ウリパパの日記

自由気ままに・・・

栃木県益子町のひまわり畑 2022.8.11

2022-08-13 07:21:33 | 栃木県

一昨日の山の日、日光男体山登山の帰りに栃木県益子町のひまわり畑を見学してきました。約5ヘクタールの広大な農地に100万本のひまわりが咲き揃う姿は壮観で、毎年楽しみにしています。

 

益子町は陶芸で知られていますが、夏のひまわりと秋のコスモス畑もオススメです。ひまわり畑の会場となる上山地区は「道の駅ましこ」の近くにあり、歩いて行くことができます。また会場にも広い駐車場が併設されていますが、降水の後は泥沼化して閉鎖されることがあるので要注意。一昨日は砂埃が舞うほどの好天で、全く問題ありませんでした。

 

会場前の道路からを会場を見下ろします。この右側にもほぼ同じ面積のひまわり畑が広がります。

 

どの花も東の方角を向いて咲いています。

 

ひまわり畑に設置されている展望台からの眺め。ところどころ背の高いヒマワリが目立っています。

 

ひまわり畑の中を散策することも可能で、摘み取りできるコーナーもあります。

 

畑の中から見上げる満開のひまわり。メインの品種はハイブリッドサンフラワーです。

 

赤い品種(ルビー)が植栽されているエリアもありました。ルビーは開花が早く終盤です。

台風の接近に伴い、今日と明日の2日間は駐車場の利用と摘み取りは中止となっています。道の駅ましこに車を停めて歩いて見学することは可能です。

 

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ニッコウキスゲ満開の霧降高原キスゲ平園地 2022.7.1.

2022-07-02 18:38:22 | 栃木県

雨引観音の水中花を見てから日光へ向かいます。前日のキスゲ平園地のHP情報に、500段より下で見頃、500段より上では5分咲きと掲載されていました。異常な暑さ続きのため平年以上に開花のスピードが早い様子で、小丸山山頂近くの草原でも見頃を迎えていることを期待して、車を走らせます。しかし上空の天気が不安定で、日光方面には積乱雲が発達中。霧降高原に到着すると、赤薙山から女峰山方面には灰色の雲が立ち込めています。レーダー画像を見ると、ちょうどキスゲ平園地の西側で急速に積乱雲が発達中で、一雨あるかもしれません。

 

ニッコウキスゲが見頃を迎えているため、いつもと違い大勢のお客さんが訪れています。下から見上げるとニッコウキスゲの黄色い花が草原いっぱいに開花している様子がわかります。しかし小丸山方面の雲行きが怪しい状況です。雷雲の通過には30分かかりそう。でも雷鳴が聞こえないので出発することにします。

 

300段近く階段を登り散策路を歩くと、ニッコウキスゲが満開です。正面は小丸山。

 

振り返ると、こちらにもニッコウキスゲが満開

 

500段近く登ると、階段沿いの視界が開けます。小丸山山麓の斜面も一面オレンジ色に染まっています。

 

赤トンボが飛び交っています

ここで雨がぽつぽつ降り始め、積乱雲の北の端がかかり始めたようです。降りが強まってきたため、混雑が予想される避難小屋ではなく、その手前で園地から一旦出て、シロヤシオの森で20分ほど雨宿りしました。

 

積乱雲が通過して雨が小やみになってから散策再開です。雨に濡れるニッコウキスゲ。正面の草原は一面オレンジ色に染まっています。今年は花数が多いようです。

 

雲が切れて青空が見えてきました

 

青空が広がった瞬間。見事な景色が広がります

 

ヤグルマソウが咲き始めていました

 

二つ目の展望デッキからニッコウキスゲの群生地を見下ろします。正面にはうっすらと高原山を遠望します。

 

ニッコウキスゲ満開の斜面をズーム

 

標高1500m付近がピークのようです

 

雨に濡れたカラマツソウ

 

標高1582mの小丸山展望台からの眺望。正面に高原山、その左奥に男鹿山塊を遠望します。

 

小丸山山頂付近でもニッコウキスゲが開花しています

 

山頂に咲くアカショウマ

 

回転扉から外に出て、標高1610mの小丸山にやってきました。正面は標高2010.5mの赤薙山です。雨もあがり、天気は小康状態です。

 

山頂ではコメツツジが咲き始め

 

天気が安定してきたので、ゆっくりと階段を下ります。

再び展望デッキからニッコウキスゲの群生を見下ろします

 

下側の展望デッキから見上げます。斜面がオレンジ色に染まります

 

咲き乱れるニッコウキスゲをズーム

 

遊歩道から見上げます。想像以上の花の密度に圧倒されます。周囲に柵を設置して鹿の食害から守り、地道な補植活動によりこここまで素晴らしい群生地を作り上げてきたのでしょう。いつもは霧の季節に訪れるので、ここまで素晴らしい景色に巡り合えたのは初めてです。

 

再びトンボをズーム

 

再び日差しが戻り、湿度が上がってきました。気温は20℃前後で猛暑にうだる下界とは違って快適です。

 

最後にニッコウキスゲの花をズーム

昨日は一雨あって開花が促進されたことでしょう。今日のキスゲ園地のHPには「園内全体で見頃です!」と掲載されていました。雨に降られましたが、ちょうどベストなタイミングで訪れることができました。

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新緑の霧降の滝と霧のキスゲ平園地 2022.4.28

2022-04-29 16:51:36 | 栃木県

中禅寺湖畔でのアカヤシオ巡りを終えた後、いろは坂を下り、霧降高原へ向かいます。標高1000m以上は雲の中ですが、最初に立ち寄った霧降の滝の観爆台は標高700m前後。曇り空ながらも眩しい新緑に包まれています。

 

観爆台への入口。新緑の中、ヤマツツジが咲き始めています。

 

霧降の滝を見渡す観爆台にやってきました。新緑が鮮やか。滝より標高が上がるとパステルカラー状態で、春が山を駆け上がる様子を一望できます。そして、これから訪れるキスゲ平園地は雲の中です。

 

新緑に包まれる下側の滝をズーム

 

上側の滝の周囲ではシロヤシオが咲き始めています

 

観爆台の周囲では鮮やかなヤマツツジが咲いています。昨年訪れた時に見られたシロヤシオはまだのようです

 

展望台近くの秘密の場所を訪れます(昨年見つけました)。シロヤシオはまだ咲き始め。昨年はすでに満開でした。

 

GW中に満開を迎えるでしょう。この地域は立ち入り禁止となっている急斜面。足を滑らせたら終わりです・・・

 

