おかんのネタ帳

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ほたる寄席

2012-08-07 11:11:15 | マイブーム・落語
夕べ更新しようと思いつつ、なでしこ見てたらアップできず・・・

今回もヒヤヒヤやったけど、勝ってよかったわ~



日曜日、守山市民ホールの小ホールで、「ほたる寄席」がありました。

3年前から”復活”して、年に3回行われます。
なので、今回は、復活第7回。納涼寄席になってます。

納涼のわりには、あんまり夏に特化した噺とちゃいましたけどね(苦笑)

笑福亭 喬介  時うどん
桂 かい枝   堪忍袋
笑福亭 鶴二  ねずみ

時うどんて、どっちかいうと冬向きな噺やん。
ふーふー言うて食べるしね~(笑)

喬介くんは、三喬さんの弟子。
声もよう出てるし、ま、ま、これからですね~
娘と同じ年やん。若いなぁ。
でも、うどん食べるとことか、めっちゃ、ウケてたよ~
特に、妙齢のオバサマ方から~!

ちなみに、時うどん、喜ぃ公と清やんの二人が登場する、
上方らしい方の、時うどんでした。

かい枝さん、まくらがけっこう面白くて、
自分のヨメが天然で、空気も読まずに放つ言動に、
いつもヒヤヒヤするという話・・・まぁ、落語家さんの話やし、
どこまでホンマかわからんけどね。

新神戸から東京へ向かう新幹線の中、めったに乗らないグリーン車。
新神戸から、「や」のつくご一行と一緒の箱やったらしい。
4歳だか5歳だかの息子が、椅子についてるテーブルを出したり引っ込めたり。
あぶないな・・・ヨメが、ついつい、息子に言うた・・・

「指、つめるで~」

そういう夫婦の話から、「堪忍袋」になったんやけど、
サイズが短くなってましたね。
パンパンになって、最後に破裂して、中に入れてあった「グチ」「もんく」が、
出てきて、また大ケンカになる、というサゲになってました。

長屋中に貸したり、大店のヨメと姑の話は、すっぽり抜けてました。
でも、まぁ、面白かったけどね。

でも、相変わらず、小ホールに半分ぐらいの入りの客席を見て、
ちょっと、がっかりしはったみたいで、堪忍袋に、

「今日は落語家3人出てんのに、お客さんこんだけ・・・
 わいのギャラはあるんか~」

なんて、「一部実況でお送りしました」 って。
しゃあないやん。いくら田舎でも、もっとメジャーな噺家さんなら、
たくさん入りますのんよ~  と言うてみる。

大ホールの寛平ちゃんも、7割ぐらいやったしな・・・
文化度、低いんか~? 守山市民!
売れてなかったら、後ろの方の席を中高生に開放したらええのに~
学割で、後部席1000円ぐらいなら売れるんちゃうん・・・


それでも、トリの鶴二さんが登場すると、前の方の席から、

「待ってました~!」 とお声がかかりましたよ。

地元の方なんか、追っかけファンかわからへんけど。
鶴二さんは、5代目松鶴さんの最後のお弟子さん。
松鶴さん風味のしゃべり口調ながら、丁寧な落語をしはりますね。

お題は、人情話の「ねずみ」。
12歳の子ども、卯之介が登場するねんけど、
ホンマに狡猾な感じで、かわいさが足らん感じかな。
吉弥さんの卯之介を見てるからやろけど(笑)

落語に登場する子どもは、ずるがしこうても、かわいくあって欲しい。
だって、所詮、子どもやし、バカバカしいお笑いの世界やしね。
落語に登場するアホも一緒。
アホやけど、憎めない、かわいいのんが好きやな。

それにしても、「ねずみ」のサゲ、聞くと胸が痛い・・・

「あれは、虎ですか~? ネコか思た~」

ねずみは、ネコかと思って怖くて固まった、ってことやねんけど、
人間からすると、ネコより虎の方がコワイですよね~

あの虎は・・・・オリンピックの陰に隠れてるけど・・胸が痛い~


客席は半分ぐらいしか入ってへんけど、お客さんはよう笑ってはります。
最初の頃にくらべると、みなさん、お客としてのウデをあげてはりますよ。

夏休みやし、こっちも、学割とかシルバー割で販売すれば売れるんちゃうの?
日本の伝統文化、広めて欲しいなぁ。


次回のほたる寄席は、11月25日。
江戸落語。三遊亭兼好さんがきはります。
去年もきはったけど、面白かったよ~
お時間ある方、どうぞ~