ウリパパの日記

自由気ままに・・・

東京気象観測地点(露場)移転計画

2008-09-21 14:12:16 | 自然
昨日、気象庁のHPを見ていたら、気象庁本庁庁舎の移転に伴う東京の露場の移転先を「北の丸公園」としますという記事が目に留まりました。説明によると、平成25年を目処に現庁舎が大手町から虎ノ門に移転するのに伴い、観測露場の代替地確保が必要となり、検討の結果、皇居周辺北の丸地区への移転が決定したそうです。

 参照 http://www.jma.go.jp/jma/press/0809/18a/rojo080918.html

前身の東京気象台は明治8年に赤坂で観測を開始し、その後皇居内、竹橋へと場所を移し、現在の大手町では1964年から観測を続けているそうです。従って、今回は50年ぶりの移転となり、立地条件の差から統計の連続性が損なわれるという指摘も出ているようです。

現在地から北の丸までの距離は1km程度であり同一地域と考えて問題無さそうですが、地図を見ると新候補地は周囲にビルも無く、都市化の影響がほとんど無い皇居により近くなっています。従ってヒートアイランド現象の影響が変わることが想定されます。例えば最低気温の低下とか。

地球温暖化やヒートアイランドなど気候変動が大きな話題になっています。長期的な気候変化を正しく理解するためにも、観測地点の移転に伴う各種統計データの不連続性を把握することはとても重要と考えます。できれば1~2年間、新旧の露場で観測を平行して進めて欲しいところです。
 
コメント
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