足元の岩場に咲く白い花はフモトスミレでしょう

 

ちょうど満開で、この一帯にたくさん咲いていました

 

霧降の滝を見学後、霧降高原へ向けて標高を上げていきます。標高1000mを超えると霧の中。標高1350mのキスゲ平園地は冬の装いです。気温も5℃前後と中禅寺湖畔とほぼ同じですが、上空はやや明るくなってきました。

 

昼食休憩をとってから階段を上り小丸山の展望台を目指します

 

草原にはカタクリが群生しています。霧の中、どの花も下を向き、ところどころ控えめに咲いている花があります。

 

日当たりの良い遊歩道沿いで揃って咲いている花を見つけました

 

ヒメイチゲは蕾を閉じています

 

花びらを開きかけたヒメイチゲ。青空のもとで全開の花を見てみたいですね。

 

ショウジョウバカマが開花していました

 

こちらは濃青紫色のタチツボスミレ

 

木道脇に咲くカタクリ

 

どの花も咲きかけています。日が差せば一気に花開きそうです

 

標高が1500mを超えると霧の上にぼんやりと太陽が姿を現しました。天空回廊を目指します。

 

1445段の階段の最上部から見下ろします

 

園地山頂の先にある回転扉から外に出ると、標高1610mの小丸山です。うっすらと青空も見えています。

 

正面の赤薙山方面は霧も晴れて青空が広がっていることでしょう。気象衛星の画像を見ると、昼過ぎには上空の雲が抜けた模様。しかし関東北部の山々にはしつこく低い雲がかかったままで、霧の出方を見ると、雲の高さは標高1800m程度のようです。

霧が晴れてこないか暫く待ってみました。しかし好転する兆しは見えないため、再び1445段の階段を下って駐車場へ戻ることにしました。標高1500m以下では再び深い霧に包まれ、むしろ霧は濃くなってきました。

昨年同日に、きすげ平園と霧降の滝を訪れています。同じ曇りでも天気は今日よりも格段に良く、周囲の山々を見渡すことができました。

(参考)昨年4月28日の 霧降高原きすげ平園地霧降の滝観瀑台

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中禅寺湖畔のアカヤシオ満開 2022.4.28

2022-04-28 21:16:06 | 栃木県

明日からGWです。今日は有給休暇を取得して、一足早く長期連休に突入しました。天気が良ければアカヤシオが見頃になった栃木県で登山(中禅寺湖から明智平周辺)を考えていました。しかし寒冷前線が予想ほど南下せず、上空の寒気の影響が重なり標高1000m以上では霧が立ち込め、すっきりしない天気です。ひとまず中禅寺湖まで出かけてみることにしました。

アパートを6時前に出発。県道1号、国道123号、国道119号、国道120号を経由して、いろは坂の明智平展望台に到着。いろは坂は霧に包まれ視界はゼロでアカヤシオの開花状況も全くわかりません。トンネルを抜けて中禅寺湖に下っても、湖畔は霧雨の中でした。昼頃には天気も回復する可能性があるので、まずは昨年も訪れた中禅寺湖北岸の遊歩道を歩いて赤岩まで行ってみることにしました。

 

中禅寺湖の西半分は霧も晴れて視界良好です。菖蒲ヶ浜の駐車場から見る周囲の山は、ようやく木々が芽吹き始めたところです。

 

北岸の遊歩道を歩いて赤岩へ向かいます。今年は雪が多かった様子で、ようやく落葉が現れた遊歩道。

 

日当たりの良い斜面ではタチツボスミレが咲き始めています。

 

桜が咲き始めていました。オオヤマザクラでしょうか。中宮祠付近では5分咲きでしたが、この辺りは標高が高いので春の訪れが遅いようです。

 

しばらく遊歩道を進むと目的のアカヤシオが咲いていました。

 

湖に突き出た岩場にアカヤシオが群生しています

 

ほぼ満開

 

北岸の遊歩道では間近にアカヤシオの花を見ることができます

 

赤岩の展望台に到着しました

 

蕾も目立ちますが、ほぼ見頃を迎えていました。この先にも点々とアカヤシオのスポットがありますが、昨年の同時期に訪れているので、ここで引き返すことにします。

菖蒲ヶ浜付近はまずまずの天気ですが、中宮祠付近まで下ると濃い霧が立ち込めたままです。ここで戻るのは惜しいので、同じく昨年歩いた南岸の遊歩道へ行ってみることにしました。立木観音近くの駐車場に車を停め、イタリア大使館別荘記念公園を経由し、八丁出島方面へ向かいます。

 

南岸の遊歩道は、北岸の遊歩道より若干季節の歩みが早く、早春の花が咲き始めています。ハナネコノメが群生するエリアがあります。

 

小さなピンク色のスミレが咲いていました。葉の形はヒナスミレに似ています。ネットで調べたところ、フジスミレのようです。

 

ヤマエンゴサクも咲き始め

 

再びフジスミレ

 

アカヤシオが群生するエリアに到着。南岸でも見頃を迎えています。

 

曇り空でも、ピンクのアカヤシオと青の中禅寺湖のコントラストが綺麗です

 

 

正面は霧が立ち込める八丁出島。昨年はアカヤシオを求めて先端まで歩きました。天気が良ければ正面に残雪の日光白根山が見えるはずです。残念。今年は天気が悪いのでここで折り返します。

 

帰りに、二荒山神社中宮祠にお参りします。ここにもアカヤシオが咲いていました。社務所脇の桜の大木も満開です。

 

境内にもアカヤシオが咲いています。扇の形をした石碑には「扇の的弓道発祥之地」と刻まれています。毎年8月に中禅寺湖で扇の的弓道大会が開催されます。

 

中宮祠には、可愛らしい彫り物が並んでいました。

 

中禅寺湖畔ではオオヤマザクラが3~5分咲き。少し東側の遊覧船乗り場付近では満開でした。

昼近くになっても霧が晴れる気配はありません。明智平への登山は断念し、予定を変更して山を下り、霧降高原にカタクリの花を見に行くことにしました。

 

参考までに、昨年4月28日に中禅寺湖畔を散策したときの記事を紹介しておきます。曇り空ですが、これくらいは周囲の山々が見えてほしかったところです。

(参考) 昨年4月28日の中禅寺湖のアカヤシオ 菖蒲ヶ浜~千手ヶ浜、 歌ヶ浜~八丁出島

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栃木県の花めぐり(5) 那珂川町観音寺の枝垂れ桜 2022.4.5

