局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

ヒーリングアートと追悼番組と

2008-10-12 00:42:27 | 日々の生活
昨日(といっても10月10日)だからもうおとといですね。

ご近所で犬散歩仲間でもある友人の個展へ。

油もやっているけど、今回はパステル画である。

彼女によるとヒーリングアートと位置づけている見ていて気持ちの良い絵。



家庭的な雰囲気の喫茶店の壁を使った小さな個展。
でも彼女のイメージが素直にあらわれたいい絵だと思った。



画家自身もとても素敵なマダムです。



この店のケーキはホームメイドっぽい素朴な味で、大きなマグカップにたっぷりとしたお茶やコーヒーと一緒にが供されていい感じだった。
開放的なのにおちつける空間。
また行ってみたい。

夜に 緒形拳の追悼企画 NHKでやっていたドラマ 「帽子」を見た。
やっぱりうまいな~ だけどこの役者さんはもうこの世にいないんだな~と思うと改めて切ない。
その後の家族や関係した人たちが出演した追悼番組をみて また改めて彼が誰からも尊敬され、かつ愛されていた様子を知った。
あれだけの売れっ子の俳優さんで女性にもさぞもてただろうけど家庭を愛して維持していたというのも人柄と美意識なのだろうか・・・ それも好ましいと思った。

今までの共演者たちも本当に彼の死を悼んでいるのが感じられた。
中でも 風林火山で共演したガクトの映像 作り物みたいな顔から一筋の涙がこぼれて 「こんなところに甘えられる人がいたっていうのが嬉しかった」というのにやられてしまった。

「帽子」で見た呉の風景にひかれて行きたくなったのだが あ~ら私、もうすぐあちら方面に行くんじゃないのと思いだした。
これはどこかから引かれているんだな と 思い、多分もうじき呉も訪れることになりそうである。
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のりまきパーティー

2008-10-10 21:20:55 | 日々の生活
昨日のランチである。

食の伝道師Fさんはとても社交的だ。
それが日本だけでなく国際的なのもびっくりする。先月はタイ人の知り合いの女の子の結婚式に招かれてタイに行き 今月はお嬢さんの学友だった韓国人の知り合いにソウルを案内してもらったらしい。
しかも それが美味探究つきである。私もハワイでお世話になったのはこういったFさんの社交性と美味探究の成果であると思う。

で、昨日は韓国人で日本人男性と結婚して出産されたKさんをFさん宅に招いて Kさんから韓国のりまきをレクチャーしてもらい同時にFさんの手料理を堪能する会という魅力的な会に招いていただいた。



食卓は10人分の座席 新婚のタイ人のCさんも友達と一緒に参加。Kさんの5か月の赤ちゃんも参加。国際色豊かでかつ年代も5か月から70代(地唄舞のお師匠さん)までとバラエティに富んだ席で面白かった。



日本のすしの合わせ酢じゃなくて ご飯に塩と酢とゴマ油をかけてすし飯にする。



韓国のり(ゴマ油の塗ってないの)を巻き簾にひろげご飯をこのくらい盛って



まず中央に 牛そぼろ(牛ひきを塩コショウとしょうゆと酒で味付けして炒りあげたもの)をのせて 具(この日は 韓国ソーセージ 長いかにかまぼこ うす焼き卵 タクアン きゅうり)をのせる

  

できあがりに手のひらにごま油を塗って軽く握っておく。
日本の巻きずしは甘い具(干ぴょうとかデンブとか)が入るが これは甘味があまりないので酒のつまみにもなりそうな巻きずしである。
これはこれでおいしい。二本巻いて持ち帰ったのは夫にも好評であった。



その他 薬膳だという冬瓜と鶏肉の中華スープ 春菊のゴマよごし 昆布と水菜のサラダ 角煮 豆腐のお好み焼き風 など Fさんの手料理がテーブルせましとならぶ。

ホントに何をいただいてもおいしい。

昼からワインまでいただいて これは別腹だから食べなさいよなんてお持たせのデザートも食べて

 アンテノールのマロンロール

これ以上は入らないと食べた後に 「これは絶対おいしいから 局ちゃん食べないと損よ」と出てきたのは

 都立大学「ちもと」の八雲もち

これだけ食べた後も、みなさん おいしいわね~ と言いながら涼しい顔で召し上がっていう。

ここまで言われたら食べないわけにはいかない。わらびもちのような柔らかさのかすかに黒糖風味でくるみの食感がマッチするホントおいしい和菓子だった。

しかし食べ終わった時、Fさん邸に来た時には余裕があったスカートがお腹に食い込んでいた。いったいどんだけ食べたのだろう・・・ 

女がデブになるのは家族の影響でなくて友達の影響であると言うのは真実である。
今日集まったオバ連では 私がデブでない最後の砦と言われているが 陥落も近そうで怖い。
しかしおいしい物をいただくのは確かに幸せの一つだと思ったわ。 






