トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

流木ダムの排水路

2025-01-17 | 今日は真面目に

 災の河原で取水堰を掘り出そうと四苦八苦してみたものの成果が見えるはずもなく四日目にして気分転換作業に変更した。掘って掘ってまた掘っての地堀り労働者も「飽きが来た来た飽きが来たーさのよいよい」ともなるのである。取水堰より100mほど上流の支流合流部に流木ダムが出来て砂礫堆積が3mほどになっている。貯水とはことなるから決壊で下流部は大きな被害とはならないものの更なる砂礫堆積で取水堰が地下深くになるのは御免被りたい。現状だと自然堤防となっているヒノキ林内に増水流が流れ込めば取水堰付近を直撃する位置関係なので、流路の制御は外せない。

 まずは流木ダム上部大量に堆積した砂礫の河床に誘導路となる排水路を整えた。現状、出水時に排水されている狭い流路の流木などを切断しながら排除する。幸いにも大人一人は楽に通れる切通し状の排水路を作る事が出来た。これで通常降水量なら排水可能なのだが昨今の集中豪雨を考慮するとオーバーフロー部も用意しておかないと林内に溢流されかねない。整えた排水路の横が元の流路なのだが大木3本が重なり合ってこれを排除するには大手間作業になる。

 右岸に排水路を整備する ➡  流路面を整えたが写真では判り難い

 そこでつらつら考えて重なり合った直径40cm以上もある流木は後回しにし、灌木や根っ子の残渣物を取り払って整理すればなんとかオーバーフロー部になりそうだった。幸いにも上部の砂礫の河床より水平面が低いのである。もともとの流路だったこの位置でオーバーフローさせておけば下流部の河床流路は安定する。整えた排水路底幅はチェーンソーの長さ程度だけれどとりあえずは役に立つだろう。広げたくても両横に大木が立っているのでどうにもならない。とは言えこの日の作業はここまで。肩と腕の痛みを無視してバリバリ作業をするような歳ではないので「今日の日はさようなら、また来る明日・・・」てなもんや三度笠。


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