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ウリパパの日記

自由気ままに・・・

国営ひたち海浜公園のオオウメガサソウ 2015.6.17

2015-06-17 23:36:08 | 茨城県
午後から国営ひたち海浜公園を訪れました。目的は森の妖精「オオウメガサソウ」を見るためです。高尾山で見かけるウメガサソウよりひとまわり花が大きく、日本の限られた場所でしか見ることができず、ひたち海浜公園が日本の南限地となっているそうです。環境省レッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されていて、公園内でも樹林の一部を立入禁止地区として保護しています。年に一週間だけ、特別公開ガイドツアーが開催されて公開されていますが、今年は開花が早くて先週終了してしまいました。公園内の保護活動の結果、近年は立入禁止地区以外でも見ることができるという情報を入手したので、まだ咲いている可能性があるかもしれません。


目的地は、ひたちなか自然の森です。アカマツやクロマツの樹林を主体とした「里山」が整備され、林床にはさまざまな種類のコケ類や地衣類が自生しています。このような環境づくりがオオウメガサソウの生育に役立っているそうです。


オオウメガサソウについて記載されていました。


30分ほど付近を散策しました。ウサギの姿を何度か目撃しましたが、本命のオオウメガサソウはなかなか見つかりません。諦めかけていたところ、ふと目に入ってきた保護区域らしき囲いと保護地区の表示。そして足元をよく見ると・・・ありました。可憐な花が咲いているではありませんか。






葉の形に特徴があります。目が慣れてくると次から次へ見つけることができました。


別な場所でも咲いていました。こちらはまだ蕾です。


立入禁止となっている保護区域の近くでも発見。オオウメガサソウは複数の株が根でつながっているため、複数の株が群生していることが多いようです。


こちらはウメガサソウです。


花の付き方が違いますね。ウメガサソウは一本の花茎に花は一個であるのに対し、オオウメガサソウは数個の花を付けます。


イチヤクソウもあちらこちらで咲いています。


イチヤクソウはオオウメガサソウより一回りも二回りも大きいので、見つけやすかったです。

梅雨時に咲く可憐な花々を楽しむことができて大満足の一日でした。
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保和苑のアジサイまつり 2015.6.17

2015-06-17 22:32:59 | 茨城県
水戸八幡宮から歩いて15分で保和苑に到着。ここは観光地らしく大勢のお客さんが訪れていました。6月14日から保和苑及び周辺史跡を中心に水戸のあじさい祭りが開催されています。保和苑には約60種、6000株のあじさいが咲き誇ります。

寺の呼称は大悲山保和院桂岸寺です。元禄時代、徳川光圀公(水戸黄門)が寺の庭を愛されて保和園と名付けられたのが始まりと言われています。昭和初期に地元有志の手によって拡張整備され、池に築山を配した純日本庭園になり名前も「保和苑」と変更されました。


桂岸寺本堂です。彫刻が見ごたえあります。


本堂前ではピンク色の可憐なアジサイが咲いています。


庭園にやってきました。こちらのピンク色の花はスモークツリー「オーロラ」。日本語に訳すと「けむりの木」でしょうか。


アジサイの小道です。


ぼけ除けの地蔵「延命地蔵尊」です。


水戸黄門諸国漫遊旅姿像です。何だか、紫陽花はなくお地蔵さんの紹介になってしまいました。。。


保和苑を中心としたロマンチックゾーンの案内図です。中央が保和苑、右上が先ほど訪れた水戸八幡宮です。

名所を3か所回ったので、あじさい巡りはこれで打ち止めとして、本日のハイライトである国営ひたち海浜公園へと向かいました。

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水戸八幡宮を訪れる 2015.6.17

2015-06-17 21:58:03 | 茨城県
水戸八幡宮と保和苑でアジサイまつりを開催中とのインターネット情報を得たので、無料駐車場が併設されている水戸八幡宮を訪れました。高速道路を水戸北インタ(スマートIC)で降りて10分ほど、雨引観音から約45分で到着しました。途中笠間付近までは激しい雨に見舞われましたが、雨雲が抜けたため水戸近辺では薄日が差してきました。

水戸八幡宮は初めて訪れました。桜が有名なのでもともとチェックを入れていましたが今年は訪れる機会が無りませんでした。由緒あるお寺なので、HPから由緒概略を引用します。

当宮は文禄元年(1592)佐竹義宣公によって創建されました。
義宣公は天正十八年(1590)に水戸城主の江戸氏を滅ぼし、翌十九年に常陸太田より水戸に居城を移し、その翌年の文禄元年(1592)に氏神として崇敬していた常陸太田鎮座の馬場八幡宮より、八幡大神を水戸城内に奉斎しました。のち八幡小路(現在の北見町)を聖域と定め、慶長三年(1598)に御本殿(国指定重要文化財)を建立し、水府総鎮守の社と定めました。

―慶長七年(1602)…佐竹氏が秋田へ移封され水戸は徳川家の所領となる。―

徳川の御代、元禄七年(1694)には二代藩主光圀公の寺社政策の命により、那珂西村(現城里町那珂西)へ御本殿始め移遷されましたが、宝永六年(1709)三代藩主綱條公の時代になり、正神主田所修理清澄をはじめ氏子等の請願により那珂西から再び水戸に遷座され、現在の白幡山神域に鎮斎されました。
なお、水戸に再遷座される際、白鶴一羽が舞い降りて神域を卜定したと伝わります。

