局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

2009年 見始めはヅカ

2009-01-08 21:46:33 | 見る(映画 劇場 美術館など)
もうおととい 1月6日のことである。

今年の舞台鑑賞は宝塚に始まった。

月組による 夢の浮橋 と Apasionado!!

源氏物語千年紀の記念公演 夢の浮橋は 宇治十帖からの脚本である。
身も蓋もなく言ってしまえば、源氏が亡くなった後の 孫にあたる匂宮と 源氏と女三宮の子(実は柏木と女三宮の不義の子)薫 二人の若い公達の 浮船を巡る三角関係の話。



もともと宇治十帖って、あの強烈に魅力的な光源氏亡きあとの話だし、そこまで来ると登場人物も複雑化してきて読み進めながら え~とこれって確か OOと××の子だったよな~ などと確認しながらでないとわかりにくくなるので 私はあまり好んではなかった。
とはいえ、自由奔放なプレイボーイの匂宮と自らの出生の秘密を知っているが故にいわゆる根暗で内省的な薫。その全然性格の違う二人が、女性をめぐって恋のさやあてをする それだけに的を絞ってあれば案外面白いのかな~とも予想して楽しみにしていたのではありますが・・・

昨日の舞台化は いまいちわかりにくかったし、原作にない登場人物や設定も特にそれが必然性のあるものとも思えず はっきり言えば かえって邪魔になっている感じもあり、感情移入はできず つまんない筋立てだと思ってしまった。
しかし 二人の公達役 瀬奈ちゃんと キリヤンはよかったな。動と静が対称的に際立ってた。
それにしても浮船役の方の歌の 猫がにゃーにゃー鳴いてるのかと思わせる発声はいかがなものでしょうかしらん?(ファンの方すみませぬ)
やっぱ娘役トップが不在ってのはさびしいって言えばさびしい。かなみちゃんの美声がなつかしかった。

とはいうものの芝居が終わって不完全燃焼気味の気分が ショーでは満足できた。
ド派手でした。Apasionado!!
最初の小林幸子を思いおこさせる装置も度肝を抜かれて素敵 狙ったなって感じを皮切りに瀬奈ちゃんのスターオーラを嫌ってほど見せてくれました。
かっこいいぞ、瀬奈ちゃん・・・



この日は、舞台友Nと食の伝道師Fさんも一緒だった。私が最近宝塚にはまっているのを見てFさんに一度誘ってと言われていたのでお連れしたのである。

舞台がはねてお茶を飲みに行く日比谷の通りで つい歩きながら アッパショナ~ドと歌ってしまう我々は気分はジェンヌである(専科にしても年いってますがw)
子供の頃以来と言うタカラヅカ見物を果たしたFさんは満足そうであった。
「きれいね~ 豪華ね~ 今の若い子のスタイルの良さってなんなの~~?」
確かに Fさんがよく見に行っていたという40年前くらいとは人種が違うと思わせるほどジェンヌのスタイルの良さは進化してるのであろう。世界は違うが フィギュアスケートの OOみどりと まおちゃんの差を参考にされたい。

「また見たいわ~ Nさんありがとう、局ちゃん また誘ってね♪」
このように 着る物にこだわるおしゃれ好きなオバははまることになってるのだ、宝塚は・・・

実はこの日の夜の部は親友Aがお母様と見る予定になっていたのでAと合流する。
この日はAの初ヅカ体験、これも舞台友Nと私の影響であろう。

その夜 Aより届いたメールには
「理屈抜き奇麗! 別世界との遭遇! おかげさまでじゅーぶん楽しみました。母からもくれぐれも宜しくとのことです。年度かわり4月以降、Nちゃん 局ちゃんが行く時誘ってください。平日でも調整します。」
とあった。バリキャリをも動かす宝塚の魅力(笑)

宝塚熱はインフルエンザのごとく 我がグループに流行の兆しを見せているのよね。










コメント (4)
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