迦様の像は笑っているのでも微笑んでいるの

でもなく、正も不もない、安穏な状態に浸っているのだ”

と言った達人の言葉を思い出す。

 

私たちは楽しい時は声をたてて笑い、悲しい時は声を上げて、

泣く。

楽しい時、可笑しいとき、高揚するほど、晴れ晴れしい人生の

舞台の上でも、ハムレットの悲劇のヒーローのような悲しみ

の慟哭の中にいるにしても、少し、角度を変えて、深い自分の

心を見ることができれば、それは、安穏で平穏の中、

はたから見れば微笑んでいるがごとくに静かに、

自分の揺れ動く感情とは無関係に、平安で、その大きな空に

溶け込んでいるかのようだ。 

 

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