2022-04-07 20:13:04 | 栃木県

茨城県では最近寒暖の差が激しくなっています。水戸では昨日の最高気温が21.8℃まで上がり、ソメイヨシノの満開宣言がありました。今年は開花、満開共に平年並みでした。そして今日は上空に寒気が流入して東海上から冷たい空気が吹き込んだため、最高気温14.2℃と肌寒い陽気となっています。寒気が抜ける明日は再び20℃近くまで上がる予報です。会社がある広大な敷地にはソメイヨシノ並木があり、開花が遅れた彼岸桜と共に咲き競っていました。

さて一昨日の栃木県花めぐりの最終回となりました。那珂川町観音寺の枝垂れ桜を紹介します。

 

観音寺は国道294号沿いにあり、国道にせり出すように咲いているのでよく目立ちます。境内には車を4~5台停められるスペースがあります。

 

道路から見上げる枝垂れ桜。地上3m付近で太い枝が4本に分かれ、さらに小枝が四方八方に広がり、美しい枝ぶりです。地元では観音寺桜と呼ばれているそうです。北側に、もう一本枝垂れ桜が咲いています。

 

隣接する畑から見上げます。右側が観音寺桜、本堂前にも立派な枝垂れ桜が咲いています。観音寺には3本の枝垂れ桜が咲き競っています。

 

観音寺の説明。寺社記録抄(石井本)によれば吉田村「真言宗妙法山成就院観音寺」と言われています。開基は1534年 宥順和尚によります。別な説もあって、はっきりしないようです。

 

立派な枝ぶりです。木の下の看板(おがわの名木)によると推定樹齢は250年、目通周囲333cm、樹高12mと記載されていました。

 

 

四方に伸びた枝は添え木で支えられています。

 

こちらは本堂前の枝垂れ桜

 

幹はそれほど太くなく樹齢は100年前後でしょうか。こちらも見ごたえありました。

5回にわたり紹介してきた栃木県の花めぐりはこれで終了とします。那珂川町や那須烏山の平野部ではソメイヨシノが5分咲き~満開、山間部ではまだ開花していないエリアもありました。今週末からしばらく初夏並の陽気が続きそうなので、栃木県北部にも一気に春がやってきそうです。

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栃木県の花めぐり(4) 那珂川町のカタクリ山公園 2022.4.5

2022-04-06 21:53:58 | 栃木県

那珂川町富山から三輪地区のカタクリ山公園までは10km余り、15分で到着しました。駐車場は有料ですが、公園は無料で見学できます。カタクリ山公園は八溝山県立自然公園内に位置し、3haの雑木林に100万株に及ぶ関東最大規模を誇るカタクリの群生が斜面を埋め尽くします。カタクリの他には、ショウジョウバカマやミズバショウなどの山野草も見頃を迎えていました。

 

三和神社の先を100mほど歩くと公園の入口となります。木道が続き、斜面にはカタクリの花が埋め尽くします。

 

見事な群生です

 

残念ながら、積雲が広がり日が陰り始めました。それでも斜面を埋め尽くすカタクリは圧巻です。

 

木道が終わると遊歩道を歩きます。ここでは間近にカタクリの花を見ることができます。日当たりが悪いエリアのためか、こちらの花は若干うつむき気味。

 

斜面の上に登ると、全開の花もありました。

 

尾根を越えてミズバショウ群生地へ向けて下り始めると、再びカタクリの群生地が続きます。

 

キクザキイチゲの姿もちらほら

 

さらに下ると再び斜面をカタクリが埋め尽くします。斜面のずっと先までカタクリ

 

キクザキイチゲの先に広がるカタクリの群生

 

関東地方最大規模だけあって、これだけ咲き揃うと壮観です。

 

もう十分に満足しました

 

キクザキイチゲの群生

 

谷へ下るとショウジョウバカマの群生

 

ミズバショウの群生地です

 

純白の花が咲き、ちょうど見頃を迎えていました

 

ショウジョウバカマとミズバショウ

 

ショウジョウバカマの群生地を通り、三和神社に戻ってきました。1周3kmのコース。ゆっくり歩いても1時間あれば周遊できます。天気が回復したら、もう一度木道に寄ろうかと思っていましたが、なかなか雲がとれずに断念しました。

カタクリ山公園のパンフレットを眺めていたところ、公園近くに観音寺の枝垂れ桜が紹介されていました。公園に向かう途中に国道294号沿いに見えた桜です。帰りに訪れてみることにしました(続く)

 

 

 

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栃木県の花めぐり(3) 那珂川町富山のイワウチワ群生地 2022.4.5

2022-04-06 20:32:19 | 栃木県

昨日の栃木県花めぐりの続きとなります。亀岡八幡宮から国道123号と国道294号を北上。那須烏山の先で那珂川にかかる橋を渡り、県道27号をさらに北上して富山へ向かいます。何度も訪れている地域なので、カーナビの助けを借りなくても地図は頭に叩き込まれています。イワウチワ群生地のすぐ手前まで車で乗り入れることも可能ですが、悪路が続くため麓の第3駐車場に車を停めて、1.3kmの雁沢林道を歩きます。

 

入口ではショウジョウバカマの花が迎えてくれます

 

ちょうど満開でした

 

入園料を払い斜面を登ると、すぐにイワウチワの群生地が眼前に広がります。

 

例年、日当たりのよい尾根から麓へ向けて開花エリアが下ってくるのですが、今年は冬の寒さが厳しく3月中旬に突然平年を大きく上回る暖かさとなった影響か、全山で一気に開花した様子です。

 

ピンク色の可憐な花です。これは赤の色が出やすいスマホで撮影

 

富山地区ではイワウチワの花が山の斜面およそ1ヘクタールを埋め尽くします。群生規模としては日本一と言われているそうです。

 

日当たりの尾根道を歩きます。こちらも満開

 

尾根道から再び群生地に戻ります

 

中腹でも満開

 

木漏れ日の中に咲くイワウチワ

 

どの花も太陽に背にして斜面の下を向いて咲いています

 

満足したので下山します

 

満開のイワウチワを十分に堪能しました

 

帰りに駐車場近くの「うえまる花の丘庭園」を訪れます。林道から20mほど坂を上がると一面のお花畑。レンギョウ、ハナモモが満開です。一方、4月上旬から咲くハナズオウはまだ蕾でした。

 

ピンク色のユキヤナギは初めて見ました。

 

