ウリパパの日記

自由気ままに・・・

今年の残暑は異常気象でした(気象庁報道発表)

2012-09-22 12:48:10 | 自然
お彼岸に入り暑さも和らいできました。今日の八王子の最低気温は19.9℃。7月23日の19.7℃以来、2ヶ月ぶりに20℃を下回る涼しさですが、これでも平年値を上回っています。この夏の暑さが持続したことを裏付けています。さて、昨日気象庁から 「平成24年8月下旬~9月中旬の北日本と東日本の高温について」 という報道向け資料が発表されました。記録的に厳しい暑さには見舞われなかった印象ですが、北日本・東日本は厳しい残暑に見舞われ、特に北日本(北海道、東北)では8月下旬から9月中旬にかけて3旬続けて統計を開始した1961年以来、最も高くなったそうです。30年に一度しか発生しない 「異常気象」 です。

この記事は今朝の日経新聞にも取り上げられていました。報道資料を紹介しておきます。残暑が厳しくなった理由は、
 ・日本付近の上空で偏西風が大きく北へ蛇行した
 ・東海上で太平洋高気圧が強まった
 ・東海上からの高気圧の張り出しにより南から暖かい空気が流れこんだ
 ・これらの影響と日射により気温が上昇した
と説明されています。偏西風の蛇行は冬に発生すると寒気の南下を促すことがありますが、蛇行する理由はよく解明されてはいません。気象庁によると、
 ・アラビア海からベンガル湾にかけてとその周辺域でモンスーンに伴う積雲滞留活動が活発だった
ことが一因と説明されています。

また、高温の理由として偏西風の蛇行に加えて
 ・フィリピン北東海上の活発な対流活動
 ・沖縄・東シナ海を北上した台風14~16号の影響により、北・東日本で高気圧が強まった
ことも記載されています。確かに、台風15号、16号は猛烈に発達して沖縄地方を襲ったことは記憶に新しいです。
  

異常気象を裏付ける気温の記録が紹介されていたので引用します。冒頭に記載のとおり、北日本(北海道、東北)では8月下旬から9月中旬にかけて3旬続けて統計を開始した1961年以来最も高く、特に9月中旬の+5.5℃は、途轍もない高温です。東日本(関東甲信、北陸、東海)も8月下旬と9月上旬が第2位、9月中旬が一位タイ記録です。


平年との差をイメージ化した気温推移です。沖縄・奄美地方は平年並のほか、全国的にも高温傾向だったことが分かります。

昨日発表の一ヶ月予報を見ても、北日本、東日本の高温傾向は続きそうです。ここで一気に秋が来れば、鮮やかな紅葉を期待できるのですが・・・


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