昨日吹き荒れた季節風が弱まった今朝の八王子は最低気温が-4.4℃まで下がりました。正月休み最終日は特に予定も入っていないため、朝早く起きてシモバシラ氷花を見に奥高尾まで行ってきました。雨が少なく冬の訪れも早かったため、すでにピークは過ぎてしまったようですが、ところどころで5~10cmに成長した氷の花が咲いていました。
高尾駅北口8時12分発のバスで小仏へ向かいます。ハイキング客でバスは満車。駒木野で病院関係を下した後は、珍しく日影も通過し、終点の小仏に20分程で到着。

バス停から急ぎ足で約40分。小仏峠に到着。少し上ったところで本日最初の富士山が姿を現しました。

小仏城山東側のシモバシラの観察ポイントに15分ほどで到着。数年前に訪れたときは、30~40cmに成長した巨大な氷の花を見ることができましたが、今年はサイズも小さく疎らにしか確認できません。時期的にも遅かったのかもしれません。

こちらは城山へ向かう登山道脇で見つけました。今日一番の大きさ。それでも15cmくらいです。

小仏城山山頂から見る富士山。今年雪が少ないです。ここから見ると宝永山の南側の裾野まで見ることができます。

小仏城山から一丁平へ向かう途中に北側巻き道を通ったところ、いきなり視界が開けてびっくり。杉林が大規模に伐採されていました。それとも土砂崩れでしょうか・・・

視界が開けた先に東京スカイツリーが見えていました。

一丁平に到着。ここでも富士山を正面に見ることができます。宝永山の南側が加入道山の稜線に遮られてきました。

南側には江ノ島、その先に相模湾がオレンジ色に輝いています。更に先には三浦半島、東京湾を隔てて房総半島まで見渡せました。

一丁平の北側巻き道もシモバシラの観察スポットです。冒頭の写真もここで見られた氷花です。

今日は気温が低いため、9時30分を過ぎても溶けずに美しい姿を留めています。

紅葉台の北側巻き道にかけても、点々とシモバシラを観察できます。

数年前にくらべると数が激減した印象ですね。

高尾山頂に到着。奥高尾ではハイキング客をチラホラ見かける程度でした。ここまでくると初詣のついでに山頂まで足を延ばす観光客が多く、学生や職場?の団体さんも見かけました。

正面に富士山。加入道山の稜線がさらに宝永山に近づきました。

滝子山の南には白銀に輝く南アルプスが姿を現しています。小仏城山や一丁平でもこのアングルで見ることができます。北から農鳥岳、広河内岳、塩見岳、蝙蝠岳と峰々が続きます。陣馬山まで北上すると、さらに南側の悪沢岳と赤石岳が姿を現します。

高尾山頂からでも江ノ島、三浦半島、房総半島を見渡すことができました。

帰りに薬王院に参拝。10時を過ぎて大勢の参拝客が訪れていました。

ケーブル高尾山駅でトクトクブックに1月のスタンプを押し、展望塔へ上ります。北高尾山稜の先には大岳山、御前山、雲取山、大洞山、前飛龍と奥多摩から石尾根方面の山並みが続きます。ズームで確認したところ、雲取山もまだ冠雪していません。

東側には東京スカイツリーから東京タワーにかけての都心のビル群を見渡します。

期待した日光連山は雪雲の中。筑波山から加波山にかけうっすらと見えています。横田基地への着陸準備に入った米軍機をパチリ。ちょうどこの時間、スーパーあずさ11号(E353系) が裏高尾を通過していたことを後に知りました。写真に撮るのをすっかり失念していました。