トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

貴方は論理的じゃあないねぇ! 1

2015-12-01 | 感じるままの回り道
 学生時代、女友達から言われた一言が表題なのだが、未だにトラウマになって残っている。そのことはそうだとしても「それが何だ!」と言い返せばよかった…。最近になって「やはりそうかなあ…」と思い出したのが映画を見てからの事だった。
 10月だったか写真の映画を視聴し終わった後、妙に引っかかるシーンがあった。録画を消去した後だったから確かめる術は再放送だと放送予定を調べ録画予約をしておいた。要は「監督はこの映画で何を伝えたかったのか」と言う事なのだけれど、ネット上で見る意見や感想は小生とは全く異なっている。小生としては「女性監督が危険を冒してまで既に周知の日常や不条理を描写した」とは思えなかったがネット上の意見や感想はここに集約されありきたりだった。
 小生は1:09:30前後から始まるコーランの暗唱コンクールで主人公の少女ワジダが課題で暗唱した「雌牛の章、第7節から12節」が監督が伝えたい事だったのだと信じて疑わない。こんな意見は塵の様に少数派、また論理的でない事は承知だが、全節数5700を超える中から6節を選んだのは単なる偶然とは思えないし時代にマッチしている。確かめる術はなく「そうだ!」となれば標的になりかねないメッセージである。監督の義心と勇気に敬意を表したい。

 ここでENDにしたのだが肝心の「節」を省略したのでは小生以外は「なんのこっちゃい!」になってしまうから字幕スーパーを転載しておく。日本語訳の書籍を事前にあたってみたのだが判明しなかった理由がわかった。書籍と字幕の印象が大きく異なっていた。日本語訳も5種類はあると思っているが、字幕はどの書籍からの引用なのか字幕翻訳者の結果なのかは知る由もない。小生が参照した翻訳書より字幕スーパーのほうが印象強さがあった。以下は字幕からの引用である。

 ”アッラーは彼らの心も耳も封じ 目には覆いをされた”
 ”重い懲罰を科されよう”
 ”また 人々の中には アッラーを信じ 審判の日をー”
 ”信じると語る者がいるが彼らは信者ではない”
 ”彼らはアッラーと信者たちを欺こうとしているがー”
 ”自分を欺いている過ぎずに それに気づいていない”
 ”彼らの心に病がありアッラーが その病を重くした”
 ”その偽りのため 彼らには手痛い懲罰が下される”
 ”地上を退廃させてはならないといわれるとー”
 ”彼らは矯正するだけだと言う”
 ”だが彼らこそ退廃を引き起こす者だ”
 ”彼らは気づいていない”

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