一番奥の展望台から公園を見下ろします。あと1週間もすると紅色のハナズオウが咲き始め、一層華やかになることでしょう。

 

近くの斜面にカタクリの花が咲いていました

 

春の花が咲き始めています

 

アズマイチゲ。午前中曇っていたためか、半開きの花が多かったです

 

ニリンソウも開花

 

散策を終わり駐車場に戻ります。駐車場から見る民家の庭先には、早くも鯉のぼりの姿

この後、船戸のイワウチワ群生地に向かうつもりでした。でも富山地区で十分満足したため、最終目的地のカタクリ山公園へ直接向かうことにしました(続く)

 

 

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栃木県の花めぐり(2) 益子町の亀岡八幡宮と小宅古墳群のお花畑 2022.4.5

2022-04-05 21:41:49 | 栃木県

益子町の光明寺に続いて亀がいっぱいの亀岡八幡宮を訪れました。境内には至る所に亀像が安置されているらしく、一度訪れたいと思っていた神社です。益子町から茂木町へ向かう途中の国道123号線沿いに位置します。

 

国道に面した一番下の駐車場に車を停めて、二の鳥居をくぐり参道を上ります。

 

参道の途中に現れた亀の像です

 

これは神亀。撫でると願いが叶うと言い伝えられている亀さんです

 

さらに階段を上ると三の鳥居の先に拝殿が見えてきました

 

亀岡八幡宮の由来です。主祭神は譽田別命、配神は息長足姫命・玉依姫神です。由緒・沿革が説明されています。ちょっと長いので、”とちのいち”のHPから引用します。

この神社に亀岡八幡宮の名が与えられたのは西暦1064年。源義家が奥州へ向かう途中、源氏の氏神である京都・石清水八幡宮の分霊を勧請し、戦勝祈願をしたところ、芦檀沼に大霊亀が出現し、吉兆の前兆と思われる不思議な体験をしたそうです。 その後見事戦いに勝利した源義家は、凱旋で当地を再び訪れた際に社殿を造営し、1064年に勅命により亀岡八幡宮の号を賜りました。(引用終わり)

 

御手水に亀の像

 

境内には様々な表情の亀が安置されています

 

こちらにも奉納された亀の像

 

正面からこんにちは

 

拝殿前の狛犬(阿形)。亀ではありません(笑)

 

狛犬(吽形)

 

拝殿です。1881年に造営されたものです。拝殿の両脇にも亀の像が安置されています。

 

向かって右側の亀の像。口は閉じています。

 

向かって左側の像。

 

拝殿の扁額。ここでお参りします。

 

拝殿の裏手の御本殿。本殿脇のソメイヨシノが咲き始めています。

 

御本殿を見上げます

 

本殿裏側には伊門神社が鎮座しています。日本三大実録に出てくる県内でも屈指の古社です。日本三大実録とは、平安時代にまとめられた歴史書で、伊門神社は875年に従五位上の神階を授かっている県内屈指の古社の一つです(”とちのいち”のHPから引用)

 

再び御本殿

 

亀岡八幡宮にお参りした後、隣接する桜・古墳群へ向かいます。

 

ちょうど菜の花が満開でした。ここ小宅古墳群は、前方後円墳6基、円墳29基、総数35基からなります。内県指定は1号から18号墳までで前方後円墳5基、円墳12基のようです。近年、地元の皆さんの努力によって整備が進み、菜の花と桜の名所となっています。

 

これは彼岸桜でしょうか

 

枝垂れ桜は咲き始め

 

ん?このマークは?

 

見晴らし台からの眺め。ソメイヨシノは見頃を迎え、菜の花と青空とのコントラストが美しいです。

お花畑を見学してから、参道へ戻ります。

 

三の鳥居の横に、縁結びの木。百日紅に桜がやどり木になっていることから縁結びなのですね。支柱で支えられた百日紅の前に手作りのハートマーク(笑)

 

ここが宿り木となっている根元。百日紅の樹齢は136~200年(やけに細かい割に大雑把)、ヤマザクラは推定35~40年と説明にありました。百日紅とヤマザクラが同時に咲く姿を見てみたいですね。

亀岡八幡宮の探索はこれくらいにして、先を急ぎます。続いて那珂川町の富山へ向かいます。ちょうど見頃を迎えたイワウチワの大群落に大感激でしった(続く)

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栃木県の花めぐり(1) 益子町光明寺の枝垂れ桜 2022.4.5

2022-04-05 18:05:29 | 栃木県

関東地方に冷たい雨をもたらした低気圧は東海上に抜けました。今日は天気も回復しそうなので一日休暇を取得して栃木県の桜やスプリングエフェメラルを巡ってきました。とはいっても11時前までアパートでのオンライン会議に出席したため、実質は午後休暇です。早めに天気が回復したら、アパート近くの吾国山に登ってカタクリの群生地の様子を見に行こうと考えていました。しかし、関東地方に低圧部が残り、北東の風が吹いたため茨城県の天気の回復は遅れそう。寒さのため開花もそれほど進んでいない様子なので、比較的早く天気が回復しそうな栃木県北部へ行先を変更。益子町の光明寺、亀岡八幡宮と隣接するお花畑、那珂川町へ移動して富山のイワウチワ群生地、さらにカタクリ山公園、観音寺の枝垂れ桜とめぐってきました。雲が多めの天気でしたが、気温は17℃近くまで上がりイワウチワやカタクリは満開を迎えて見頃でした。これから5回に分けて紹介していく予定です(2~3日かかります)。まずは益子町の光明寺です。

 

光明寺は県道257号沿いに佇んでいます。光明寺と刻まれた石標の先に参道があり、正面の本堂前に枝垂れ桜が立っています。

 

参道から見上げる枝垂れ桜

 

案内板がありました。光明寺は真言宗智山派の寺院です。本堂前の枝垂れ桜は推定樹齢200年、樹高25m。薬師堂にあったものを本堂前に移植したと伝えられています。蛇足ですが、アパート近くの宍戸にも同じ名前の浄土宗のお寺があり、本堂前と山門前の立派な枝垂れ桜が同じように素晴らしい景観を作り出しています。

 

南側から見上げます。樹齢200年の老木です。支えもなく自立している姿には驚きます。

 

本堂前に枝を垂れる桜

 

花びらが散り始め、葉が成長してきました。見頃はあと2~3日でしょうか。

 

最後に本堂にお参りします。

続いて、亀がいっぱいの亀岡八幡宮へ向かいます(続く)

 

