局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

ショック

2006-12-19 21:56:38 | 様々な思い
友人のご主人が亡くなった。
T大出身 某巨大マスコミに身をおくエリート社員だった。
普通の亡くなり方ではなかったらしい。

私は友人とは幼稚園から高校まで一緒の学校だったのだが
微妙~な関係だった。
偶然長男も同じ中高にすすんだ。故郷でもご近所に住んでいた。

って色んな共通項もあるし、同じところに身をおいていた以上
同じ時間と空間を共有してきたこともあるのに、彼女とは
心を開いて話せる友人ではなかった。彼女の側に私に対する
意識や壁のようなものを感じていたから。

はっきり言ってその壁を壊してまで 懐に入って付き合いたい相手では
なかったし、他に心を開ける友人たちはたくさんいるしって感じだった。

だけど、今度の事は知らされてきた。
優秀な夫がいるということが何より自分のプライドの元だったと推察
される彼女。
悲しみと喪失感と自責の念におおわれているだろう。
彼女に対して何かできる自信がない。

「義理」として行くお葬式やお通夜だって確かにある。
けれど そう割り切って行けるわけじゃない感情も絡む。

クラス会でお酒が入ると、べろんべろんに酔っ払って誰彼かまわず
しなだれかかっていた彼女。
「OO、しっかりしなよ
ここで ××線に乗り換えるんだからね」って送っていったことも
あった。絶対何か心に抱えているなって思っていた。
それを聞いても、受け止める自信もないし、彼女も私に打ち明けることを
望まないような気がすた。
何年付き合っていても、相容れない友達っているし、長い年月
、そういう感情を何度も思い知らされてそれがよけい認識されて
しまう間柄ってあると思う。残念ながら私と彼女の間はそうだった
と思う。

ただ 人の死というものは そういった感情を闇色に染める。
彼の死を悼むことはできると思う。
働き盛りの死、三人の子供を残して・・・
彼を何がそう駆り立てたのか。ある意味他人事ではない。




コメント (2)
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