局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

卒業

2010-03-28 20:50:12 | 着る
「ウチの娘、卒業式には袴、謝恩会はドレス着たいらしんだけどさ。何を用意したらいいんかね? あと髪は両方に合うのにしたいんだけどどうすればいいと思う?」

いつも舞台鑑賞の際のチケット手配や無料ご招待、同窓会の万年幹事などで大変お世話になっている舞台友N、その恩返し(笑)のできる数少ないチャンスである。
これならまあワタシの得意分野。お役に立てるであろう。

女学生が袴を着る意義と着付けについてレクチャー文書をまとめてコピーしたものを渡し、かつコレクションがかなりの数になった髪飾り類をいくつか彼女に貸してあげることにした。

幼少時から超優秀な彼女の一人娘Mちゃん。二月に某国家試験を受けて その週の終わりに渡米して国費でハー☆ードで研修。卒業式のために帰国の予定らしい。

「まったく、あんなに勉強ばっかりしてどうするんだろうね? 心配だよ」

世の母親からしてみれば羨ましい悩みである。

「卒業式も謝恩会もママが適当に用意してくれればワタシはどうでもいいからってまるで興味ないんだからさ」
Nも昔から学校の中で目立ってはいたがどっちかと言うと音楽や体育などの色物系で飛びぬけていて、学問の秀才タイプではなかったはず。どこから来たDNAであろう?
「まったくしゃれっ気もオトコっ気もないんだから」いえいえ十分綺麗なお嬢。

そう言えば無事に卒業式は終わったのかな?と思っていたところに昨日メールが来て

「おかげさまで無事終了、コリアンキラキラ髪留めありがとね。ドレスにも使ったよ」とのこと。

「おめでとう~ 写メちょうだい」って返したら

「卒業式後のお召し替えの途中カツサンド食べてる後ろ姿ね(笑)」と写メ着



「おお! なんて美しいうなじと襟足!」と褒めたら

「七五三の時から 襟足は褒められ正面スルー」と返信
しかしこれは親の謙遜、十分に綺麗な才色兼備ムスメである。

「何言ってるのよ。正面からだって綺麗じゃないのさ。しかし後ろ姿の華奢なうなじが色っぽいね~」と再度感心したら

こけしからお褒めいただき光栄の至り」 だそうだ

Mちゃんの髪をまとめている髪留めがワタシの貸した物だけど、黒の土台にシルバーのスワロがびっしりついているもの。髪留め自体にボリュームがありしっかりしたつくりなのでがっつり留まる。
韓国で買ったものだけどこれと同じような型を日本で見つけてもなかなかないのである。

ここのところ袴の卒業生の女の子たちもたくさん見たけど、あのエクステだかなんだか巻き髪をチャラチャラ下げてみたり、思いっきり盛り髪してケバイ花や羽をくっつけてみたりしているのがどうも気に入らないのよね。
卒業式に出るっていう厳かさはそっちのけで コスプレしたキャバ嬢ですか?と内心突っ込んでしまう。

Mちゃんみたいなすっきりとしたまとめ髪の方が若さと知的さが際立つと思うんだけどなあ。年頃のお嬢さんお持ちのお母様方、お嬢は知らないからしょうがないし、イマドキの美容師にまかせるとキャバ仕様になるから ぜひこんな感じでシンプル、すっきりをお薦めいたします。


明日は某国家試験の発表日だそうだ。
Mちゃんも 受けたみんなも受かってますように





コメント (4)
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