おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

近松門左衛門のドラマ

2016-02-06 10:40:20 | 舞台・映画・ドラマ
更新時間が、お昼になって、ん? って感じですが、
けっこう、ブログを書くのに時間がかかるんです。

・・・・一応、仕事柄、間違ったことを書いてはいけないので、
ひとつひとつ、調べて裏付けしながら書くようにしてるんですね。
・・・・と言いながら、間違った情報に踊らされることもありますが・・・(涙)

なので、夜中に書ききれなくて。

というか、そもそも、書き始める時間が遅いんですよ。
原稿チェックしてたり、メールを送ったり、ネットニュース見てたり、
調べ物をしてるうちに、違う方向にネットサーフィンしてることも(苦笑)
もちろん、主婦しながら、テレビも見たいしね~

テレビと言えば、ダンナにチャンネル権があるんで、
ゴールデンタイムのドラマは、ほとんど見せてもらえへんけど、
その中で、録画しながら見てるのが、「ちかえもん」です。

私が、今も”神朝ドラ”だと思っている「ちりとてちん」の脚本家、
藤本有紀さんの作品なんですけど、現代風で、テンポが良くて、
キャストも、まぁ良くて(苦笑)、なかなか面白いんです。

プライドは高いのに自信がない、中年の狂言作家近松門左衛門が、
極度のスランプに陥り、狂言のスジが書けなくて悩んで・・・
あの名作「曽根崎心中」を書くに至るまでの悲喜劇。
詳しくは、→ こちら

とにかく、毎回のように、八幡堀が出てくるし。
(いつ、撮影してはったんやろ)

近松さん演じる松尾スズキさんが、なんともかわいい。
大阪弁は、ちょっと?やけど、それがまた、かわいい。

「書かれへん、一行も書かれへん~」

なんて言いながら、ネタ探しをしてるんですね。
小耳にはさんだ「赤穂浪士の事件」をネタに書こうとするも、
周囲に振り回され、いろんなことを考え過ぎて、
赤穂浪士がなかなか討ちいらなかったり。

・・・・その場面を狂言師の茂山家が演じてるのも可笑しい(笑)

落語のネタのくだりがそのまま登場するのも藤本さんらしいです。

♪孝行糖、孝行糖、孝行糖の本来は、昔々その昔、
 二十四孝のそのうちで、老莱子(ろぉらいし)といぅ人が、
 親を長生きさせよとて、こしらえはじめの孝行糖。
 食べてみな、美味しぃで、また売れた、嬉しぃな・・・

不孝糖の売り声は、孝行糖の売り声ですよね。

一、見栄 二、男 三、金 四、芸 五、精 六、おぼこ 
七、ゼリフ 八、力 九、肝 十、評判・・・

モテる男の10カ条は、「色事根問い」に出てきますよね。

ナレーションも近松さんなんですが、それが現代風。
画面のこっちの私らに話しかけるように、今風のことを織り込む。

そして、何より、毎回、お約束のように、
松尾さんが、ちょこっと歌うんです。60~70年代のフォーク!!
しかも、替え歌で~

1話 悲しくてやりきれない
2話 大阪で生まれた女
3話 学生街の喫茶店
4話 傘がない

次回は、なんの歌やろ・・という楽しみもありつつ、
「曽根崎心中」に登場する、大店の平野屋徳兵衛、遊女お初、
油屋の黒田屋九平次も、登場してます・・・

青木くん演じる不思議な”人たらし”の万吉に振り回され、
バカバカしいようなやりとりがあるかと思いつつも、
万吉によって、泣かされるシーンもあるんですね。

「お初が笑ろた」とか。

あほボンの徳兵衛が抱えるプレッシャーにも、
ついつい、泣かされました~

今のところはコメディなとこが多いけど・・・
やっぱり、悲劇が待ってるんやろか~
どないなるんか、楽しみ~~

近松といえば、昨年の10月、「GS近松商店」という舞台を観ました。
ご贔屓のイケメン俳優さんが出てはったからですけど(苦笑)
近松の作品「曽根崎心中」と「女殺油地獄」をベースに、
脚本・演出家の鄭義信さんが、現代劇として書いた作品。

なので、よけいに?気になって見始めた次第です~

そして、テレビとは、まったく関係ないけど、
今日の写真は・・・



あなんさん。
高いところが好きです。