局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

ふらんす日記 vol.2

2012-10-09 13:56:56 | 
さて シャルトルで昼食


 

これにスープがついた気がする。いわゆるツアー食だからそんなに期待はしてなかったが、時々美味しいってのがあり、このチキンは皮がぱりぱりして美味しかった。
あとはチーズとパンはどこで食べてもたいていおいしかった。
20代後半の女の子は一人参加で、(一人参加は女性三人だった。女性の好奇心とたくましさは大したもんである)何度かテーブルも一緒になったがスマホで写真を撮って何かしている所を見ると どうもブロガーかFBでもしているのかという感じであった。

食べ終えてロワール地方へ140kmの移動。
運転手さんはアルジェリアからの移民の方らしかったがバスを降りる時など細やかに手を差し伸べておろしてくれる。後ろも振り返らずにさっさと行ってしまうオットにはこういう所を見習ってほしいものである。

ロワール川流域の一帯。フランスの庭と言われたところで、丘や小川など自然の風景の中に時々お城が現れる

  

着いたのはシャンポール城

16世紀初頭にフランス王となったフランソワ一世の元は狩猟用の離宮らしいが、こんなデカいものを別荘として建てたってのがびっくりである。

  


 

城の女主人気分で撮ってみた。

 

次に訪れたのは こんな並木道の奥にあるシュノンソー城。

ここはシャンポール城よりは小さいが、歴代の城主が女性だったらしく、細やかな感じの作りだった。
こちらは建物の中にも入ったが、入ったとたんに良い香りが漂っている。すべて庭で育てられた花々をふんだんに活けてある、その盛り花からの香りであった。


 

この城主は女性だったと書いたが、結構な因縁の物語もあるようである


二番目の城主はアンリ二世の愛人のディアーヌ・ド・ポアチエ 二人が知り合ったのはディアーヌは人妻、それも20歳も年上だったらしい。
しかし、衰えることのない美貌で彼の愛を独占したんですと。

それにしても熟女好きな王様だったんですね、アンリ二世・・・


正妻はこのカトリーヌ・ド・メディシス 愛人より老け顔で意地悪そうに見えるのが気の毒である。



愛人の庭



正妻の庭

大きさも豪華さも愛人の庭の方が勝っていた。

アンリ二世が亡くなったあとはディアーヌを追い出して毎晩のように貴族たちを招待して晩餐会を開いたというから積年の恨みがあったのであろう。


 
台所は城の地下にあったが、光が差し込むような構造になっていた。狩りの獲物をさばいたようなテーブルもあって、やっぱりこの国の人は肉食なんだな~と思わせる施設であった。

この夜はツールの街に泊まる。


コメント (6)
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