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梅が咲き始めた芳賀天満宮を訪れる 2022.3.3

2022-03-06 16:02:58 | 栃木県

3月3日の記事の続きとなります。梅が綺麗な真岡市の大前神社を訪れてから芳賀町へ向かいました。大前神社から10km余り北上した芳賀天満宮が最後の目的地です。1月中旬から梅まつり開催中との情報を入手していました。しかし、大前神社よりも梅の開花が遅く、早咲きの梅がチラホラ咲き始めたところでした。一方ロウバイの花はほとんど終わっていました。

 

駐車場に車を停めて鳥居へ向かいます。

 

ロウバイは満開。紅白の梅はまだまだ咲き始めです。

 

天満宮は高台にあるため東側の見晴らしが素晴らしく、北東には芳賀町から那須烏山市方面を一望できました。

 

天満宮の鳥居に到着

 

天満宮についての案内がありました。ご祭神は菅原道真公。社伝によると鎌倉時代の貞永2年(1233年)に創立されたと伝えられています。

 

天満宮の扁額

 

参道を歩くと入試合格祈願と書かれた大きな看板。その手前に御手水があります。

 

竹筒から流れ出る水で手を清めます。コロナの時代の標準スタイルです。

 

拝殿に続く参道。梅はまだまだです。

 

石灯籠付近の紅梅はちらほら咲き始めています

 

御神牛。天神様のお使い願掛け撫で牛です。

 

右側に神楽殿

 

立派な剣が奉納されています

 

COVID19流行鎮静を祈念して、百年以上前に奉納された木製の大太刀を用いて「新型コロナを断ち切る」という意味を込めた剣の舞が神楽殿で奉納されたそうです。

 

正面の拝殿

 

阿形の狛犬

 

吽形の狛犬。合格祈願の参拝客を迎えるだけあって、貫禄ある怖い形相をしています。

 

拝殿にお参りします。天満宮の梅鉢紋が目立ちます。

 

裏側には本殿が続きます

 

境内社の上宮神社

 

 

たくさんの境内社が並びます。全部で12社あるそうです。

 

再び拝殿前に戻ってきました。花梅(思いのまま)の写真が掲示されていました。開花期は2月中旬~3月中旬と書かれています。

 

実際はこんな感じで、全く開花していません。今年の春の訪れは遅いようです。

芳賀天満宮が色とりどりの梅に彩られるのは3月中旬から下旬と予想します。

 

最後はおまけ。帰りに宇都宮方面に向かい鬼怒川にかかる橋から日光連山をパチリ。まだまだ冬山です。

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真岡市の大前神社を訪れる(2) 2022.3.3

2022-03-05 22:12:06 | 栃木県

大前神社本殿を見学後、日本一の恵比寿様として知られている大前恵比寿神社を見学します。前の記事で紹介した三の鳥居の近くに、拝殿への参道を東西に横切るもう一つの参道があります。

 

東側の五行川方面から大前恵比寿神社への入口に立つ鳥居

 

この鳥居の説明?が近くにありました。半分理解できないのですが(汗)、五行川から大前恵比寿神社に参詣するための鳥居のようです。平成21年に新設されたものです。

 

鳥居の右側にはミッキーのような大黒様?

 

鳥居の左にも大黒様? 鳥居の正面には日本一の恵比寿様が鎮座されています。

 

鳥居のすぐ先の右手には大前二宮神社。大前神社では勤勉の模範とされた二宮尊徳が人生の大半を過ごしたとされています。元素記号が掲げられていたのには驚きでした。113番元素(Nh)はニホニウム。理化学研究所の偉業をたたえて、二宮尊徳ゆかりの神社に祀られているのでしょうか・・・

 

近くに大前二宮神社の説明がありました。桜町二宮神社からご分室を勧請したそうです。五行川(御手洗川)と神使の鯉の説明も隣にありました。御手洗川には神使の鯉が群生し、神社では古来からこの神使の鯉を一切口にしないそうです。

 

大前二宮神社の正面に、高さ20m、日本一のえびす様が鎮座されています。大前恵比寿神社についてHPより引用します。

大前恵比寿神社は平成元年12月10日に鎮座奉祝祭を斎行し完成した延喜式内大前神社の若宮社です。
日本一えびす様は地元有志の方々が大前神社に御奉納下さった御神像で、大谷石造りの台座の中には社殿が鎮座しています。平成元年12月9日の夜、本社である大前神社より事代主神(えびす様)の御神霊を分けて頂く分詞祭を斎行しました。ですから、社名の通り御祭神は事代主神(恵比寿様)です。恵比寿様は大前神社の主祭神である大国主神(大国様)の御子神であり、親子で産業発展の礎を築かれた神様です。よく言う、「二福神」とは大国様と恵比寿様のことを言うのです。

 

えびす様の手前には、金運招福のコイの池があります。

 

鯉の像です。池の周囲には数多くの絵馬がかかっています。

 

再びえびす様を見上げます。金色の鯉を抱くえびす様は、金運招福や商売繁盛のご利益があるそうです。

 

紅梅と恵比寿様

 

えびす様を見てから五行川をのぞいてみました。大前堰と穴川用水の説明がありました。穴川用水は、真岡市から茨城県筑西市の一部を含む1300ヘクタールの農地へ農業用水を供給しています。

 

正面が大前堰、写真の左側に穴川用水の取水口があります。

 

五行川沿いに駐車場に戻ってきました。駐車場の周囲は日当たりが良く、紅白の梅が見頃でした。

 

最後に、大前神社で購入した真岡鐡道の御朱印を紹介しておきます。

大前神社を見た後は友部のアパートへ戻る予定でした。時間が少々早いので、大前神社から10kmほど北上して芳賀天満宮に寄ってみることにしました。

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真岡市の大前神社を訪れる(1) 2022.3.3

2022-03-04 21:28:56 | 栃木県

白鷺神社で ねこの日の御朱印をゲットしてから、真岡市の大前神社へ向かいます。真岡市は白鷺神社がある上三川町に隣接し、車で15分程度の距離にあります。真岡市の周辺では大前神社の案内が目につくため、以前から訪れたいと思っていました。

大前神社は1500年有余の歴史を誇る名社です。神護景雲元年(767年)に大前神社の社殿が造られ、平成29年に御造替1250年の記念すべき年を迎えています。その後、天正五年(1577年)に芳賀高継が大前神社の御本殿の再建を開始、元禄元年(1688年)に拝殿が再建され、いずれも国の重要文化財に指定されています。宝永四年(1707年)に御本殿の全面改修がなされ、棟梁藤田孫平治の下に彫刻師島村円哲ら名工による現存する彫刻と彩色が完成しました。安土桃山時代末期に造られた極彩色の彫刻が随所に施されています。

