ウリパパの日記

自由気ままに・・・

9割凍結した袋田の滝 2018.1.27

2018-01-27 20:37:31 | 自然
久慈川でシガを観察した後、袋田の滝へ向かいます。今朝の大子町の最低気温が-10℃を下回ったのでかなり凍結が進んでいるのではないかと思い、立ち寄ることにしました。訪れた時間は8時。無料の第1駐車場に車を停めて観瀑台へ向かいます。入場は午前9時まで無料。但しエレベータで新観瀑台に登ることはできません。

トンネルを抜けて観瀑台に到着。滝の音が聞こえてきますが90%以上は凍結しています。


上側はほぼ完全凍結。


下側は氷の厚みが薄くまだ激しく水が流れ落ちています。今週の雪の影響で水量が多くなっているようです。もう一歩なのですが、この水量では完全凍結まで暫くかかるかもしれません。2月も寒冬傾向の長期予報です。2月上旬には6年ぶりに完全凍結する可能性があります。


午前8時の観瀑台の気温は-7.8℃。


下流側から滝を見上げます。


滝つぼでは水の流れが激しくなっています。今夜も厳しい冷え込みが予想されています。あと2~3日同じような寒さが続けば完全氷結しそうですが、日中の気温が緩みそうなので見妙なところです。
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大子町久慈川のシガ 2018.1.27

2018-01-27 19:01:42 | 茨城県
今週日曜日は寒中とは思えない春のような陽気で、菜の花やロウバイが咲く小宮公園を紹介しました。その際に、20cmを超える大雪とそれに続く記録的冷え込みを予想しました。この一週間はその想定を上回る天候に見舞われました。月曜日の22日には東京で21cm、八王子(消防署観測)で29cmを観測しています。ネット情報を見ても多摩地域では30cm前後の積雪となった様子がうかがえます。会社のある茨城県でも夕方から雪が強まり、15~20cmの積雪。水戸では19cmを観測しました。大雪の翌日は埼玉県に限定した記録的な冷え込みとなり、その翌日からは関東地方全域で記録的寒さに見舞われています。大雪の翌日に想定したほど雪が溶けず、一気に寒気が押し寄せたことが一因と考えています。AMEDAS記録を見ると、八王子の最低気温は-8℃(25日)、-7.8℃(26日)、-8.7℃(今日27日)と近年にない冷え込みで、八王子のAMEDAS記録上は1982年以来の低温で観測史上2番目の低さとなっています。もっとも八王子市とその前身の市立4中の観測データを見ると、昭和30~40年代はたびたび-10℃を下回り、最低気温の記録は-12.0℃となっていたようです。府中の-8.4℃(25日)、青梅の-9.3℃(27日)はAMEDAS観測史上一位の記録となっていて、今回の寒波の物凄さが分かります。

西風の影響でそれほど冷え込みが強まらなかった茨城県も、今日はこの冬一番の寒さとなりました。水戸-7.9℃、笠間-10.4℃、常陸大宮-10.3℃、大子-10.5℃を観測。茨城新聞の情報(LINE)によると袋田の滝の凍結が進み、久慈川にはシガが流れているとの情報です。茨城県にいる間に一度はシガを見てみたいと思っていたところ、チャンスが巡ってきました。昨夜は夜遅くまで仕事でアパート帰宅は22時すぎ。さすがにそれから高尾へ帰る気力もないため、今日朝早く起きたら、大子町まで寄り道してから帰ることにしました。


今朝は朝5時に寒さのために目が覚めました。そこで予定通り大子町へ向かうことにしました。茨城県北部では先日の雪は10cm程度との情報、国道は除雪が行き届いているため、友部スマートインターから那珂ICまで常磐道を利用、そこから国道118号で50分ほど北上します。目的の大子町(久野瀬)に6時40分に到着しました。すでにロードパークま満車で、近くの路肩に車を停めて久慈川の様子をみます。日の出前の久慈川には大きな塊が浮かんで流れています。これが初めて見るシガです。感激です。それにしても寒い。手元の温度計は-9℃を示しています。

少し戻ったところに橋が見えます。シガを間近で見てみたいので、歩いていくことにしました。


途中久慈川を見下ろすとシャーペット状の氷のようです。溶けずに流れているので水面の温度は0℃近いのでしょう。家に戻って調べたところ、シガとは厳冬期に気温と川の水温が適度に低くなると水面に無数のシャーベット状の氷が現れ川の流れにのって流れる現象で、日本では久慈川上流部の矢祭町〜大子町袋田付近で見られるそうです。


先ほど見えた橋にやってきました。車がやっと一台通れる幅の木製の橋です。


水面を見ると、結構なスピードでシャペット状の氷が流れてきます。


橋の上から上流を見下ろします。大きな塊が流れてきます。塊がぶつかりあってジャリジャリ音がします。


反対の下流側です。


氷点下10℃近い寒さの中、手がかじかんでしまいましたが、河原に降りてシガをすくってみました。予想通り、大きさ5mm程度の小さな氷のかけらです。冷たい・・・


7時20分を過ぎると太陽高度が高くなり上流側から明るくなってきます。川岸は凍結というか、シガの押しくらまんじゅう状態??




下流側にも日が当たり始めました。川面を彩る氷の花が美しい。


高台のロードパークへ戻ります。上から見ると、川幅が広いところではシガがまばらにゆっくりと流れている様子がわかります。


ロードパークに戻ってきました。


太陽高度が上がり明るくなってきました。先ほど渡った木道を見下ろします。


日光が当たるとシガが輝いて見えます。


川幅が狭いところではシガが密集して流れます。


大子町のHPによると、真冬にだけ見ることができる久慈川の幻想的な氷の芸術は、マイナス5度の日が5日間ほど続くなど、厳しい気象条件が揃った時に観測できます。川面を流れる「氷花」の正体は川底や水深の中間で発生した氷の欠片が川面に浮上してくることで生まれる現象と説明されていました。

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