ウリパパの日記

自由気ままに・・・

筑西市の石造五輪塔 2019.12.26

2019-12-26 21:18:32 | 茨城県

富谷山から筑西市の酒蔵へ向かう途中に通りかかった共同墓地で石造五輪塔の表示が目に留まり、思わず駐車場に車を停めて見に行ってきました。場所は筑西市村田下町中町です。

 

茨城県の指定文化財にもなっています。

 

高さ216cmの五輪塔。茨城県教育委員会のHPより引用します。

 石造五輪塔は、筑西市村田下町中町の共同墓地の中央高台にあるもので空輪は宝珠形、風輪は3分の1円形、火輪は急傾斜をした鎌倉時代の作品としてまことに典型的なもので、歴史研究の上からも貴重な資料ということができます。
 もともと五輪塔は、平安後期より建造されはじめたもので、あるものは墓標として、あるものは舎利塔(しゃりとう)としての意味を持つものです。
 残念なことに、700年もの歳月を経ているため刻まれた文字を読み取ることは不可能ですが、幾多の古文献や口碑伝承を通じて、村田荘初代の地頭村田朝政を慰霊するために建立されたものと推察できます。
 なお、現在の地に移る以前は、三所神社(さんしょじんじゃ)境内の西北にある神宮寺にあり、そこに祭られていたものが明治元年(1868)にこの地へ移されたものです(引用ここまで)。

上川霊園にある我が家の先祖の墓石も五輪塔で、下から地水火風空を表すことは知っていますが、流石に形の違いまでは・・・分かりませんね。

 

五輪塔近くで見かけた墓石。絵が描かれています。何かのキャラクタでしょうか。

 

共同墓地の近くに目的の酒蔵があります。来福酒造です。車なので試飲はできません。お年賀の日本酒と焼酎を購入しました。

 

こちらも途中で訪れた稲田の酒造(磯蔵酒造)。以前訪れた石切山脈の近くです。ここでもお土産の日本酒を購入。

 

ついでに岩間の小田喜商店も紹介しておきます。ここでは岩間の栗の瓶詰めを購入しました。

明日は急ぎの仕事が入ってしまったので、それを片付けてからアパートの大掃除。夕方、ダイヤモンド富士を霞ヶ浦(羽生)で見てから高尾へ戻る予定です。

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富谷山小山寺(富谷観音) を訪れる 2019.12.26

2019-12-26 20:37:18 | 茨城県

今日は日本で部分日食が見られる予定でした。天気が良ければ一部が欠けたまま太陽が沈んでいくダイヤモンド富士となるはずでしたが、、、残念ながら低気圧の接近により厚い雲に覆われてしまいました。年末の忙しい時期に打合せの日程を変更したり調整した結果取得した午後休暇です。天気が悪いので休暇取り消しますとも言えないので、予定通り午後休んでしまいました。

お土産を買うためにちょっと遠出をしたついでに、桜川市の富谷山小山寺(富谷観音)を訪れることにしました。昨年の年末、富士山を見るために訪れた富谷山ふれあい公園に隣接する古刹です。開館時間は9時~16時なので昨年は門の中に入ることができませんでした。

 

ふれあい公園の駐車場に14時40分に到着。富士見100景の展望台から見た加波山と筑波山。低く雲が垂れ込めています。昨年末に望めた富士山はもちろん見えません。

 

一瞬空が明るくなりました。雲の先に太陽のシルエット。本来であれば左下から太陽が欠け始めている時間なのですが。。。

 

小山寺へ向かいます。入口に説明がありました。天平7年(735年)に聖武天皇の勅令により行基菩薩が開山したと伝えられ、古くから開運・安産・子育ての祈願所として知られているそうです。三重塔は室町時代に再建された塔です。期待できます。

 

まずは楼門へ向かいます。江戸時代の建造物のようです。なかなか立派です。

 

近くに小山寺の文化財の説明がありました。茨城県の指定文化財となっています。

 

楼門の天井は鮮やかに彩られています。

 

楼門の仁王像です。向かって左側は阿行像。

 

右側は吽行像。

 

扁額です。文化財の説明板によると「施無畏山」でしょうか。

 

楼門の裏手(階段の脇)には富山の守護神である倶利迦羅竜王が延命水を守っています。

不動明王の化神と言われているそうです。

 

階段を上ると左手に鐘楼と三重塔が見えてきます。

 

鐘楼も歴史を感じます。江戸時代につくられ、茨城県の指定文化財となっています。

 

その先には三重塔。国の重要文化財に指定されています。風格と歴史を感じます。

 

三重塔の説明です。本尊は十一面観音菩薩で、不動明王毘沙門天を脇侍として安置しているそうです。

 

室町時代の造りです。見事です。

 

頂上にそびえる鉄及び青銅製の相輪です。

 

反対側には本堂。こちらも存在感あります。周囲にはたくさんの額が掲げられています。

 

正面から見た本堂。こちらも江戸時代の建造物です。

 

扁額の上の彫刻が鮮やかです。まるで日光東照宮のようです。扁額は楼門と同じ「施無畏山」ですかね。何となくそのように読めます。

 

本堂の内部の様子です。

 

階段を上ったところには桜川市指定天然記念物の「小山寺の大杉」がそびえます。樹齢700年と言われています。

今日ここで出会った人はたったの二人。森の中にひっそりと佇む印象に残る古刹でした。

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