ウリパパの日記

自由気ままに・・・

鷲子山上神社 2015.2.11

2015-02-11 23:35:41 | Weblog
大子から茂木へ向かう途中、フクロウの神社として知られている鷲子山上神社を訪れてみました。「とりのこさんじょうじんじゃ」と読むそうです。那珂川町から国道293号を南東へ8kmほど進んだ左手にあるのですが、入口が分かりずらく最初に見える分岐点は出口専用。さらに5kmほど進んでから左折して戻るように山を登っていきます。鷲子山上神社は栃木県と茨城県の県境に位置した標高460mの山上にあります。平成2年に全国で始めて両県文化財に指定され「県境にある霊峰」として知られています。大鳥居の中央が県境という、全国でもめずらしい神社です。神社の創建は807年(大同2年)と言われています。

この神社はフクロウ神社としても知られています。神社のHPから引用します。

鷲子山の御祭神は、天日鷲命(アメノヒワシノミコト)といわれる鳥の神様です。
古い時代よりフクロウが、大神様の御使い・幸福を呼ぶ神鳥として崇敬されています。
境内には多くのフクロウ像があり、運気上昇・金運の福徳・パワースポットとして、全国より多くの方々が来山されます。

鳥居の先の楼門をくぐり、ふくろうの石段を登っていきます。社務所より拝殿前まで96段(苦労)あります。片道苦労(96段)、往復不苦労(2回苦労.296)といい、幸運を招く階段のようです。


階段の途中に富士山が見えるスポットがありました。逆光で空気も霞んでいるため今日は無理のようです。


本殿の裏には樹齢1000年位の杉を始め、大木がうっそうと生い茂っています。御神木でもある千年杉は直径2m20cm、周囲約7mあるそうです。


さらに進むと奥山稲荷があり、その先に寒椿の森が広がっています。本殿に参拝するのを忘れて、寒つばきを見にいくことにしました。


花数は多いのですが、どれも雪と寒さの影響で傷んでしまったようです。

寒椿の森を抜けて社務所へ戻ります。その途中に沢山のフクロウ像が目を楽しませてくれました。いくつかを紹介します。

  
運気上昇フクロウ(左)と見ざる・言わざる・聞かざるフクロウ(右)。

  
絆・友達フクロウ(左)と音楽・芸術フクロウ(右)。


ここは福ふくろう(不苦労)ロードと呼ばれています。順路が逆でしたね。多くの幸福(不苦労)を頂いてきました。


本殿へ参拝するのを忘れていましたが、もう一度階段を上る時間的余裕もないため、駐車場に戻ることにしました。おっと、危うく忘れるところでした。ここには日本一の大フクロウ(不苦労)像があるのです。


鳥居の先に見えてきるのがフクロウの像です。早速階段を登ります。


高さ7mの大フクロウです。神社のHPによると、古来、神仏混淆の神社のため、近年は通称「フクロウ大仏」と言われています。また「フクロウだるま」とも呼ばれ、子どもたちにも親しまれているそうです。中央の柱は「不苦労御柱」金運福徳の御柱です。その周囲に、四神の御柱である(青竜(せいりゅう)・白虎(びゃっこ)・朱雀(すじゃく)・玄武(げんぶ))が囲んでいます。


大フクロウの先にある本宮です。狛犬ではなく狛フクロウです(笑)。


大フクロウ像に隣接して、不苦労の鐘が設置されています。備え付けの木槌で1回静かに願い込めてたたいてきました。


神社がたたずむ山頂は杉を始めとする針葉樹におおわれていますが、北側の駐車場付近では木が伐採されて視界が開けています。今朝、月居山から見た山並みと近い景色が広がっていました。


八溝山です。手前に遮る山が無いため、山容がはっきりと分かります。


那須岳です。


高原山です。距離的にはかなり縮まったのですが、今日は湿度が高くやや霞んでいます。

北関東の山並みに別れを告げ、次の目的地である茂木駅に向かいます。あまり時間がありません。真岡鐵道を走るSL重連の出発が14時26分、従って14時には茂木駅近くの駐車場に到着したいからなのです(続く)
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大子町を散策 2015.2.11

