林床に厚く堆積した松葉掻きを行う。松の大木が消え、松葉が落ちなくなり日照も回復するから、草本の発芽を促すためである。
松林で日射が届くところでも、松葉の堆積が厚い所は他の植物は生育困難だ。松葉掻きも熊手では非力で、造林鎌で掻き取らねばならなかった。押し固まっている事も理由の一因だけれど、葛のランナーが縦横に走っていて、熊手では用をなさなかった。
造林鎌で松葉を掻き寄せつつ、葛や藤蔓などを切断して作業がようやく形になった。
孫抱くに足元見つつ指差呼称
寄らば爺甘き爺へと目指す孫
若菜野で孫とタンポポ愛で帰り
孫帰る出家気分の今朝の空
風通る如何ともなし胸の穴