「コツコツやってもなぁ、と思う前に、コツコツやれ、
コツコツの先には成功がある・・・」
市民カレッジの第2回目の講演に行ってきました。
講師は、タレントの「島田洋七」さんです。
あの、「がばいばあちゃん」で、一躍作家になった人ですね。
というか、私にとっては「B&B」の洋七さんですわ。
遠い昔、何度も、花月で見てますからね。
漫才ブームの時に一斉を風靡しはったんですよ。
「もみじまんじゅう」でね~
私が見てたのは、まだ、売れる前ですわ。
とにかく、どこまでホンマの話かわからへん人、って言うのがウリで、
機関銃のようにしゃべってしゃべって、笑わす芸でしたね。
でも、エライもんで、漫才をしなくなってからの、この20数年。
講演活動で全国を回って、その数、通算4,000回を越えるらしいです。
すごいね~
とにかく、今日も、機関銃のように話してはりました。
漫才のときと同じです。
もう、いきなりから、会場は笑いの渦。あっと言う間の90分でしたよ。
お話のポイントは・・・
☆ 60歳からは自由に、好きなように生きましょう。
洋七さん自身は、来年60歳を迎えるらしいけど、
「60になったら、もう、見栄も学歴も、な~んもいりませんやん。
たいてい、子どももみんな成長してるから、ナニを言うてもしても、
自己責任さえ取れれば、なんでも自由に暮らしましょ。
人の悪口も言うたらよろしいやん。たいてい、自分も言われてますねん。
もう、75過ぎたらね、悪口言うてても、だれのこと言うてるかも忘れるし」
☆ 今の日本に生まれて、幸せですやん。
「戦争が終わって生まれて、戦争が始まる前に死にますやん。
あ、戦争がまたあるかどうか、わからんけどね。
でも、よその国では今も戦争してるけど、日本はナニもないし、
こんな幸せなことありませんよ。不景気やとか、不満はいろいろあっても、
見方を変えたら、幸せですやん。ブランド品とかも買えるんやし。
ホンマに、貧しかったら買えませんよ」
☆ 70、80の年寄りから聞く話はおもしろい。ギャグ満載ですよ。
「ばぁちゃんがじいちゃんに死に別れた時が46歳。子ども7人もいて、
それから、今で言うハローワークに行くんやけど・・・
お金になるからって、複数の学校の用務員をしたんです。62歳ぐらいで、
市から、定年やしもう止めて、って言われたのに、お金のためやのうて、
自分のために働きたいからって、76歳まで働いたんですわ。
もう、ばぁちゃんの勝ちやね!
働いてたら、市もお金払わなあかんしね~」
☆ 働くことで、若くなれる。
「定年になっても、明くる日、また仕事に行ったらよろし。
アンタの席ないよ~って? 自分で席持って来ましたって言うてね~(笑)
お金のためだけやなくて、自分のために働きたいって言うたらよろし。
だいたい、お金がないって言う人は、働いてないからですわ。
仕事を選ばへんかったら、どんな仕事でもありますって。
ホンマにビンボーになったら、働かな生きていけませんやん。
「そんな時給で働いてられへん」 とか言う若い人もいるけど、
人間、工夫したら、お金かけやんでも食べていけるもんです。
だから、働きましょう」
☆ 自分のできることを一生懸命しよう。
「アホはアホなりに、自分のできることをやったらええんです。
賢くなろうなんて思うから、見栄はったり、挫折したりするんやね。
ばぁちゃんが言うてましたよ。
頭使う仕事は、賢い人がする。オマエは無理せんでも、
体つこて、自分のできることをしたらええって」
☆ 健康が財産
「60になったら、見栄も地位も、なんもいらんけど、
健康だけは財産ですよ。
私も、歩いてるんです。万歩計持ってますよ。
脳梗塞の方の会に入ってて、会合とかでしゃべりに行くんやけど、
笑うのは体にええらしいですわ。
なおかつ、先生からいわれてるのは、歩くことなんです。
歩いて、健康になって、60から好きなように生きていきましょう。
ウソのような話、ま、ネタでしょうけど(笑)、
おばぁちゃんの話や家族の話、行きつ戻りつしながらも、
庶民は庶民らしく、コツコツとやっていれば幸せになれる・・・
というような話でしたね。
前回同様、1300人の大ホールは3分の2ほどの入り。
生けられた大きな花と(苦笑)、大きな笑いと拍手でかんにんしてください。
次回は10月。星野仙一さんが来られます。
今度は、いっぱいかもね~