月、水鏡に空満つるなら
こんばんわ、一週間が終わりましたね。
写真は一昨日の17時過ぎ@神奈川、まだ青さ残る空に白い月です。
夜の輝きまとう前の月は発光が淡くて、どこか幻影のようでもあり惹かれるなあと。
昨日は全部で3作ほどUPしました、1本は去年の改訂版ですが。
連載中の小説とはカラーの違う短編になりますが、ああ謂うのも書いてみました。
違う話とは言え作中のふたりは、ちょっと宮田と湯原っぽいなあと後で思いました。笑
今夜UPした本篇は、ふたり中心の物語でした。
ああいう幸せな日常シーンは個人的に好きです、でも今のターンでは少ないですね。
これからもっと少なくなると思われます、その先にはこういうシーンが「日常」として描けたらいいなあと。
連載中の小説を読んで下さる方、どんな結末や展開を想像されていますか?
自作小説感動の最終回ブログトーナメント
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これに今、決勝戦まで残らせていただきました。
最初の警察学校篇のラストターン「樹翳、明けの風― another,side story」で参加しています。
今回のトーナメント出品に際して表紙イラストを張り直し&すこし校正してあります。
良かったらまた読んでみてくださいね、そして1票頂けたらば光栄です。
この「樹翳、明けの風」は湯原と湯原母の「いつものベンチ」での対話シーン、母子の愛情と約束が織りなす物語です。
女性特有の強かな美しさ、少年が青年へ成長する最初の痛み、家族と個、親子の愛情と恋愛のメビウスリンク。
そうした点を描いた本作の象徴的ターンですが、この物語は全作の中でも個人的に好きです。
今のところ、同じく第9話の「黎明」が好きと言う方が多いですね。
あの物語は宮田が湯原に告白して、この物語の基点になるシーン。
いろいろ考えながら書いた所でした。
自分は第40話「冷厳」「冷厳K2」「凛厳」と、第42話「雪陵」も好きです。
第40話は山に生きる厳しさと、それを支える人の物語です。
遭難という壁を越える宮田の強さと、宮田の母という壁に向き合う湯原の強さ。
ふたり其々の厳しい壁を越えていく姿勢と、それを支える周囲が織りなすドラマのターンです。
そしてこのターンは、国村の抱える「人間の有限」への恐怖という、第42話に繋がる伏線が張られています。
第42話「雪陵」は国村が自分の中の「人間」に向合い超える、それを宮田が支えていく。
ふたりの絆がアンザイレンパートナーとして男として、より強固になる基点のシーンです。
厳しい現場で救助に生きる2人、その片割れである国村の最大の弱点が露呈して成長が始まっていく。
このあと宮田・湯原・国村・美代の関係にも変化が起きだす、そういうターニングポイント的なターンでした。
皆さんはどの話が好きですか?良かったらお気軽にコメントorメッセージ下さい。