おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

大津みゆき落語会

2016-10-15 23:29:24 | マイブーム・落語
先日、ハガキが届いたのですが、桂米二さんの、
「第1回大津みゆき落語会」に行ってきました。

第1回ということで、まだ知られてないみたいと聞いたので、
じゃぁと、人生の後輩を誘って、行ってきました。



米二さんは、来年?還暦という、人間国宝・米朝さんのお弟子さん。
京都出身の噺家さんで、入門して40年らしいです。
まぁ、はっきり言うて、オジサンですけどね。



会場の奏美ホールは、以前に取材させてもらったこともあって、
桂塩鯛さんの落語会を開いてはる音楽ホールです。
ピアノの発表会とかコンサートとかをされてる小さなホール。

ギリギリに行ったんやけど、建物の前で、
ホールの支配人の方に遭遇・・・

「久し振りやね~ どうしてはるの?」

いやいや、それはこっちのセリフですがな。

その方と話していた方が、大津百町館の方!

「いや~、お久しぶりです~ 今日はこちらですか~」

お陰様で、いろいろな知り合いがいるんですね、私って!!

二階にあるホールでは、開場前のもぎりのところに米二さん。

「もう、後ろしかないけど・・」

と、米二さん自ら案内してもらいました。

前座は、お弟子の女性噺家・桂二葉ちゃん。
可愛いです。声も高いです。

「上方落語会の白木みのると言われてます」

って、知らんでしょ、若いから~(苦笑)

ネタは、今、絶賛発表中という「つる」。

アホが、ほんまにアホに見える?楽しい落語でした。
二葉ちゃん、オジサンのファン多いんちゃうかな~

二番目は、塩鯛さんの弟子、桂鯛蔵くん。
二葉ちゃんの声を、

「カセットテープの、早送りしたときの声に似てませんか~??」

会場の賛同を得ておりました~(笑)
マクラもけっこう長い目で、
朝から学校で落語を披露してきたらしく、
故郷の広島の小さな小学校でのモぶり?を話してました。
いろいろなところで、落語を披露してるんやね。

ネタは、「ふぐ鍋」。
羽織を脱ぐタイミングがなかったのか、
噺の後半、ふぐ鍋を食べるときに脱いではりましたね。
そういうこともあるんやね~

楽しい噺です。

米二さんの1本目は、季節離れの「初天神」。
今やっておかんと、次回は、お正月を過ぎてるから、
季節の先取り・・・とか言うてました。ものも言いようですね!

今回の落語会の前に、京都でやっていた落語会が終わったそうで、
「一つ終わって、一つ、新しい会ができました」

米二さんが主にやっていた瀬田の中央市場でやっていた、
夕照市場寄席が、いつの間にかやらなくなったのですが、
米二さん曰く、今の大津市長になってから、
助成金がなくなったので、やらなくなったんやとか。
・・・景品が豪勢やったのに~

「最後に、華々しくやって終わりたかったのに、
 自然消滅みたいに終わってしまいました。
 もっと、文化にお金を使ってくれる市長さんを選んでください」

とか、なんとか言うてはりましたね~

上方落語の噺家は270人ほどいるそうですが、
繁昌亭が出来てから、毎年、健康診断が受けられるようになったとか。

「文枝師匠はすごいですね」

ところが、資金が底をついたのか、今年からなくなったそうです。

「そんな会社あります? 健康診断がなくなるなんて?
 来年は、上方落語協会の会長も、落選しはりますわ~」

もう、引退を示唆してはるようですけどね。

文枝さん、今年は不倫問題もあって散々やったけど、
某ドラマでは、千利休を演じてはって、
そこは良かったんちゃいますかね~~

中入り後のネタは、「くっしゃみ講釈」。
いつ聞いても、誰のを聞いても、面白い噺です。

一緒に行った人生の後輩は、初の米二さん。

「やっぱり、吉弥さんに比べると、地味というか~」

それはね・・・やっぱりね、そうですよね~

 
なので、また、近場で吉弥さんの会があれば行きましょう。

米二さんの「大津みゆき落語会」も、
できれば、また、よろしく~~