ウリパパの日記

自由気ままに・・・

若葉が美しい奥高尾散策 2017.5.5

2017-05-05 23:36:13 | 高尾山・陣馬山
今日は立夏でした。暦どおり初夏の日差しに恵まれ、爽やかな一日となりました。九州では真夏日を記録。関東甲信越でも甲府で29℃、長野26.8℃、前橋26.9℃、東京25.6℃と夏日を観測しています。八王子では24.8℃と夏日の一歩手前でした。昨日の鎌倉に続き、今日は午後から奥高尾~高尾山を散策。帰りに高尾山トクトクブックに5月号のスタンプを押して戻ってきました。

日影までバスを利用し小仏城山を目指します。若葉の色が眩しく輝きます。


日影沢ではカヤランが見頃を迎えています。


5月3日に紹介したこの花は全開です。今日で最後でしょう。


少し標高の高いところでも開花しました。保護監視中の立て札が設置されている場所です。


こちらはとても小さな花です。


萩原作業道は工事のため長期間通行止めとなっています。

このまま林道を歩くしかないかなと思っていたところ、ゲートの手前あたりで沢沿いに登るコースを発見。電柱が立っていたり、階段が設けられていたり歩きやすい山道でした。最後は急坂になりますが、小仏城山の直下に出ることができました。


小仏城山山頂から振り返ります。日影沢からほぼ直進で登る最短ルートでした。但し城山側には"踏み込み禁止"と書かれたの立て看板があり、基本的には通行禁止のルートのようです。


山頂から西側を望みます。うっすらと富士山の姿が見えました。


茶屋の周囲では、まだ八重桜が咲いています。


八重桜と赤いモミジが青空に映えます。


しばらく休憩してから一丁平へ向かいます。途中ホウチャクチゴユリが咲き始めていました。ホウチャクソウとチゴユリの雑種で、高尾山でしか見られない貴重な花です。花の大きさは2~3cmと大きいのですぐに分かります。


こちらはホウチャクソウです。


一丁平に到着。丹沢連山を一望できます。富士山は春霞の中に消えていました。


朴の木の花がようやく開花。今年は本当に遅いです。お目当ての花もまだ蕾が見えていません。

ここから巻き道を通って高尾山頂へ向かいます。途中見かけた花を紹介します。


タチガシワ(立柏)です。初めて見かけました。写真を撮っていた方に教えて頂きました。ありがとうございます。


ホタルカズラです。


クマガイソウ。南浅川に群生地がありますが、こちらは高尾山に自生する花です。保護監視中の立て札が設置されています。


サル園の前でお目にかかったユルキャラです。

ケーブル山頂駅でトクトクブックに5月号のスタンプを押してから琵琶滝目指して下ります。16時を過ぎて日陰ではかなり暗くなってきました。


琵琶滝へ立ちよった目的はこの花です。高尾山のスミレの最後を締めくくるコミヤマスミレです。2輪咲いていました。



コメント (2)
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若葉がまぶしい鎌倉散策(円覚寺、建長寺、報国寺) 2017.5.4

2017-05-05 00:46:11 | 旅行
この4月から娘が大学の近くでアパート住まいを始めました。残り3年、勉強が忙しくなり、自宅から通うのが厳しい状況になってきたようです。このGWは自宅に戻ってこないのでこちらからアパートに押しかけ、そのついでに奥さんと3人で鎌倉を散策してきました。

車はアパート近くのコインパーキングにとめて小田急線で藤沢駅へ。江ノ電に乗ろうとしたら長蛇の列。噂に聞いていたとおり江ノ電に乗るためには1時間待ちを覚悟しなければなりません。そこで東海道線、横須賀線と一駅づつ乗り、北鎌倉で下車しました。まずは若葉が眩しい円覚寺を訪れました。


山門をくぐります。三門は三解脱(空・無相・無願)を象徴するといわれ、諸々の煩悩を取り払って涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門とされています。

仏殿、方丈を抜けて、特別公開されている舎利殿へ向かいます。


舎利殿の案内板です。ここには源実朝が宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利」というお釈迦様の歯が祀られています。


鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する、最も美しい建物として国宝に指定されています。 鎌倉で唯一の国宝建造物です。


内部正面には仏舎利をおまつりする宮殿が安置され、その前に鎌倉彫りの須弥檀があり、観音菩薩と地蔵菩薩がまつられています。


舎利殿見学後、さらに奥へ進みます。円覚寺の開基である北条時宗公をおまつりした開基廟です。


一番突き当りは黄梅院です。


階段を上った高台にある洪鐘(おおがね)です。北条貞時公が江ノ島弁財天に参籠し、天下泰平、万民和楽を祈り正安3年(1301年)に鋳造されました。関東で最も大きく(高さ259.5cm)、国宝に指定されています


洪鐘の近くにある弁天堂。江ノ島より招来した弁財天をまつり、60年ごとに江ノ島弁財天と円覚寺との間で祭礼が盛大にとり行われています。


円覚寺の見学を終えてから建長寺へ向かいます。お腹が空いたので、途中「鎌倉五山」というお店で昼食。


ここは、建長寺に由来するけんちん汁の発祥といわれる名店との案内です。けんちん汁は鎌倉時代に創建された禅寺・建長寺に由来するもので、もともとは、修行僧に供された、野菜くずを無駄なく使うために作る料理だったようです。“建長寺の汁”がいつしか“建長(けんちん)汁”として広まったといわれています。なるほど・・・初めて知りました。


野菜たっぷりの紫陽花セットです。ごま油と柚子の風味がきいたけんちん汁が実においしかった。


続いて、けんちん汁発祥の建長寺へ向かいます。まずは重要文化財の三門をくぐります。高さ30mあるそうです。


ちょっと梵鐘に寄り道。こちらの鐘も国宝に指定されています。茅葺の鐘楼に吊るされた高さ約2mの巨大な鐘で先に紹介した円覚寺・常楽寺と並ぶ鎌倉三名鐘です。


続いて仏殿です。本尊の地蔵菩薩坐像を祀っており、現在の建物は東京の芝にある増上寺から移築されたものです(重要文化財)。江戸時代初期の華麗な装飾が施されています。


内部の様子です。地蔵菩薩坐像は坐高約2.4mで台座を含めると5mにもなります。格子天井の花鳥図は室町時代に作られたそうです。


こちらは法堂。法を説くための堂です。当初の法堂は1275年に建長寺開基で五代執権の北条時頼十三回忌のときに創建され、現在の法堂は1814年に再建されたもので、木造建築では関東最大の大きさです。


天井には約80畳にも及ぶ雲龍図が描かれています。鎌倉在住の日本画家、小泉淳作画伯の筆によるこの雲龍図は縦約10m,横約12mと約80畳にもなる巨大な作品です。


唐門です。方丈入口にある門で、仏殿と同じく増上寺の徳川家忠の夫人「お江」の霊屋から移築されました。重要文化財に指定されています。


唐門前から法堂と仏殿を振り返ります。

建長寺はこれくらいにして、最後の目的地である報国寺へ向かいます。


2kmほど歩いて報国寺に到着したのは15時40分。長蛇の列で、入館できたのは閉園の16時を5分ほど過ぎてからです。


久しぶりに訪れた竹寺。


1000本の孟宗竹林です。抹茶の受付は15時30分で終了となっていました。

久しぶりに訪れた鎌倉散策はここで終了。鎌倉駅まで歩いて戻りました。
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