『鳴くセミも亡きセミもあり山の道』
『カナカナと聞こゆ夕暮れ父母の影』
『クマゼミで明けてヒグラシ店じまい』
『音暦過ぎて久しい春のセミ』
ハルゼミの声を聴いたのはつい昨日のようだ。
ミンミンゼミが鳴き、ツクツクボウシも鳴き
ようやく来た盛夏も既に立秋は過ぎた。
そろそろヒグラシの音暦が聞けるだろう。
暗くなればコオロギが歌う。
クツワムシには閉口するが、アオマツムシが鳴かないだけ夜は新涼満喫だ。
虫の世界では秋の音暦に変わりつつある。