日本列島を寒冷前線が通過中です。関東地方には南から季節外れの暖気が流れ込み、八王子では最低気温13.9℃、最高気温22.4と5月並みの陽気となりました。なお今夜は空気が一時的に入れ替わるため。記録的に高い最低気温は夜に更新される可能性もあります。今日は高尾山トクトクブックのピンバッジ交換日(初日)です。そのため昨夜茨城県から自宅へ戻り、今日は午前休暇して午後から自宅での在宅勤務としました。バッジ交換は朝8時30分開始なので、その1時間前到着を目標に6時40分に自宅を出発。高尾山口駅まで2駅京王線に乗り、下車後は1号路を登ります。
こんなに暑いと季節感が麻痺してしまいますね。スミレが咲き始めたのではないかと少し期待したのですが、いくら暖冬とはいえ山はまだ冬でした。1号路は日当たりが悪いためスミレの姿は全くありません。
金毘羅台の展望台から八王子方面を眺めます。春霞と花粉の影響で遠望はききません。
ケーブル山頂の高尾山駅に7時30分に到着。既に長い列ができていました。
行列は200名近くでしょうか。十一丁目茶屋の前あたりまで伸びていました。そこで1時間ほど待ちます。7時40分頃に配布された整理券です。
待っている途中に、近くを蝶々が飛んでました。まだ3月上旬なのにと一瞬目を疑いました。ルリタテハでしょうか。
定刻に交換が始まり、10分後にピンバッジをゲットしました。今年のデザインはミゾソバの花?
午前休暇を取得したので高尾山頂へ向かいます。
浄心門近くの切り株のアート作品。折り紙のバンクシーか? と最近朝日新聞の記事に紹介されていました。記事によると、この謎の作品、誰がいつ置いていくのか全く手がかりがつかめていないそうです。
浄心門をくぐります。バッジ交換の列が続いています
男坂と女坂の分岐点近くまで列が続いていました。今日のバッジ配布数は1500個。今から並んでもらえるのかなと心配になってしまいます。整理券配ってカウントしているので、まだ1500人には達していないのでしょう。
1号路で見かけたヤマルリソウ
日なたではタチツボスミレが開花していました
薬王院から富士道を経由して山頂へ向かいます。期待した富士道ではスミレの姿を全く見かけません。異常に暖かくなったのは今週火曜からなので、慌てて葉や花茎が伸びている状態なのでしょう。シュンランも蕾がちらほらという状況。
5号路を登り立派なトイレの近くにシュンランが群生しています(このエリアは移植かな?)。その中で1輪だけ開花していました。
ほとんどは蕾でした。
高尾山の春の訪れは期待したほど早まってはいませんでした。
5号路では春を告げる花、ダンコウバイが咲き始めです。
高尾山頂からの眺望。富士山や丹沢連山の山頂は雲の中。
高尾山頂からは5号路、3号路を経由して霞台から琵琶滝へ下ります。3号路でもスミレの姿は全くありませんでした。
目的は6号路のハナネコノメです。予想外に開花が遅く、まだチラホラという感じです。
沢を下ったところでは、ようやく開花。
今年も可憐な花に出会うことができました。
日影沢の群生地は数年前の台風で壊滅的な被害をうけてしまったので、それ以来、こちらへ来ることが多くなりました。蛇滝近くの群生地は北斜面なので、開花はまだ先かもしれません。
6号路沿いにも群生地があるので様子を見てきました。まだ蕾が膨らんできたところです。今日のような暖かさが続けば、1週間くらいで見頃を迎えそうです。
近くで写真を撮影していた方に、既に見頃を迎えている場所があるとの情報を頂いたので、さっそくそちらへ向かうことにしました。
途中、ニリンソウの花が咲いていました
情報通り、ハナネコノメが咲き揃っている場所がありました
花の大きさは小ぶりです。最初に紹介した沢沿いの場所のほうが花の姿が立派でした。
清滝駅近くの私有地ではキクザキイチゲが満開
暖かさとたっぷりの日差しを浴びて、どの花も全開でした。
高尾山口駅からの帰りは高尾山トレインです
冬そばのヘッドマークを掲出
高尾山の春の訪れは期待したほど早まってはいませんでした。季節外れの暖かさが来週も続きそうなので、あと1週間もすれば、スミレの花が一気に咲き揃うことでしょう。それまでにスギ花粉が収束してほしい。。。