Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

聖母の汚れなき御心への奉献更新のため:誘惑

2013年06月17日 | カトリックとは
聖母月中の祈祷


我等主の御前(みまえ)に出で、主の御母マリアの尊敬によりて、主を讃美(さんび)し奉つらんとす。主よ願わくは我等の心を浄(きよ)め、すべての無益なる思いより遠ざけしめ、我が智恵を照らし、意志をば堅固(けんご)ならしめ給わんことを、我等の主イエズス・キリストによりて、アメン
 最も尊むべき天主の御母童貞聖マリアよ、我等は御身につくすべき尊敬と愛とを現さんがために此処に集(つど)いきたれり。
 我等は全能の天主が御身(おんみ)にかくも高き御位(みくらい)と御光栄(みさかえ)とを下し給えることを喜び、且つ主が御身(おんみ)の御心(みこころ)に最も深きいつくしみを与え、御身(おんみ)を我等の母と定め給いしによりて主を讃美し奉(たてまつ)る。
 我等はこの月を聖母の月として今日一日をもまた御身の尊敬のために捧(ささ)げ奉(たてまつ)る。
いつくしみ深き聖母よ、我等は御身(おんみ)を御子イエズスの御前(みまえ)における代祷者(だいとうしゃ)として撰(えら)び奉(たてまつ)る。
 今新たに我等が身も心も御身(おんみ)に献げ、我等が悲しみも喜びも生命(いのち)、死もすべて主の御旨(みむね)にかなうよう御身(おんみ)に任(まか)せ奉る。願わくは我等の御母たることを示し給へ。我等は叉、聖会と教皇、及びすべての聖職者並びに生けると死せる親族友達の為に祈り奉る。願わくは我等が讃美(さんび)と祈りとをもって御身の御心(みこころ)を喜ばせ奉らんとするを顧(かえり)み給え。
 我等はこの聖(とうと)き月において、すべての公教信者が特に御身(おんみ)にさゝぐる其の祈りに我等の祈りを合わせ、且(か)つ天国において、天の元后(げんこう)なる御身(おんみ)を永遠に讃美(さんび)する諸々(もろもろ)の天使と共に御身を讃(たた)えまつらん。
 されば我等をして死に至るまで生涯(しょうがい)忠実に主に仕(つか)え、死後天堂(てんどう)において諸天使(しょてんし)諸聖人(しょせいじん)と共に御身(おんみ)を愛し御身(おんみ)に感謝し、御身(おんみ)と共に主を永遠に讃美(さんび)するをうるの最上の幸福をえせしめ給わんとを特に願い奉る。アメン


十  二  日
誘惑

(一)聖霊は「人間が天主に仕えようと思う時、色々の誘惑(いざない)があるであろう」と仰せられた。
 誘(いざな)いの原因は世間、肉慾(にくよく)、或は悪魔(あくま)である。死ぬ時までそれは免(のが)れる事が出来ない。けれども誘惑(いざない)は、大いなる利益になる。
たとへばそれは謙遜(けんそん)と天主に対する信頼、その外(ほか)あらゆる徳を積(つ)ませ、殊に聖寵(せいちょう)と功(いさを)とを増すのである。故(ゆえ)にラフアエルという天使は、トビァに向かって「汝は天主の聖(み)旨(むね)にかなっているものであるから、色々の誘惑(いざない)によって、試(こころ)みられたのである」と云った。
 その通り誘惑(いざない)は、天主に愛せられている聖人の、しるしである。主イエズス・キリストさえも誘(いざな)われ給うた。
 天主は我等人間に教訓(きょうくん)を与える為に、悪魔の誘惑(いざない)を許されたのである。
叉,主は祈りを教え給うたとき「我等を試(こころ)みに引き給わざれ」という言葉をも仰せられたから、我々もいざないをうけた場合,聖パウロの云われたように、天主は真実(しんじつ)にてましませば、汝(なんじ)等(ら)の力(ちから)以上に試みらるゝ事を許し給わず、かえって試(こころ)みと共に勝つべき方法をも賜(たま)うべしという確(かた)い信念を以て、聖(おん)父(ちち)のお助けを願わなければならない。

〔二〕誘惑(いざない)の時には、次のような点に注意するがよい。熱心にこれを守るならば、いつも勝つことができるであろう。
 
(第一)自ら一つの誘(いざな)いをも起こしてはならぬ。叉、誘(いざな)いが起きると、すぐそれを押さえなければならぬ。

(第二)天主に信頼しながら、たゝかえ。なぜならば如何に誘(いざな)いに悩(なや)まされようとも、天主の力(ちから)に依(よ)って勝つことができるからである。

(第三)弟子等の如く忍耐を以て戦え。なぜならば、イエズス・キリストは彼等に向かって「汝等我が艱難(かんなん)の中にいて絶(た)えず我にともないし者なれば」と仰せられた。

(第四)遂に祈りを以て,闘(たたか)わなければならぬ。殊に聖母マリアに祈るは非常な助けとなる。
聖マリアは悪魔(あくま)なる蛇(へび)の頭(かしら)を踏(ぶ)み砕(くだ)かれたばかりでなく、「キリスト信者の助け」と云われ給う。
故(ゆえ)に天主の御母(おんはは)聖マリア罪人(つみびと)なる我等のために、今この誘(いざな)いの時、この艱難(かんなん)の時にも叉、臨終(りんじゅう)の最も危うき時にも祈り給えと始終(しじゅう)願え。

○ 聖マリアに依(よ)りて,総(すべ)ての誘惑(いざない)に勝つ為に「めでたし」三度唱(とな)えん。

祈 願 せ ん

主イエズス・キリスト主は我に誘惑(いざない)に勝つべき事を教えんが為に、御自(おんみずか)ら三度までも、悪魔に誘(いざな)わるゝをも、こばみ給わざりき。願わくは我も種々(しゅじゅ)なる誘(いざな)いの時に当たりて、主を眼前(めのまえ)に仰(あお)ぎ奉(たてまつ)り、主の聖寵(せいちょう)によりて勝利を獲(え)せしめられん事を、聖母の御伝達(おんとりつぎ)によりてこい願い奉る。アメン。

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
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