神社東側を流れる五行川には、文政10年(1827年)に二宮金次郎(尊徳)によって改修された大前堰があります。五行川の水を現在の真岡市内から茨城県筑西市を流れる穴川用水に引き入れるために造られた堰で、桜町陣屋へ赴任した当初から堰の修繕・改良を手がけていたため「二宮堰」とも呼ばれています。

駐車場から五行川沿いに歩くと鳥居が見えてきました。

 

大前神社の社号標と一の鳥居です。正式には延喜式内大前神社と呼ばれています。延喜式とは聞きなれない用語なので、大前神社のHPから引用しておきます。

延喜式(えんぎしき)とは、奈良、平安時代に神祗制度を確立するために作られた法典です。延喜式の(神名帳)に掲載された神社を延喜式内社又は式内社といいます。当時朝廷より幣帛、供物が届けられた由緒正しい神社です。下野国には十二社あり、千百年余の昔から今日まで、式内社巡拝が行われております。

なるほど、由緒ある選ばれた神社なのですね。ご祭神は福の神様のだいこく様とえびす様のようです。ここには日本一の恵比寿様があることで知られています。

 

一の鳥居に続いて、すぐに二の鳥居。傍らでは紅梅が咲いています。

 

大前神社の説明がありました。"おおまえ” ではなく "おおさき" と呼ぶのですね。先ほど紹介した本殿の彫刻について解説されています。

 

二の鳥居から参道をしばらく歩くと、立派な燈籠の先に三の鳥居が現れます

 

第3の鳥居には扁額が掲げられ、しめ縄がかけられています。享和2年(1802年) 建立の鳥居で、両袖部が存する両部式鳥居の代表的なものです。木造の鳥居では現在する江戸時代のものとしては県内最大です。

 

第3の鳥居をくぐると、参道を横切るように右手に鳥居と神社、左手には大きな恵比寿様がそびえています。こちらについては次の記事で紹介することにして、まずは紅梅に包まれる参道を直進して本殿へ向かいます。

 

参道の左手に御手水、右手に授与所。正面に四の鳥居が見えてきました。その奥が拝殿のようです。周囲の梅の花が綺麗。

 

立派な御手水。大きな絵馬が掲げられています。

 

御手水の天井にはたくさんの飾り

 

咲き始めた梅の中を拝殿へ向かいます。四の鳥居の両脇に狛犬

 

阿形の狛犬

 

吽形の狛犬

 

色彩豊かな拝殿です

 

扁額と立派な彫刻の拝殿にお参りしました

 

拝殿の右手には神楽殿。HPによると。祈年祭(3月28日)、例大祭(11月9,10日) 、新嘗祭(11月27日) の三大祭では神楽殿で奉奏され、今でも大切に守られているそうです。

 

神楽殿の樽の下には可愛らしいフクロウ

 

本殿の東には境内社(稲荷神社と琴平神社)

 

国の重要文化財に指定されている本殿を眺めます

 

本殿正面には阿吽?の二体の虎が睨みをきかせています

 

ご本殿東面の彫刻の説明がありました

 

 

地紋の上には本殿の神仙を守護する犀、さらに琴高仙人と黄安仙人

 

琴高仙人をズーム。鯉に乗り本を読む仙人です。

 

黄安仙人。亀に乗る仙人と説明にありました。

 

本殿の裏手にまわります。境内社の天満宮。御祭神は菅原道真公です。学業成就、合格祈願にご利益があります。

 

たくさんの使いの牛

 

大物主大国魂神社。御祭神は大物主神、大国主神。縁結びや幸結びにご利益があります。

 

明眼神社。御祭神は事代主神と薬師如来です。仏様をお祀りしています。

 

こちらは足尾山神社。全国の二輪車守護発祥の神社と説明にありました。境内では年に一度全国のライダーが集う参集が催され、一年間の交通安全を願い、バイクのお祓いを受けていただいているそうです。

 

本殿をほぼ一回りしたので、今度は本殿の西側を見上げます。

 

こちらにも色鮮やかな彫刻が施されています

 

先ほど東側から見た正面の二体の虎をズーム

 

本殿を一回りしてきました。拝殿の左には銅燈籠。高さ3m 青銅製の燈籠です。

 

燈籠の脇には、本殿の周囲に配置された摂社、末社10社の案内がありました。そのうちのいくつかを紹介してきました。正式な順路はこちらからだったのですね。

 

国指定文化財でもある拝殿と本殿の素晴らしい彫刻を見てきました。

続いて、もう一つの目的である日本一の恵比寿様を見に行きます(続く)

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上三川町の白鷺神社を訪れる 2022.3.3

2022-03-03 19:24:16 | 栃木県

今日は午後休暇を取得して、栃木県の東部にある白鷺神社、大前神社、芳賀天満宮を巡ってきました。実は白鷺神社には先週の2月23日に訪れようと思っていました。猫の日限定の御朱印が頒布されるという情報をネットで入手していたのですが、当日はすでに予定枚数に達したため終了となってしまいました。ただし、事前予約すれば3月3日以降に再度頒布されるとのことなので、早速予約して本日参拝してきました(笑)。

 

白鷺神社は川内郡上三川町にあり、友部からは45km。自動車で1時間足らずで到着します。駐車場に車を停めて正面の神明鳥居をくぐります。大きなしめ縄が飾られています。

 

まずは白鷺神社の説明から。主祭神は日本武尊。厄除け・交通安全のご利益がある神社として崇敬されています。

以下は白鷺神社のHPより一部抜粋します。

延暦二年(783年)に疫病が大流行した時、国守平松下野守(文野高島)が日本武尊の神託によって、疫病退散の祈願のため一祠を建てて祀ったのが始まりと伝えられています。御祭神の日本武尊は、第十二代景行天皇の御子として、日本が一つにまとまり豊な国となるよう全国を旅されました。それは、人々の平安を祈りながらの旅でありました。命がお亡くなりになられた後、白鳥と化して飛び立ったことから、白鳥が飛来し、人々の生活を見守った話など、命に関する話は数えきれないほど伝えられています。後世になり、建長元年(1249)、横田頼業が上三川城を築城した時、宇都宮の二荒明神の祭神 豊城入彦命を勧誘して相殿に祀りました。康暦二年(1380)小山義政が上三川城を攻めた時、明神の森に群れて飛交う白鷺を多くの旗と見誤り、戦わずして退去し、その時より、白鷺明神と云われるようになったとの逸話が残っています。
平成元年より大改修事業を行ない、平成四年秋には、御本殿改修を始め、拝殿・神門・手水舎・社務所等の新築、及び境内の整備が完成し、白鷺神社の名に相応しい、優雅で荘厳なご神域となりました。また、平成十五年(2003)には御鎮座1220年を迎え、記念事業として「平和の剣」「翔舞殿」を奉納致しました。(引用終わり)

