京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




豊国神社さん前の参道に創業慶応元年の京菓子司「甘春堂」さん東店があります。
(本店さんは更に西側に歩き川端通角)

東店からは神社の鳥居が見えます。

お店は立派な町屋作りの風情ある佇まい

「甘春堂」さんの看板商品は『茶寿器』(ちゃじゅのうつわ)というもので
お菓子で出来てた本物のそっくりの茶器の中に干菓子が入ったものです。
器はお茶を飲んだ後にそのまま頂くことができます。

お抹茶用やお煎茶用など色々な種類と大きさがあり

お祝いやお土産などにも良さそうです。

お店の1階は店舗で奥では京菓子の実演などもあります。

2階が茶房

町屋天井の雰囲気のある空間

奥では和菓子教室も行われています。

この日も沢山の生徒さんがみえていました。

予約制で1人2千円、上菓子3個と干菓子1個が作れるようで
内容は季節によって変わりちょっと楽しそうでした

さて、茶房「撓」(しほり)のメニューは
お善哉や上菓子の付いた抹茶セットなど色々

今回はお煎茶セットを頂いてみました。

上菓子とかわいい干菓子が1個付きます。
季節に合わせて選ばれるお菓子は『初梅』というものでした。

栗善哉も頂きました(沈んでいますが栗が入っています)

関東はお汁粉が多いですが関西はお善哉ですね~
因みに”善哉”とは一休和尚が名づけたようで”善”(よき)”哉”(かな)で”ぜんざい”みたいです。
帰りに店舗に寄ると干菓子も色々とかわいいものがありました。

源氏香を象った和三盆の干菓子

期間限定ということで「新珠」というお菓子を買ってきました。

すはまの中に大徳寺納豆が入っています。

大徳寺納豆好きとしては美味しかったです

お店を出ると・・・

目の前に豊国神社の史跡、耳塚(鼻塚)があり
小高い丘の上に五輪塔が建ち兵士の霊が供養されています。



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前ページ「豊国神社」の北側に隣接する「方広寺」さんというお寺があります。
かつてはこの方広寺さんの境内に大仏殿があったそうで本堂では瓦などを見ることができます。


大きな梵鐘が残されています。

天井には天女の彩色が施された立派な鐘楼

この梵鐘が豊臣家滅亡のきっかけ
豊臣と徳川決戦の引き金になったといわれる「国家安康の鐘」です。

よく見ると鐘の左側に白く囲まれた部分があります。

拡大してみると・・・「国家安康」「君臣豊楽」と書かれています。
家康はこの国家安康は家と康を切り離しているとか君臣豊楽は豊臣の繁栄を祈願しているとか
言いがかりをつけ、大阪冬夏の陣を始める口実としたというのは有名な話で
その梵鐘をここで見ることができます。

鐘の内側にある白いシミのようなものは淀君の幽霊だとか
天井の絵の何処かに淀君の霊が出るという説もあるそうです



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京都国立博物館の北側にある「豊国神社」さんは豊臣秀吉をお祀りする神社で
正式名称は”とよくにじんじゃ”と読みますが京都では”ほうこくさん”という名で親しまれています。
徳川家康の時代に”豊国”(とよくに)と言うのは豊臣の国のようだ
ということから読み方を禁止され”ホウコク”と言われるようになったということです。

現在の京都の街の基礎を築いた秀吉ですが
かつては自分を神として祀る為、膨大な敷地に
神社や大仏殿などを建てていたようです。

今は残っていませんが奈良の大仏を凌ぐ
高さ19mの大仏が約50mの大仏殿に入っていたそうで
三十三間堂前に『大仏前交番』や『大仏前郵便局』という名残があります。
大仏は幾たびか再建されますが地震や火事などで消失してしまいました。

秀吉の権力を象徴するものは家康の時代にことごとく破壊され
現在の豊国神社は明治時代になってから再建されたものです。

重要文化財にもなっている唐門は伏見城から移築されたもので
西本願寺や大徳寺の唐門と併せて国宝三唐門と呼ばれているそうです。


豊国大明神の神号は後陽成天皇によって与えられたもので
秀吉を神としてお祀りしています。

唐門に施されている彫刻は見事で
かつては更に金箔が施されていたと伝わっています。

絵馬の形は秀吉の馬印であった千成瓢箪

破魔矢にも瓢箪が・・・


唐門を入ると神殿


隣の宝物館では秀吉の遺品などが展示されています。


秀吉が使っていたと伝わる獏御枕
悪い夢を食べてもらうという意味でこの枕を使用していたそうです。

千成瓢箪は戦いに勝つ度に瓢箪を増やしていったということですが千は無かったようです。
というより実は上の一つだけだったという説もあります。

鉄灯篭(重文)

豊国祭礼図屏風



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商売繁盛、家内安全、交通安全などのご利益で有名な恵比寿様(京都では”えべっさん”と呼ばれています)
西宮神社や大阪の今宮神社さんに並び日本三大ゑびすと称される「京都ゑびす神社」さんでも
毎年1月10日を中心に『十日ゑびす』(通称=初ゑびす)が行われます。