2015-02-11 22:13:52 | 茨城県
月居山から下山後、大子の町へ向かいます。道の駅(奥久慈だいご)に車を停め、常陸大子駅まで500mほど歩いてみました。昨年9月、那須岳登山後に袋田の滝へ向かう際に車で通りかかり、一度駅に訪れてみたいと思っていたのです。

駅舎は比較的新しく平成23年3月にリニューアルオープンしたそうです。駅前のポストはレトロな感じですね。紐のようなものがたくさん吊るされていますが、夜になるとイルミネーションで装飾されるそうです。


駅前ロータリーにSLの形をしたバスが留まっていました。常陸大子駅と袋田滝本間をシャトル運行している無料観光バスです。汽笛を鳴らしながら走っていました。


レトロな雰囲気ながら、おしゃれなバスですね。


駅前にC12型蒸気機関車が展示されています。C12187号は昭和13年に日本車輛株式会社名古屋工場で誕生し昭和42年まで九州で活躍、水郡線が完全無煙化される昭和45年まで水戸機関区で走っていました。


午前11時23分、水戸行き列車が発車しました。久慈川支流の鉄橋を渡る瞬間をパチリ。のどかな風景です。


町役場前にたっていた幟です。「ぬぐい」は「暖かい」を意味するそうです。観光客をもてなす気持ちを表しています。


こちらは道の駅にたっていた幟です。奥久慈シャモは名産らしく、道の駅のレストランでも提供されています。昼食には「しゃもソースかつ重セット」を食べてみました。


久慈川の清流です。標高差が無いためゆっくりと流れています。


さて、今朝、袋田の滝へ向かう途中に立ち寄った竜神大吊橋を紹介しておきます。営業時間前のため橋を渡ることができませんでしたが、外から眺めるだけでも迫力満点です。歩行者専用橋として本州一の長さ275mを誇りる吊り橋です。竜神ダムからの高さは100m、きっとスリル満点でしょう。


橋の入口では、若ガエル石が見守っています。確かにカエルのように見える石ですね(笑)。

大子町で昼食を食べたのち、国道461号を西へ向かい、途中鷲子山上神社にお参りしてから今日のもう一つの目的である茂木駅へと向かいます(続く)。

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袋田の滝から月居山に登る 2015.2.11

2015-02-11 21:08:22 | 茨城県
袋田の滝を見学した帰り、近くの月居山(つきおれやま)を目指します。袋田の滝から流れ出る滝川沿いから見上げると、そそりたった2つのピークが見えます。月居山前山と月居山です。月居山の標高は404mで麓からの標高差は200~300mです。二つのピーク共に北斜面は雪に覆われていますが、針葉樹林が続くためアイゼン無しでも登れそう。凍結で危険な状況なら引き返すことにして、行けるところまで登ってみることにしました。

凍結して危ない箇所が2か所ありましたが、残雪の多いところを登れば問題無く登れました。月居山の最後の登りは相当な急坂でバリバリに凍結して危なそうだったので、観音堂を経由して日当りのよい前山に上ることにしました。


鐘撞堂です。上のほうに観音堂があるので階段を上っていきます。


観音堂が見えてきました。正しくは月居山光明寺観音堂と称します。宗派は天台宗で大同二年(807年)に建てられたと言われています。このお堂の中には運慶の作と伝えられる高さ6尺(約1.8m)の聖観世音菩薩が安置されています。

さらに登ると見晴しの良い山頂に到着。冒頭の写真は月居山前山からの眺望です。正面に生瀬富士がそびえ、遥かかなたには、雪をかぶった八溝山、那須連山、高原山が見えています。


比較的近いところに見えるのは八溝山地の山々です。八溝山は茨城県の最高峰(標高1022m)で、茨城、福島、栃木の三県にまたがるようにそびえています。


八溝山の北西には那須連山が見えていました。那須岳(茶臼岳)から三本槍岳方面です。三本槍岳は手前の山に隠れて、ピークだけちょこっと姿を現しています。昨年9月の紅葉の時期に歩いたことを思い出します。少し霞んでいますが、冬型が緩んで遠望には適した気象状況だったようです。