 

正面の神門へ向かいます。ランドセル祈願の大きな幟が立っています。

 

灯篭の先に狛犬と神門

 

阿形の狛犬

 

吽形の狛犬。比較的新しそうです。平成の大改修で奉献されたのでしょうか。

 

神門をくぐり、左手に御手水

 

白鷺の口より湧き出る健康延寿、金運にご利益のある「金明水」です

 

正面には大きな虎の絵馬。4m×8mとスケールがでかい!  日本一の大きさのようです。

 

向かって右側には御神橋と翔舞殿

 

現在採掘禁止となっている日光石で作られた御神橋の説明です

 

翔舞殿には日本武尊の立像と巨大な草薙の剣

 

御祭神の日本武尊

 

草薙の剣は白鷺神社の御鎮座1,220年を記念して奉納されました。12m20cmの巨大な青銅製は日本一の大きさです。

 

平和の剣の隣では厄斬り絵馬を奉納できます。今年は後厄なので、初穂料500円を払って願い事を書いて絵馬を奉納してきました。

 

その隣では白鷺が羽を広げていました

 

続いて拝殿に参拝します

 

この拝殿は平成4年に新築されました

 

大きな鉢にも白鷺が刻まれています

 

白鷺神社の扁額。コロナの時代ですが、鈴を鳴らすことができました。

 

拝殿の右手には神楽殿

 

続いて裏手の本殿を眺めます。この本殿は元禄年間の建物です。約300年前ですね。

 

本殿の彫刻は歴史を感じます。

 

こちらは反対側。なかなか見ごたえあります。

 

続いて本殿周囲の境内社を巡ります。左から雷神社、愛宕神社、出雲神社

 

白鷺天神です。学業成就のお宮で菅原道真公が祀られています。

 

ぐるっと一周してきました。拝殿の左側にはランドセル祈願の立て看板

 

社務所では参拝客が御朱印を頂いていました。月詣限定の御朱印があり12か月分揃えると満願詣御朱印を頂けるみたいです。ここで予約した猫の御朱印を頂いてきました。

 

御朱印を頂いてから、西参道を駐車場に戻ります。西参道の御手水

 

西参道入口には相生の杉と明神鳥居。相生の杉は根元で枝分かれしています。明神鳥居は日光石で作られた貴重な鳥居です。

初めて訪れた白鷺神社は、境内はそれほど広くありませんが見どころ満載でした。念願のねこの日の御朱印もゲットできました。続いて大前神社へ向かいました。

 

本日ゲットした御朱印をパチリ。2が並んだ ねこの日の御朱印と、日付が入った白鷺と菜の花の御朱印です !(^^)!

 

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春の花が咲き始めた三毳山を散策 2022.2.23

2022-02-25 21:02:04 | 栃木県

一昨日の天皇誕生日の続きの記事となります。星野の里でセツブンソウを見学してから栃木県北部の大田原方面へ福寿草の群生地を見に行こうと考えていました。しかし栃木県北部の日光方面には雪雲がかかり、平野部も那須おろしの寒風が吹き荒れ、たとえ晴れても蕾が閉じているのではないかと予想して、急遽行先を変更。想定の範囲内だったので第2のプランとして考えていた栃木市の三毳山公園へ向かいました。同じ栃木市内でも距離はかなり離れていて、星野の里から車で45分程度かかりました(一般道)。

野草が見られる東口広場に車を停めました。平日にもかかわらず、ほぼ満車なのには驚きです。老夫婦や家族連れなどたくさんの方が訪れていました。

 

まずは東に向いた日当たりのよい「野草の園」へ向かいます。

 

野草の園には初めて訪れました。木道が整備され、貴重な野草が保護されています。

 

ユキワリソウを望遠でパチリ。咲いていたのはこの保護エリア一か所のみでした。

 

福寿草は今が見頃です。木道から近いところに群生する福寿草。

 

一方、セツブンソウは終盤でした。公園のHP情報では2月上旬には咲き始めた様子で、山里に位置する星野の里よりも半月以上季節の歩みが早いようです。

湿性自然植物園は最後に巡ることにして、野草の園からカタクリの園を経由し中岳へ向かいます。

 

約20分で標高210mの中岳に到着。ここには以前西側から登って訪れたことがあります。

 

しばらく南へ進むと、東側の眺望が開けた場所があります。茨城県の平野部から筑波山、加波山、栃木県境の山々まで一望します。

 

双峰の筑波山をズーム。男体山と女体山がほぼ重なって見えます。

 

ここでも習慣になってしまった牛久大仏探しにチャレンジ(笑)。それらしき姿を見つけました(写真中央のうっすらぼやけた像)。オートフォーカスのため焦点がぼやけてしまったのが残念。大仏までの距離は65kmなので、もう少し鮮明に捉えることができるはずです。

 

続いて三毳神社にお参りします。裏手からの登山路は工事中のため中継広場側から登りました。

 

富士見台に近づくと、日光方面の眺望も開けてきます。日光連山は雪雲の中です。

 

富士見台に到着。ここからは南側の眺望が開け、関東平野を一望します。

 

富士山周辺に雲が湧き始め、しかも逆光気味であることが重なって、富士山の姿が認識しずらくなってきました。

 

富士山は、大岳山と御前山の間に姿を現していました。三毳山から富士山までの距離は132km。早朝に訪れた桜川市の富谷山ふれあい公園から30kmほど近づいたことになります。

 

さいたま新都心から新宿、東京都心、そして左側に東京スカイツリーを遠望します。早朝に比べて湿度が下がり、季節風が吹いていることも重なり遠望できる条件が良くなってきた様子です。

 

東京スカイツリーをズーム

 

奥多摩から奥秩父の山々は早朝の富谷山から詳細に観察しているためパスします。奥秩父の北側には両神山がくっきりと見え、この北には御座山と続きます。

 

北側に目を移すと、雪煙に覆われた日光連山。

 

