トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

流木ダムのオーバーフロー部

2025-01-19 | 今日は真面目に

 最低気温は3℃台で前日・前々日の氷点下に比べれば温かいと言えるがどんよりとした曇り空で日差しが無いからフイールドには行かないと決めてビデオを見始めたのだが9時頃には薄日が射して来た。それで気が変わり流木ダムのオーバーフロー部を整えるために出かけたのだった。現地作業する河原の温度は7℃で可能なら二桁台が欲しいけれど欲張ってもしょうもない。とにもかくにも流木ダム周りの整備を済ませて置かないと取水部に更なる災いが重なる事になる。

 前回は通常雨量での排水路を整えたもののいかにせん幅が狭すぎる。断面底辺がチェーンソーの長さ程度では100mmを越える雨量では通しきれないだろう。ゆえにオーバーフロー部を用意しておかないと溢れた水流が林内突破で新たな流路を形成してしまうと取水堰を横方向から直撃する水流となる。河床の安定化のためにも従来の合流部で流したいのだった。そのための整備は積み上がり絡まり合った流木ダム上部を滑らかにしオーバーフロー部を用意しておくに尽きる。そのための作業はチェーンソーだけで済むのだが、何せ足場が悪い。足場が小さいうえに大きな窪みはあるし落とし穴に近い空洞もある現場である。ヒョイヒョイと身軽に動けなくなったご老体では足拵えをしっかりしただけでは不十分で、出掛ける前に足三里にお灸を据え神経系と筋肉系を賦活しておかねばならない。

 枝、幹、根っ子など絡み合った部分を少しづつ切断し排除しながらようやく流木ダム上部と前面を処理出来た。一番上に横たわっている大木は水平ではなくやや右岸寄りに傾斜しているので水流全体の方向を右岸寄りに向かわせる作用があるしこの流木を切断して流路を開くと上流部の堆積砂礫を排出する事になってしまうから残す事にした。この状態で10年は保てるだろうから、倒木が崩壊する頃には小生の活動も出来なくなっている公算が強い。まあ、とりあえずこの流木ダムの整備はこれで決着とする。次回からは先の見えない災の河原の砂金掘り、いいえ砂礫掘りに精を出さねばならん。


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