局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

たまには親バカ日記も書いてみる

2007-07-04 23:11:13 | 家族あれこれ(犬も含めて)
息子が卒業した中高一貫校の特別授業で「進路ガイダンス」とか言うものがあり、どういった理由かわからないけれど、家の息子がそこで現高二生に向けて講演することになった。
当然彼の中高時代の遊び三昧加減、アホさ加減を目の当たりにしている私達夫婦は「やっぱり変わった学校だ」「優秀な他の子に混じって色物扱いで出るんだよね」との認識だった(それを本人に言う我が家って褒めて育てる教育はしてなかった家庭です)

まあとにかく近所に住む元同級生と昨日は打ち合わせと称してオール。今日は朝帰りで 「ちょっくら行ってくらあ」と気軽に出かけて行く後ろ姿に 「あんた 粗相するんじゃないわよ!」と一応心配の声(?)を投げかけた母だったのであります。

今日は絵付けと仕事をこなし、夕方帰ってきたら彼も帰ってきていた。
「ちゃんとできたの?」と聞いたら
「何が? ああ講演か~ ウケたよ。やっぱりあいつらノリいいねえ。校長にも話うまいって褒められた。 俺も楽しかったよ」との事。そして「この資料もらってきた おもしろいから読んでみ」とカバンの中から小冊子を私に放り投げて 「じゃ、ちょっとOOOに行ってくるから、飯食べてくるからいらないよ」と出かけて行った。

その資料中での息子の文章の一部、もちろん彼に内緒だけど載せてしまおうと思う。


☆ ××(その学校)の好きなところ:
私にとって××は、卒業しても色褪せない、黄金の日々を過ごせた場所です。やっぱり最高の仲間達に巡り合える所ではないでしょうか。こんな濃い集団は今後絶対に味わえないと思います

☆ ××生へのメッセージ
高校二年生は確かに文理の選択から始まり、段々と将来を見据えて、的を絞っていく時期なのかもしれません。ただ、××は必要以上にそのような選択を迫ることは無かったと思います。生徒のポテンシャルを尊重し、可能性を最大限広げるのが××流なのでしょう。父兄には放置されているようで不安だとの声が上がっているそうですが、生徒への並ただならぬ信頼があるからこそ、生徒に任せることが出来るのだと思います。
ですから××生の方々はこのような放置に甘んじて好き放題やるのではなく、、卒業するとその偉大さに、学生時代の自身の無礼を恐れるような先生方へ積極的に働きかけ、その人生観を垣間見ることこそ、××らしい進路相談なのではないでしょうか。
どこの大学にいって何を学びたいなんて、塾のバイトに聞けば十分です。もっと広いライフプランを、最高の仲間たちとアツく語り合ってください。そんなこと、今しか出来ません。


放置に甘んじて好き放題やってたのはアンタだろうが!

と一部突っ込みたい箇所もあったが、彼が自分の中高時代を黄金の日々と認識している点、自由を重んじる校風の中から、自分の原点となっている何かを掴んで来たのじゃないかって事がおぼろげながら感じられて、秘かに胸が熱くなった(最近年のせいで涙腺ゆるいのよね)

彼はそれなりに面白かったし、別に小学校の友達とも遊ぶし、通ったこと自体はイヤじゃなかったと言うが 私は地元の小学校の彼の担任の先生の半分がイヤでイヤでイヤでイヤで ほんと~~~~にっ イヤだったので、(私は案外人を恨んだり憎らしく思ったりってないんですが 3,4年担任の 佐O Oは藤です 笑 のハゲだけは人間として最低だと今でも根に持ってます。あまりに思うことがありすぎていまだブログにもまとめられない状態)息子が、今でも尊敬できると言い切れる教師の方々に巡り合ったことはとてもうれしいと改めて思った。

中学入試って言うのも三年間塾通いして、夕飯までお弁当でもたせたり、日曜日にテストを受ける日々もあったけど、今思えばああいう日々があって、彼の先々の人生観を形作られるであろう環境に入っていけた結果になったのは、大変は大変だったけどまあまあ幸福な子育ての一こまだったのかなと感じられる。
もう少しで子育てを卒業する今になって改めて思えば余計・・・
コメント (6)
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