日光男体山をズーム

北西から西にかけての山々は木々の枝越しに見ることができますが、西側に眺望が開けた場所が見つかりません。

 

帰りに、中岳の手前でようやく赤城山の姿を見ることができました。黒檜山や地蔵岳の山頂は雪雲の中です。

 

そして西側には雄大な浅間山。方角がわからないと、一瞬富士山かと間違えてしまいそうなほど山容が似ています。中岳周辺では木々の間から遠くに白銀に輝く山頂が目立ちます。でも撮影しようとすると木々の枝が邪魔になってしまうのです。ようやく見つけた隙間からパチリ。

 

三毳山から浅間山までちょうど100kmの距離。浅間山の左のピークは前掛山となります。

 

中岳からの下りは、かたくりの周遊の路を反時計回りに下ります。

 

今年初めてスミレを見かけました。春一番に咲くアオイスミレかな? ちょっと違うような・・・

 

1か月後にはカタクリやアズマイチゲなど早春の花に覆いつくされることでしょう。

 

最後に湿生植物園に向かいます。目的はザゼンソウです。

 

HP情報では1月末から顔を出し始めたそうです。

 

 

狭いエリアに結構な密度で咲いていました。期待以上です。

 

今回、三毳山公園をゆっくりと散策して何回か案内図を見る機会がありました。ここにはカタクリの群生地が2か所あることを知りました。群生地は、今回歩いた「みかも山公園かたくりの園」と西口近くの「万葉自然公園かたくりの里」。結構広い群生地のようで機会があったら訪れてみたいです。しかし、かたくりが満開となる頃は、イワウチワや各所の桜も満開となります。休暇を取得しても、訪れたい地域や場所が多すぎて、タイミングを合わせて再訪するのは厳しいかな・・・

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栃木市星野の里に咲くセツブンソウ 2022.2.23

2022-02-23 18:14:25 | 栃木県

今日も冬型の気圧配置が続き、北関東は季節風が強い一日でした。風がおさまった今朝は笠間で-6.4℃、下館で-6.5℃、栃木県真岡で-8.7℃と2月末にしては厳しい冷え込みとなっています。早朝に起きて気象衛星画像を確認したところ、今朝は本州の東海上にまとまった雲がかかり日の出は難しそうな状況です。そこでゆっくりと朝食をとった後、昨年に初めて訪れた栃木市の星野の里に出かけてみることにしました。今年は2月に入っても寒さが続いているためセツブンソウの開花状況が気になるので栃木市観光協会のHPを参照したところ、咲き始めという情報が掲載されていました。南東斜面に群生地が位置するため午前中の早い時間がベストです。しかし9時前は気温が氷点下で寒さのために開花していない可能性があります。そこで、時間稼ぎ?のため桜川市の富谷山ふれあい公園に寄り道して富士山や奥秩父、八ヶ岳の山々の遠望を楽しんでから栃木市へ向かうことにしました。富谷山からの遠望は次の記事にまわし、まずは星野の里に咲くセツブンソウを紹介します。

今日は時間に余裕があるため、高速道路は一切使わず、カーナビの指示に従い、ほぼ北関東自動車道に沿って一般道を西へ向かいます。星野の里の到着は9時30分。気温は2℃と朝の寒さが残り、北西の季節風が吹き付け真冬並みの寒さです。駐車場には5台先客がいました。

訪れた星野の里は、三峰山のふもとに位置するセツブンソウの自生地です。セツブンソウの自生地は全国的にも珍しく、その群生の規模は日本一。自生の北限といわれています。

 

四季の森の入口。梅の開花が遅れていて終盤を迎えたロウバイの花が目立ちます。

 

ロウバイの花をズーム

 

まずは北側の群生地を歩きます。目的のセツブンソウは、ちらほら咲き始め。昨年同日(2月23日) に訪れたときは数多くの花が咲いていました。今年は寒さの影響で遅れているようです。

 

ここ星野の里では、2cm近いサイズの大きな花が咲きます。東京で見るセツブンソウより一回り大きいです。

 

福寿草の蕾をバックに1枚。今日は風が冷たく福寿草は全開にならないかもしれません。

 

南東向きの日当たりのよい斜面では咲き揃っていました。

 

ロウバイは終盤ですが、それに続く梅の開花が遅れています

 

南側の日当たりのよい場所へ向かいます。カメラマンが撮影中です。

 

 

斜面一帯に咲くセツブンソウです。佐野市から栃木市にかけては石灰岩で覆われ、セツブンソウの生育に適しているそうです。

 

四季の森よりも日当たりが良く、こちらでは、ほぼ見頃となっていました。

 

踏み込みはできないので、手を伸ばしてコンデジでズーム。

 

満開のソシンロウバイ

 

セツブンソウの群生地を歩いた後、星野の里を散策してみました。案内図です。

 

近くに星野遺跡があります。昭和40年の発掘調査で、縄文時代前期、中期の住居跡など7戸が確認された場所で、発掘調査跡地を遺跡公園としました。ここでは縄文時代の住居が復元されています。左側は縄文時代前期の竪穴式住居、右側は縄文時代中期の竪穴式住居、奥は縄文中期の貯蔵庫です。星野遺跡で発掘された土器や石器も展示されていました。

 

大応寺の本堂横にある斜面の山林の中には、小山芳姫の御堂があります。 芳姫は南北朝時代の武将・小山義政の正室です。 小山義政は鎌倉公方・足利氏満による追討を受け、粕尾城(現在は鹿沼市口粟野)で籠城し敗退した後に自刃。 芳姫は粕尾城に向う途中で道案内の者に殺害されました。

星野の里を散策後、再びセツブンソウの様子を見に行きます。

 

 

北西から吹き付ける季節風が冷たい中、太陽の方向を向いて元気いっぱいに咲いています。

 

 

四季の森で咲き始めた福寿草の様子を再び見に来ました。30分前に比べてかなり花が開いています。間もなく日影に入ってしまうため、寒さのために蕾を閉じてしまうのではないでしょうか。

星野の里のセツブンソウは気温が上がる今週末から見頃となり、福寿草もあちらこちらで咲き始めそうです。

 

そして4月になると、近くの梵天山の山裾でカタクリの花が咲くそうです。紹介されていたパネルを撮影してきました。地元笠間の吾国山の群生地のようです。機会があったら訪れてみたいです。

 

参考に昨年2月23日に訪れた星野の里の様子を紹介しておきます。

栃木県星野のセツブンソウ群生地 2021.2.23 - ウリパパの日記

 

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