トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二八ソバ粉でドライフルーツ入りビスコッテイ

2024-11-24 | 何よりの楽しみ

 今期最低気温の日は雨模様だ。当然、自宅謹慎・軟禁状態やむなしでさーて就寝時間まで長ーい一日になる。ソーイングは始末が一段落で「森の市」に出品する玩具でも準備するかとホームセンターの開店時間に合わせてヒノキ板を買ってきて製図したのは良いけれど室内でジグソーや木工旋盤を使う訳にもいかない。時折は雨が止む状況だったのだが外気温12℃前後ではおいそれと縁台作業もしたくはないし結局、午前は板材に部材の製図を済ませてお終い。午後は久しぶりにビスコッテイを作る事にしたのだった。

 と言うのもお茶菓子が全く無いのである。スーパーの棚を眺めてもこれと言って食べたいお菓子も無くて何時も買いそびれてしまっていたのだ。この日は暇つぶしに新機軸に挑戦した。そば粉でビスコッテイを作る事にしたのだが「そば粉100%」だとつながるかどうか分からず薄力粉を混ぜてみた。実際には卵を三個使うのでボロボロにはならないと思っても経験値を欠く。材料を混ぜ合わせた段階で水分が不足して固すぎた。原因は明白で「レシピは薄力粉80gに卵三個」なのを「二八そば粉100g」に卵三個だから当然だったのだ。結局、味醂を入れヨーグルトを入れ賞味期限が過ぎた青きな粉も投入して生地が出来上がったのだった。まあ、孤爺だけが食するお菓子なのだから何を入れようと文句はない。この逸脱感が食べたいより優っている様にも思えるので、やはり異人変人奇人老人の類いなのであった。

 大和男なので賞賛は恥であり程々にして後は焼くだけであって1回目と2回目は順調に終わる。量がレシピより多いので焼き時間を増やす事になるのだが理屈は無くて山カンで済ました。1回目は芯まで火が通っていたし2回目もカリカリにはならなかったものの十分な出来上がりで、これで漸く数日間はお茶菓子が食える事になった。さて、肝心のお味なのだが行き当たりばったり、だったにもかかわらず出来上がりまったりで、行き倒ればったりにもならず、なんとも小生孤爺の腕が上がった事よと独り悦に入ったのだった。まあ、難を言えばそば粉が主原料なので色合いが悪い。「焼き上げてきつね色」美味しそう、とにはちょっと遠かったものの満足で執着至極だったわい。

 二回焼きのレシピなのでそば粉の風味が飛んでしまったように思えて残念な気持ちもあるけれどそば粉は残っているからまた作ろうか、それとも蕎麦掻で風味を堪能しようかと浮気の虫の欲望は果てる事が無い。


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