トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ようやく一カ所の樹列伐採!

2021-02-19 | 今日は真面目に
 マキ60年生の樹列、樹冠至近際どい位置に高圧送電線があって一筋縄ではいかなかった。伐採方向の樹木を処理し樹列のマキも端から片付ける訳にもいかない繁りぶりで、安全に伐倒できる樹からその都度確かめつつ伐採して、ようやくその1列が消えたのだ。一番南端の樹列だった事もあり一挙に作業地が明るくなった。それでもまだ伐採しなければならない樹列は二つあって、合計10本ほどを伐倒することになる。
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 この日は道具類の搬入前にニホンアカガエルの産卵を確認して植生保護のためのロープ柵を設えてきたから開始が遅くなってしまったので残りの樹列伐採までは至らなかった。日を改めて牽引器などを運び込まねばならないので難儀になると言えばそうなのだが、産卵区域の保護の方が優先事項だったからやむを得ない。予定外の事は多々発生するし、ある意味どう対処すべきかの思案と実業は工夫と楽しみでもあるのだ。

 元職の頃とは全く異なる作業の日々であるけれど、毎日が日曜日の高齢者にとってはいく場所があって出来る作業があるという事は定年までの本業とは異なった充足感がある。「ご無理ごもっとも!」もなければ忖度も睥睨も無い、すべてがフイールドとお天道様の様子から自分で選択すれば良いのだ。姥捨て山だからこその特性でもあろうが、あにはからんや会話の必要は殆ど無くなった。姥捨て山お山の大将ゆえの独立独歩は=孤老なのであったわい。そんな行く末はコロッであろうか…。
 若い頃はスクリーンの小百合ちゃんと「赤い糸」で結ばれた妄想で大人となり、現在は阿弥陀様と赤い糸で結ばれている幻影とで老いていく。


                   

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