以来、水戸藩主代々の崇敬社で農・工・商の神、また厄除・子育て・戌亥年生まれの守護神として信仰されています。

引用終わり。


随神門をくぐる前にアジサイを見学しました。山あじさいを中心に、浜あじさい系、西洋あじさい系など50種5,000株以上のあじさいが境内を彩っています。


高尾山で見かけるキツリフネが咲いていました。こんなところでお目にかかるとは意外な感じです。


随神門の彫刻です。欄間の彫刻に彩色の痕跡が残っています。墨書によると、建立は宝暦7年(1757)であるが、随神社が奉納された享保8年(1723)の可能性もあるそうです(HP情報)。「開運赤竜」が掲げられています。


拝殿の前に大きな輪が設置されています。6月30日に夏越の大祓式~茅の輪くぐりの神事~
が開催されます。HPによると

「水無月の夏越の祓する人は千年の命延ぶといふなり」
半年間に知らず知らずに犯した罪・穢を祓い清める神事で、大祓詞を唱和し、参列者全員で和歌を唱えて茅の輪をくぐり、罪・穢を移した紙人形を那珂の清流に流して、健康、息災を祈る。(以上引用終わり)

とあります。説明に従い左側→右側と八の字にくぐってから参拝してきました。


拝殿の右手奥にある天満天神宮です。


合格小僧は眼鏡をかけていました(笑)。


沢山の摂社末社が祀らています。これは石尊神社。御祭神は大山祇神、巨大な自然石を御神体とする神奈川県伊勢原市大山阿夫利神社は石尊本宮とも称されます。


拝殿の左手には、御神木の御葉付公孫樹(イチョウ)がそびえています。国指定天然記念物です。


推定樹齢700年、樹高42m、幹周り9mの巨木です。きっと黄葉は見事なことでしょう。


拝殿の奥には八幡宮本殿が続きます。こちらは国指定重要文化財です。慶長3年(1598)、水戸城主となった佐竹義宣公により建立され、建立400年目となる平成10年末、建立当時の色、模様、金箔を施し、まばゆいばかりの姿に復原されたそうです(HPより引用)。


帰りに烈公御涼所を訪れました。那珂川の涼風が吹き付ける見晴しの良い高台です。9代水戸藩主、徳川斉昭公がお涼みになった場所です。正面は推定樹齢400年のケヤキの大木です。御涼所の木蔭から、東は那珂川河口、北は八溝山地、西は日光、那須の連山を遠望でき、朝日御来迎の御聖地でもあるそうです。
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アジサイが見ごろの雨引観音 2015.6.17

2015-06-17 19:37:31 | 茨城県
今日は久しぶりに有給休暇を取得して茨城県のアジサイの名所を散策してきました。天気が良ければ近くの山を登る予定でしたが、昨日から上空の寒気の影響で天気が不安定なため断念。朝一番にアパートの大家さんのところへ行って用事を済ませてから、自動車で北関東自動車道を西へ向かいました。最初の目的地は桜川市にある雨引観音です。友部駅で配布されていた桜川市の観光案内パンフレットに、桜とアジサイの名所と紹介されていたので、一度訪れてみたかったのです。


桜川筑西インターから15分ほどで駐車場に到着。標高409mの雨引山の中腹に佇む真言宗豊山派の寺院で、正式には雨引山楽法寺と称するようです。


約10種、3000株のアジサイが境内や周囲を埋め尽くしています。


145段の「厄除けの石段」を登ると朱塗りの仁王門が現れます。茨城県の文化財に指定されています。力強さを感じる彫刻です。


仁王門の天井画です。竜と天女が描かれています。


仁王門の向かって左側には子安地蔵堂があります。緑とアジサイが美しい。


仁王門から観音堂へ向かう階段の右手に推定樹齢1000年の「宿椎」があります。椎の霊木です。1472年に本堂・諸堂が炎上した際、ご本尊がこの椎に難を避けたことから宿椎と称されています。


階段を上ると正面に本堂(観音堂)が姿を現します。仁王門と同じく彫刻が印象的です。周囲の障壁には十九面の孝子(親に孝行をつくした有名な人)の彫刻が彫られているそうです。

雨引観音について桜川市教育委員会の説明を引用します。
雨引観音は雨引山楽法寺と申し、用明天皇のころ(6世紀末)梁の国人の法輪独守居士によって 開かれた、厄除・延命・安産・子育ての霊験あらたかな、延命観世音菩薩(国指定重要文化財)を 本尊とする坂東観音霊場第二十四番札所の名刹です。
第三十三代推古天皇の病気平癒祈願・第四十五代聖武天皇、光明皇后の安産祈願・嵯峨天皇の降雨 祈願によって勅願寺・安産祈願の根本霊場と成り、現在の皇后陛下には安産守を御捧呈申しあげま した。
また、鎌倉幕府の宗尊親王・足利尊氏公、更に、徳川家康公・徳川吉宗公は篤く当山観音を信仰し、 多くの寺領・堂塔を寄進された。

なお現在の本堂は寛永7年(1630年)に改修されされたそうです。


多宝塔も迫力があります。木が精巧に組まれていて本堂とは違った美しさがあります。


雨引観音にはクジャクが放し飼いされています。お店の前で「いらっしゃいませ」


このようなサービスも・・・


多宝塔の裏山登ると眺望が開けます。加波山が近くに見えていました。


山頂は雲に隠れていますが筑波山もうっすらと見えていました。


山頂近くの広場でもクジャクがお迎えしてくれました。


帰りに「延命水」と名付けられた霊水を飲んできました。雨引観音の本尊・延命観世音菩薩の袖から滴り落ちた水が泉となってできたことから延命水といわれ、この霊水は延命長寿の神通力があると言われています。地元の日本酒の醸造水としても使用されています。

延命水から駐車場へ戻る途中、雨が降り始め雷鳴が聞こえてきました。雷雲が接近してきたようです。雨引観音を一通り見学したので、次は水戸八幡宮へと向かいます。
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