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怒涛の日々が続く

2008-10-09 09:43:47 | 日々の生活
怒涛の日程をこなす週と前に書いたけど確かに忙しくてパソコン前に座る時間がありませぬ。

昨日は小~高までの友人の日舞の会に

国立だったのでまず一緒に行く友人たちと半蔵門でランチする。

 中がうかがえない重い木の扉をあけると親しげな空間が広がっておいしいイタリアンが供される。 エOオロカンダ(Oはリです)

 前菜のサーモンのクリームパスタ
  イベリコ豚のロースト

 デザート

ここは あ~おいしかった◎だった。

その後劇場へ



演目はうOぼ猿(つはOです)

大名にかわいがっている猿の皮を所望されて悲しみ、結局許されて歓喜する 女猿ひきを演ずる友人。
狂言のようなせりふもあり、踊りとともにその情感にあふれていていつもながら引き付けられた。
また中高の丸顔が舞台化粧に映えて とてもかわいくて母性的な魅力が出ていて美しかった。
小学校の頃から演劇の道を目指していた友人。大学でも演劇を専攻してこの道に入ったわけだけどせりふ回しも発声もさすがだった。
普段は一緒に飲んでバカ話をしている友人がいざとなるとピシッと決めて別の顔を見せてくれるのはとても楽しい。

いい目の保養をさせてもらった。

その後 時間が微妙に余ったので皮膚科に寄ってビタミン剤だけ処方してもらい、Nちゃんの設計事務所に寄ってメール代わりに11月の予定を聞いてAとのスケジュールをあわせてコーヒーをごちそうになり 夜の部へ

今度は違う友人と上原の割烹居酒屋笹Oで軽くごちそうになる。

帰宅10時。犬が恨めしそうにお出迎えしてくれたので罪滅ぼしに深夜のお散歩。

今日はFさん宅で韓国人の主婦の方から韓国巻きずしのレクチャーを受けてから仕事へ と また犬に恨まれそうなスケジュールですが、誘われるうちが花ってことで今日も都内を駆け抜ける予定であります 






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ショック

2008-10-07 10:00:58 | 様々な思い
朝一のニュースで緒形拳さんの訃報を知った。

サインしてくださった本が形見のお宝になってしまった。

舞台であの笑顔をもう一度見たかったのに・・・
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「おくり人」では色々考えさせられた

2008-10-06 17:36:00 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日夫と見てきた映画 「おくり人」

色々なところで紹介されているが、期待以上に私にとっては面白かった。

チェリストとして所属していた交響楽団がつぶれて、借金で買った楽器を処分して亡き母が残してくれた故郷山形の家に帰る主人公(モックン)。それに文句も言わずついてくる妻(広末)
故郷で職を探していた時 目についた広告の「旅のお手伝い」と言う文句につられてNKマネージメントという会社に採用される。旅行代理店と思って就職したそこは、遺体を棺桶に収める 納棺師を請け負う仕事だった。
その社長(山崎努)と一緒に最初は嫌々務めていた主人公が様々な人の死とそれにまつわる家族に出会いながら 納棺という仕事の意義深さに目覚めていく様子。
それに その仕事を賤しいものと見る妻や友人との葛藤や 幼いころに主人公と母親を捨てて行った父親への 複雑な想いも織り込んである。

