トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

底泥にジョレン捕られて腕冷える・・・

2023-12-15 | 小人閑居して憮然

 上の池の北岸へ丸太を据え足場と泥上げ場を設えて、仕上げに泥土を浚渫しつつ窪みを埋める作業中にジョレンの先端が泥中で外れてしまった。これでは浚渫作業が行えない。とにかく先端部の金具を回収せねばと残った長柄を濁り水の中へ突き刺し突き刺し、あたかも雪崩に巻き込まれた遭難者の捜索のようにしばらく行動したけれど全くヒットはしなかったのだった。手探りで探そうにも既に師走で最低気温4,3℃を記録した日では腕まくりして水中に手を入れても長続きしないし長靴が没しない範囲だけなので面積は知れたものだった。こんな日に限ってタオルを持ってこなかったから上着やズボンで腕の水分を拭き取る羽目になるし結局は探索は断念したのだった。

 翌日に鳶口を用意し腕一杯伸ばし鳶口を水中に投げ引っ搔いて所在確認をする事で漸くヒットしたのだった。しかし見えない泥中の金具を鳶口で掻き寄せるのも須田紋太君の出番よろしくであったけれど柄が木部の為膨張していて装着できず、結局は翌日へ持ち越しせざるを得なかった。翌日、装着しようとしたけれど一晩で乾燥し収縮するはずもなくナイフで面取りをしてから打ち込み楔を更に打ち込んで固定した。

 丸太曳きから開始して土堀り、据え付け、杭打ち、泥上げと一連の作業を終えたけれど労働強度の割には腰痛が発生せず、その点では祝着至極であったものの肩凝り様の痛みが続いて布団の中が辛い。湿布を貼ると軽減するのだが連日だと皮膚が赤くなるし休肝日ならぬ休判日が必要なのだった。磁石粒を湿布判の代わりに貼っていたら胸部X-P健診の際、指摘されてしまった。まあ、肺の範囲に掛からなかったので許容範囲だったのだが肩凝り終われば磁石は忘れるし桶屋は風が吹いても吹かなくても斜陽だ。そう、左様である。