四条大和大路通には露店が並び沢山の人で賑わいます。

8日、9日には『宝恵かご社参』があり
松竹梅と紅白に飾られたお籠に東映の女優さんが乗り
吉兆笹を授与していくという行事が行われます。

10日は太秦映画村の女優さんにより境内で福笹の授与もあります


恵比寿様は七福神の中でも唯一日本の福の神様なのだそうです。


にこやかなお姿は見ているだけでも優しい穏やかな気持ちになりますね
夷様は漁業の神様でもあるため釣り竿や鯛などを持っています。

平安時代に市場の神様としてお祀りされたことから
商売繁盛の神様として信仰されるようになったようです。


写真は先日撮ったのでまだ静かでしたが
8日から12日までは身動きできない程の沢山の人だと思います。

去年の十日ゑびすの様子

境内の右側には寒桜でしょうか?かわいい桜が咲いていました。



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二条城の近く、御池通から西洞院通を北へ少し上がると左手に「御金神社」という社があります。
金色に輝く珍しい鳥居があり、漢字からして”おかね?”と読みそうですが
”みかねじんじゃ”とよみます。

「金山毘古命」(かなやまひこのみこと)の神様をお祀りすることから
元は鉱山や鉱物を司る刀剣や鋤や鍬など金属の神様

貨幣に使う金銀銅などを与えてくださることからお金にも縁があり
金運アップに御利益があるとされているようです。

境内はとてもこぢんまりしていますが参拝の人は耐えない人気の神社さん

御鈴や各所にも金色が使われています

神社の境内に銀杏の御神木があることから
銀杏の形をしたお守りや絵馬などがあります。

いかにもご利益がありそうです

ロト6が当たりますように~とか貯金ができますように~とか
絵馬には色々な金運祈願が書いてありました。

地元の方達に守られてきた神社さんらしく
初詣に訪れた人に無料でお面やヨーヨーつりが楽しめるようになっていました

高橋さんという方がご奉納されたようです。

持って帰られる人が多かったお面は大人気

御池通に出て西側に少し歩くと二条城です。








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京都の洛西、西山と呼ばれる一帯に「大原野神社」さんはあります。
長岡京遷都に際し春日大社を歓請したのが始まりとされ
延暦3年(784年)から続く古社です。

珍しいのは狛犬の代わりに社殿を守護するのは神鹿(しんろく)
と呼ばれる1対の鹿の狛鹿(?)さん

良縁成就や開運厄除け等にご利益があるそうです。
おみくじも『神鹿みくじ』というかわいいものがあります。
(春日大社のおみくじに似ているらしいです)
 
面白い茶せん型おみくじ納め



近所の方が多く参拝されるのかワンちゃんを連れた人も多かったです

お正月の京都はとすっきり晴れた日が少なかったです。
 




『鯉沢の池』があることから”鯉”と”恋”をかけて
恋愛成就の御利益があるとされているようです。



清和天皇産湯の清水と伝わる『瀬和井』(せがい)は
古来の歌枕にも数多く詠まれています。


山麓の静かな神社ですが春は桜やボタン、霧島ツツジ、杜若も美しいそうです。



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江戸時代初期の豪商、角倉了以(すみくらりょうい)の邸宅跡に建つ
嵐山の旅館「花のいえ」さんに行って来ました。
渡月橋がかかる桂川沿いにある便利な場所です。
門の横の石標には桓武天皇勅営角倉址、了以翁邸址
平安初期鋳銭司の跡と示されています。

角倉了以は信長、秀吉、家康の時代に
朱印船貿易や土木家として活躍した人で
特に家康の時代に重用され数々の事業を成し遂げました。
宿泊施設の建物自体はごく普通の近代的なものですが
お庭や建築の一部に了以邸当時の歴史的遺品が残されています。

邸宅はいくつかあったようですがここはその一つ

北庭は江戸時代初期の茶人、小堀遠州作と伝わる枯山水
今の時期は冬枯れで寂しい感じですが春や秋はさぞかし綺麗だと思います。

中庭と表庭、茶室横に建つ織部灯篭といわれる切支丹灯篭

中庭には「ごてんの間」とよばれる400年前の歴史を残す建物があります。

天井、畳、窓ガラス等は現代のものを使っているそうですが
栗材を多く使った室内や杉戸などが当時のものだそうです。


朝食はこの「關鳩樓」(ごてんの間)で頂くことができます。

純和食

各客室からも北庭を眺めることができゆっくりできます。


夕食は全てお部屋食


自家製、鮎の甘露煮がお勧めのようで
玄関の売店でもお土産用に売っていました。


お風呂は天然温泉ではありませんが光明石を使った人工温泉
木の湯、石の湯、2つ大浴場ともで広々としています。

玄関横に宿泊者専用の貸自転車があり(1日400円)
嵯峨野、嵐山散策に便利です
嵐電(嵐山電鉄)の嵐山駅から徒歩5分という立地で
歴史的遺品などを見ながら宿泊できお値段もリーズナブル
車は専用駐車場があります)
昼食や夕食だけの利用も出来るようです。



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八坂さんへ初詣に行って来ました

最高気温10度以下の寒い一日でしたが沢山の人で賑わっていました











今日は午後から「かるた始め」の行事もあったようです。










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旧年中は拙ブログをご覧頂き誠にありがとうございました本年もよろしくお願い申し上げます。
今年も色々な京都と神楽坂を撮ってみたいと思います

写真は京都北野天満宮さんの丑クン達です。












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