モックンが司る 納棺の儀式を見て 私は
「似ている・・・・ 何かに似ている」とずっと思っていた。
終りの方で
「そうだ これは茶道のお手前だ」と思いあたった。

ご遺体の顔を整え、汚れを清め、手際よく着替えさせる。美しく死に化粧を施す。遺族にも清拭してもらってからお棺の蓋を載せるまで。

茶道の お道具拝見から 所作の定まった袱紗さばき、お茶をたてて客にふるまい、またそれを片付けて終わらせる。
その一連の流れになんと似ていることか。

静謐な中にも客に見せるための見せ場もあるし、完成された様式美も備えながら、きちんと合理的な目的に合致した動き。
モックンの身体全体の動きは 茶人のそれによく似ていた。無駄がなく上品で静謐だった。


言うまでもなく 死というのは誰にでも訪れる人生最後のイベントである。
それを通りいっぺんに機械的に淡々とすませるか、このように厳かな敬意をもったセレモニーにするか、自分のことはどうでもいいが、少なくとも父母や家族の死に立ち会わなくてはならなくなったら(あまり考えたくはないが)もちろん後者のようなセレモニーにしてあげたいと心から思った。

このように映画で扱っているのが主に人の死であるが、ところどころにちりばめてある抑制の効いたユーモアには笑わせてもらえた。
ストーリーも最後の石文のエピソードは 「作りすぎだろ」と内心つっこんだが、個々のエピソードもなるほどな~と興味深く味わえて130分という長さにも飽きることはなかった。

あと配役だけど モックンってホントに上手な役者さんになったんですね~ 一つ一つの所作が上品で押しつけがましくないのに存在が際立つ。ごく自然に役に沿った自分を作り出すっていうのがとても好ましい。同じジャニーズでもどんな役やっても同じってのもいるもんね。
MKマネージメント社長役の山崎努の存在感もよかったな~
妻役の広末も 表情はよかった。個人的にあの発声は嫌いですが。

あと、物語の背景である山形。
ここは数年前から夫が出張で年5,6回は行くところである。私も3度ほど行ったかな。
この自然、この通りなんですよ。鮭の上る川も 稲刈りの終わった田んぼに降りてくる白鳥も見た。
夫はもっと山形フリークなので これは日和山公園、これは山居倉庫と場所が特定できたようだ。
あの独特な山形弁と旅行者にひたすら親切な山形の人々。この映画を見て思い出されてまた行きたくなった。
食事もおいしいんだよね。米沢牛 日本海の魚。米と野菜、蔵元でできたての新酒も飲ませてもらったっけな~
山崎努とモックンがが焼いたフグの白子をすごくおいしそうに食べる場面で酒田の鮨屋こO勢(Oはいです)で食べたことを思い出した。

ホントまた行きたいな~ 結局私って食い気かいな・・・





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夫と過ごす日曜日

2008-10-05 22:18:39 | 日々の生活
今日は子供たちは二人とも出かけ 夫も珍しく一日中ヒマと言う日だったのでしばらくぶりに一緒に映画に行くことにした。

昨日から封切りの 「容疑者Xの献身」にするか 私が前から見たいと思っていた 「おくり人」にするかさんざん迷ったが 容疑者Xはまだ見るチャンスがあるだろうと言うことで 「おくり人」にした。

感動した。今年一番よかった映画だった。(私には)
ゆっくり明日感想は書こうと思いますが。

帰り道なんとなくまっすぐ帰るには忍びない気分だったので 普段ブラブラできない歌舞伎町に足を踏み入れる。



ディープな街ですね・・・
どうしてホストってのは同じような髪型と服装で同じキメ顔なのだろうか不思議。
私はこういう方たちに貢ぐことは絶対にないだろうと思う。

サムギョプサル肴にチャミソルでも一杯飲んでいこうと思ったが お目当ての店は6時ころにもかかわらず人がたくさん並んでいた。待つのが嫌いな夫は当然キャンセル。
ねぎOで牛タンでも食べようかとも思ったが通りすがりに この店にひっかかってしまった。



ホルモン焼きの専門店である。女同士じゃ絶対行かないし、人もたくさん入っていて肉の焼けるおいしそうな匂いがしたので入ってみた。
ホルモン三種セットとトントロと野菜焼きを頼み 生ビールを一杯ずつ飲んだ。
30分後 やっぱりねOしで牛舌定食でも食べたほうがおいしかったよね との結論に達しさっさと切り上げて家で飲みなおす。



どっちかと言うとワインに合いそうなつまみしかなかったけど いただきものの麦焼酎 「壱岐」を飲む。これもおいしいね。壱岐の島って麦焼酎の発祥の地らしいですね。

やっぱり 内飯が一番だよ と 夫。
それもそうかもしれないけど 三食内飯はめんどくさいのよね、主婦にとってはさ。
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母友ランチ

