トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

和綴じ製本の品質

2025-01-18 | 今日は真面目に

 枚数の多い書類を綴じるのにパンチ穴を開ければ何種類かの留め具を使えるけれど単なる書類綴りでも無い我が人生の最高傑作「確認生物種による生物多様性の現状報告」書は生物生産緑地での取り組みをまとめ、また県内東西の横綱フイールドとも比較してみた爺我自賛のドン・キホーテ的産物なのだ。別の表現をすれば「自然生態修復活動」でもあり「自然誘致手法」の我田引水的作業でもある訳で、印刷部数はたかだか手足の指の数にも達しないものの製本の質には拘ってみた。

 今までに行った和綴じは「単純に糸だけで綴じる」から「綴じる側の角を和紙で補強する」の二種類だった。しかし昨年末、後者の製本を行った際に表紙ともども和紙で補強してしまい「見た目」が無残になってしまった。これはまさしく「しまった!…」の典型ともいえる。間違いを犯さず質の良い製本を行う方法はあるはずなので肩と腕の疼きで眠られぬ深夜、モミモミグリグリしつつ深夜放送を聞きつつまどろみながら寝入るのを待っていた折りに「ビビビッ」と救いの耄碌が降臨したのである。

 反故紙の裏側をメモ用紙代わりに使うためにボンドでメモ帳もどきを製本していたのだが「それを使えば良い!」と回路が通じたのだった。まあ、通じたのかショートしたのかはこの歳になれば五十歩百歩であって「結果良ければそれで良い」のである。早速、抑えの板2枚を用意し綴る用紙の端を束ね揃え固定した。ここに筆でボンドを塗り付け乾燥すればまずは第一段階はOKである。筆は絵筆の平筆の先端部を切り取り、敢て腰を強くして使う。これにより用紙一枚一枚の凹凸にしっかりと接着材が行きわたるはずだ。実際には夕食前にボンドを塗り付け夕食後に穴開け和綴じと作業は早く、また出来上がりもしっかりとして見た目も綺麗に仕上がったのである。

 圧着し接着剤塗付 ➡  塗付後の乾燥 ➡  しっかり綺麗な仕上がり、執着至極である

 これで脅迫工作症もひとまず収束したけれど腕と肩に生まれる「眠るな!眠るな!」の脅迫疼き症は改善の兆しはなく春までかかるのだろう。フイールドでは皆、静かに冬眠しつつ春を待っているにも関わらずおいら孤爺は夜中に目覚め、グリグリモミモミせざるを得なく、睡眠の質が低下して「睡眠、暁を覚えず」どころではない深夜放送のリスナーになってしもうた・・・。で揉んで、いいえでもんで懐かしい歌謡曲や面白いインタビューについついつられ覚醒してしまうし、生活の質さえ落ちかねない状況がある。でもさて、この貴重な成果品は老々介護に邁進している級友に贈る。気分転換になってくれれば嬉しいし呆れ果てられれば不徳の致すところ…である。