おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

そして、母は・・・

2016-02-10 10:21:35 | 舞台・映画・ドラマ
週末は暖かくなると言いつつ、昨日の朝は大雨、
今朝も、しぐれてましたね~~~
三寒四温、行きつ戻りつしながら、春が近づいているようです。

昨夜は、以前から楽しみにしていた舞台を観てきました。



場所は、阪急西宮北口のそばにある、兵庫芸術文化センター。
絵から直結の通路があって、とってもキレイな劇場です。
初めて行ったのですが、案外近い。
大阪城公園の、シアターBRAVA!へ行くのと、時間的には変わらないかも。
・・・BRAVA!も、5月で閉館やし、関西での舞台公演とか、
こことか、森ノ宮ピロティホールとか、使うんかなぁ・・



正門から入ると、大きな吹き抜けと階段があり、
これも、木のぬくもりを感じるような造りですね。
中ホールで観劇したんやけど、ホールもウッディで、
どこやらの、白と黒の無機質なホールより、雰囲気はいいですね!
・・どことは言いませんが(苦笑)



観劇した作品はこれ!

「そして母はキレイになった」

3年前、東京公演があった、劇団ONEOR8の作品の、再演です。
姉妹が切り盛りする、とある喫茶店。
姉妹が幼い頃、父と娘たちをおいて家出をした母が、30年ぶりに帰ってきた。

なんで家出したのか、なんで、今頃帰って来たのか・・・
興味をそそられて、見入ってしまいます。

主演は、高橋恵子さん。
「おさな妻」など、衝撃的なデビューをした女優さんですね。
恋の逃避行で舞台をすっぽかしたり、いろいろあったけど、
高橋伴明監督と結婚して、すっかり大御所女優さんに。
年はかわらへんけど、キレイな方です~

小劇団の舞台に立つのは、めったにないと思うけど、
先日、NHKの「あさイチ」に出て、そのへんのいきさつとか話されてました。
東京公演は、その影響で立ち見が出る程の盛況やったとか。
ま、小さな劇場やったからよけいやろうけどね。

兵芸の阪急中ホールは800席ぐらいのところ。
満席ではなかったみたいやけど、シニアなお客さんが多いかな。
恵子ファンのおじさまも、来てはったかもね。

そもそも、この作品を知ったのは、
いつも応援しているイケメン俳優さんと劇団同期の、
若い俳優さんが出てはるからです~(笑)

去年は、この時期に松本まで行ったけど、
あの時も、この俳優さんの舞台を観に行ったんです。
脚本を執筆したり、演出を手がけたり、
役者以外のことにも、挑戦してはる人です。

終演後、ロビーでお会いしたんやけど、

「この年になると(37歳!) やりたいと思う仕事をしようと、
 そうすると食べて行けないので、働いてます~」

まぁ、ねぇ、厳しい世界ですよね~

テレビとかに出て、世に知られて、何億も稼ぐ役者さんもいるけど、
・・・それはそれで、すごいことやけどね・・・
こうやって、働きながら、自分のやりたいことを追求してる人もいてるんやなぁと。
親としては、心配なことやけど・・・でも、一番のファンみたいです。
毎回、どの舞台も、家族で観にいってはるようやし。

なかなか、おいしい役で(関西人的に、ホメてます!)
会場の笑いを誘ってたし、おばさま方のハートもつかんでたようです。
サインをもらいに来てるおばさまや、握手を求めるおばさまとか、
終演後は、モテてはりましたし!

なんかうれしい~(笑)


物語は、え~っ、それで、どうやったん・・・?
なんていう、切ない幕切れ。

駆け落ちした夫婦が、コーヒーの味にこだわる喫茶店を開き、
幸せに暮らしていながら、ある日、小学生になった子どもを置いて、
他の男と駆け落ちするなんて、まぁ、私には考えられへんけど、
世間には、時々、いはりますよね~

でも、イメージとしては、結局、幸せになってはらへんと思う。
舞台のヒロインも、そうみたいです。
置いてきた子どもが気になって、ずっと、子どもたちの様子を、
近所の奥さんと連絡を取り合って聞いていたみたい。

何でも知ってる、彼女は娘に語りかけるけど、

「そばにいなかったじゃない。それは知ってるってことじゃないよ。
 本当に、(私たちを)知っていてくれるのは、死んだお父さんだけ」

30歳を過ぎた娘だから、大人の対応はできるけど、
それは母を許したワケではないんですね。

許したい気持ちと、許せない気持ち。

母は・・

ドラマやなぁ~

だいたい、夫や子どもがいながら、駆け落ちしたいと思うような男に、
知り合うことって、あります~?

イケメン俳優さんは、手が届かない存在やから萌えるねん(笑)

そんな人が、手が届くとこにいたら・・・

もっと萌えるけど~(笑)



さて、今月はひこね鑑賞会の例会もあって、観劇はもう1本。
仕事も詰まってきてるんで、ちょっと焦ってます・・・