2008-10-04 16:28:48 | 食べる
今日も朝から引きこもり の予定で、洗濯掃除をすませてマグカップに絵付けしていたらメール着。

息子の幼稚園からの母友である。
先日友人の誕生日プレゼントを買った際に私が立て替えていたのでそのお金を返したいという。
彼女は隣の駅の内科医院の受付と医療事務をしていて、仕事終了が1時、隣の駅に新しくできたフレンチレストランでランチしない? とのお誘い。
お金を返してもらいにいって、またお金を使ってくるのもいかがなものか? であるが 一応沿線のランチスポットはチェックしておきたいので出かけることにした。
ハハハ ナナママさん 引きこもり続きませんでした、案の定 

    

魚か肉かをチョイスして、これにコーヒーがつくランチ。

私は鶏胸肉の自家製ソーセージ キノコのクリームソースってのにした。胸肉なのでさっぱりしすぎて(健康的にパサついていたw)だけどクリームソースはおいしかった。一瞬トリュフだと思った黒いキノコがトランペットというきのこだそうだ。食感はトリュフに似ていてソースは美味。それをつけて食べたパンも美味(このメニューの中でパンが一番おいしかったw。それも大事だと思うけどね)
量もほどほど(私にはちょうどよかったが大の男だったら足りないだろう)でデザートもまあまあで値段設定はリーズナブルなので これから近場のランチとして押さえておこうと思った。

彼女に会うのは久しぶり。
一人息子は家の息子と幼稚園と小学校は一緒だった。中高は違う私立男子校に行って一浪したがT大の経済に在学中の優秀おぼっちゃまである。家の息子と違って 堅実でまじめで努力家、しかし絶対に冒険しない 道をはずさないタイプの子である。
息子は「あいつはデキル奴だ」と尊重しながらも マザコン王子と秘かに呼んでいる。
そういえば彼は去年の今頃の就職活動で せっせと外資を受けてたっけ。

「Oちゃん 結局日本企業に決めてよかったね」
「そうなのよ、今となってはね。 ここだけの話 リーOンもモルOンも4次だか最終面接だかで落ちたのよ」
「そうなんだ~ 家は(局家)外資も受けてみれば~ なんて無責任に炊きつけたら 俺は国粋主義者だって偉そうに言って受けなかったんだよね~」
「×クン、先見の明があったんじゃないの 家は落とされたからだけどさ」
「よっく言うわよ お宅こそ超優良企業に内定してるやん」
しっかし 一瞬先は何が起こるかわかんないね~ って言うのが結論であった。

彼女の息子は有名コンサルに内定している。T大生でもなかなか入れないところらしい。
就職するとなかなか家族旅行もできないからってあさってから家族三人で休みをとったご主人とともに北海道旅行するらしい。
大学生の息子が嬉々として家族旅行についてくるって仲いいねえって言ったら
「だって あの子って他に旅行に一緒に行く子がいないのよ。彼女居ない歴が23年でしょ? これはこれで心配じゃない? この先も忙しそうだから作ってる暇もなさそうだし・・・ ×クン(局息子)っていいわねえ ちゃんと彼女がいるんでしょ。 どうやったらできるのかしら?」

って そこまで心配しなくてもいいと思うけどなあ・・・ 

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嵐の前の

2008-10-02 23:22:35 | 読む
今週は予定していた行事や約束がことごとくキャンセルとなって比較的時間があいた週である。
おかげでチャイナペイントなど再来週分も受講してしまった。
仕事も毎日行ってしまった(月後半さぼろうと思って)

近所の区民センターの図書コーナーに何年振りかでいってしまった。
子供の本や自分の本を借りに 5年ほど前にはよく利用していたが、区長が代ってから急にケチになって新刊本が入りにくくなったので足が遠のいてしまっていたのである。
案の定5年ぶりの棚は見覚えのある本が大半だったが、中には読みたいと思いつつ読んでないのもあったので借りてみた。



東野圭吾 三冊。 「赤い指」「殺人の門」「たぶん最後の御挨拶」
さらっと読めるし、そう繰り返して読もうとは思わないので図書館で借りる向きの本だと思う(失礼な感想ですね)
ドラマにもなったガリレオなんかは典型的だけど、理系の人が書いてるな~ って感じの論理的で情緒に走らないのも気に入っている。