さらに南には高原山(1795m)が見えています。


観音堂からは日光連山もうっすらと姿を現していました。この方角から日光連山を見たことが無いので自信ありませんが、女峰山から男体山方面だと思います。


高原山と那須連山の間の鞍部に白銀に輝く山が見えています。デジタルズームしてみました。帰宅後に地図で調べてみたところ、大佐飛山(1908m)~日留賀岳(1849m)のようでした。


観音堂の裏の断崖に石碑がありました。インターネットで調べてみたところ、徳川斉昭の歌碑であることが分かりました。
  「尋ねれば 人は昔の名のみにて雲井の月ぞすみ渡りける」
と読まれているそうです。
 

前山から日当りの良い尾根道を下っていきます。日影に入ると残雪が凍結していて危険な状態です。ハイキングコースを袋田の滝まで下ることができるのですが、先ほど通行止めになっていたコースに続いているようなので、途中で引き返すことにしました(続く)。
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一部凍結した袋田の滝 2015.2.11

2015-02-11 18:17:28 | 茨城県
今日は建国記念日。久しぶりの祭日です。休日を単身赴任先で過ごすのは昨年の9月以来です。幸い天気に恵まれたので茨城県北部から栃木県を自動車で観光してきました。今週月曜日から一時的に強い寒気が日本列島を通過して昨日を中心に冷え込みが強まりました。茨城県北部の大子町では最低気温が昨日-6.6℃、今日は-5.9℃と若干冷え込み、袋田の滝では少し凍結が進んたことが期待できます。寒冬の年は最低気温が-10℃を下回る寒さが数日続いて全面凍結(氷瀑)が見られるようですが、今年は寒さが長続きせず暖冬傾向のため難しそうです。

いつもの習慣で朝5時20分に目が覚めました。朝食をとり7時にアパートを出発。常磐自動車道を日立中央インターまで北上し、県道36号、国道349号、県道36号、33号を利用、途中、竜神大吊橋を外から見学して(まだ開園前)、国道461号経由して袋田の滝へ向かいます。途中心配した路面凍結もなく8時30分過ぎに無料の県営駐車場に到着。袋田の滝から流れてくる滝川の水量は多く、流れが緩やかな箇所では部分的に凍結している程度です。

観瀑台へ向かうトンネルの利用は午前9時からとのことでしたが、それ以前に訪れると無料で中に入れるようです(ラッキー !(^^)!)。トンネルを抜けると正面に雄大な滝が姿を現しました。


ここ2~3日の寒さで滝の表面が氷結しています。その影響で流れ落ちる水量は9月に訪れたときに比べるとかなり少ない印象です。


エレベータで新観瀑台へ上がり、滝を見下ろします。50%近く凍結している印象でしょうか。


再びエレベータで下に降りて、間近に滝の様子を観察します。


滝壺をズーム。水量が多く全面氷結するには朝晩氷点下10℃を下回るような寒波が数日居すわらないと厳しそうです。近年では3年前(2012年)の寒さが印象に残っています。先ほどHPを調べてみたところ、袋田の滝は2012年に6年ぶりに全面凍結したとの記事がありました。参考までに2012年の気象の記録によると、大子町では1月下旬から2月上旬にかけて連日最低気温が-8℃~-10℃を記録。-10℃を下回る日もあって、今年の冬とは比べものにならない寒さが続いたことが分かります。


あまり冷え込まない今年の寒さでも、日が当たらないところではこのように氷の芸術を見ることができます。

袋田の滝の上流に生瀬滝があります。帰りにそちらへ行こうと思っていたのですが、ハイキングコースの階段は凍結のため立入禁止となっていました。残念。日影では、先日の降った雪が凍結して、非常に滑りやすくなっています。

生瀬滝へ登る急な階段は通行禁止となっていましたが、月居山への登山道は規制されていません。標高差も300m足らずなので、眺望を求めて帰りに登ってみることにしました(続く)。


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