借りた中にはエッセイが一冊 それが 「たぶん最後の御挨拶」である。
江戸川乱歩賞をとって仕事をやめて上京しての作家生活。書いても売れなかった時代と売れ出して作品が映画やドラマになりはじめた最近までの話と、自著の解説など。

それによると 彼はエッセイを書くのは嫌いなんですと。
彼の大学生活を書いた 「あの頃ぼくらはアホでした」なんて面白かったけどね。
大阪人らしい 自分をネタにして笑いをとる精神があふれてて イケ面なのにナルシストっぽくないおもろい作家としての印象が残ったのだけど。
そして これだけ素人がブログを書いてる時代、自分がエッセイを書く意義と言うのはどこにあるのか? 自分の表現手段は今後小説だけにするということも書いておられた。

確かに 作家(それも大御所)であるってだけで 代表的週刊誌なんかに何十年とダラダラエッセイ書いてる作家もいるけど、読んでて これが何?何を伝えたいのかい?と思う回もありますもんね。
こうやって エッセイ書かないぞ宣言っていうのも潔いもんだわね と思った。

ソファに寝転がって犬なんかはべらせながらさらっと読める本のページをめくるのも秋の夜って感じでいい時間である。

本来、私って引きこもりもできるキャラなんですよね(みんな信じてくれないけどぉ)
しかし、来週から 今週のキャンセルの振り替えと本々入っている予定がせめぎあって怒涛の日程となりそうである。
ちょっと西の方面にも旅するしさ♪

こうやって今年も暮れて行くんだろうな・・・
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ハロウィンよりは

2008-10-01 23:08:59 | 記憶の箱
買いたいものがあって LOFTに寄ったらハロウィーンのグッズの花盛りだった。



訪れた人に衣装を着せて記念撮影なんて行事もしていた。子供づれの若いママが嬉しそうに魔女の衣装や かぼちゃの冠をつけた子供を写してもらっていた。
私もコスプレは好きだが、この行事に関しては冷ややかである。
どうも ケルト人の民間伝承から起こったものがキリスト教と結びついて収穫を祈ったり魔除けの祭りとして定着したものらしいが、言ってしまえば異教の迷信からの行事が商魂と結びついて 無理やり日本の商店で騒いでいるものってだけじゃないかと思うからである。

ここ10年くらいじゃないだろうか ハロウィン ハロウィンって騒ぐようになったのは・・・
なぁにが trick or treatだよ、ああ気恥ずかしい。

昔のことだが、ちょうどこのくらいの季節、生糸、織物関係の商売をしていた私の実家ではえびす講ってものをしていた。
商売繁盛の神であるえびす様に対しての行事だったと思うけど、神棚を清めて大きな鯛のおかしらつき 刺身の大皿、色々な果物をお盆に山盛りし、釜いっぱいのお赤飯をたいて御膳に山盛りしたものなどを供えた。
そして 祖父が売り手となって 家族や会社の役員が お供えを下げたものを景気よく買うふりをする と言った行事だった。

かなり昔のことなので詳細は覚えていないが、家長の祖父がそろばん(祖父のは五つ玉だったw)をかざして 売り手と買い手がやりあい、何百万、何千万から何億なんて単位が出てきて 子供心にウチってこんなにお金があるのかなあなどと思っていたw。

その当時でさえ 家庭でこの行事をやっている家っていうのは周りで見られなかったし現在じゃ廃れてそうだなと思う。こんなこと行事を家庭でやっていた記憶がある方 あるいは今もやっている方っているのだろうか?

私の実家は古い商家特有の行事をかなり真面目にこなしていたように思う。
それで四季の移り変わりを感じたりしたものだった、そのたび普段の家事に加えてお赤飯をたいたり、客の御膳も整えたりした祖母や母は大変だっただろうなとも思う。
振り返ってみれば私は全然そういう準備にはかかわらなかったが、実家のお赤飯も鯛の潮汁もおいしかったな~と懐かしい。

で、ハロウィンなんかやるより、どうせ 民間伝承なら外国のマネじゃなくて日本古来の行事を伝承させればいいのにな~と思うのである。
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