おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

成田屋っ~!

2017-11-18 14:48:07 | 演劇・舞台
もう週末ですね~
早い、一週間が!

書くことが溜まって来てます(汗)
秋は行事が多くて~

昨日は、朝早くから湖西まで。
就園前の子どもさんとママのための、いわゆる、
子育て支援のお楽しみ会に、参加してきました。
年に一度、こちらに呼んでいただきます。

赤ちゃんから2歳児ぐらいまで。
ママにも楽しんでもらわないとあかんし、
子どもたちが飽きないようにしないとあかんし・・

反省点はいろいろありますが ← 最近、反省ばかり(涙)
次回は頑張りますんで ← 呼んでくれるかはわかりません(泣)

さて、先週の日曜日は、地元市民ホールで、
市川海老蔵企画、「古典への誘い」があり、観てきました!
チケット発売日に、早くから姉と並んでA席をゲット。
・・・・センター中段ですけどね。



10月、11月と、全国をまわるそうです。
少しでも、歌舞伎を地方に届けよう、ということですね。
2012年から、始めたいる企画やそうです。

えらいね~
勘三郎さん亡き後、伝統文化を守っていく世代として、
思いを継いでいこうとしてはるんかな。

この辺は、まだ、大阪の松竹座、京都の南座とかまで、
歌舞伎を観に行こうと思えば行けますけどね。
なんせお高いし(その代わり、3本か4本観られます)
観たことない人も多いですよね。

でも、ファンの方もおられるのか、お着物の方もいましたよ。



出し物は、新古演劇十種の内「身替座禅」。
大きな松が中央に描かれた舞台で繰り広げられる物語。
常磐津連中、長唄囃子連中など、鳴り物も登場する舞踊劇。
豪華で、楽しいお話でした。

主人公の右京を海老蔵さん。
山の神、つまり奥方・玉の井の役を片岡市蔵さん、
身代わりになる太郎冠者を、市川九團治さんが演じます。

松羽目があるように、狂言の「花子(はなご)」が素材らしい。
奥方の目を盗んで恋人の花子のところに行きたい右京が、
時念堂にこもって座禅をすると言い立て、
太郎冠者を身替わりにして出かけるのですが、
玉の井とのやりとりがなんともおもしろいです。

夫のことが心配なんですよね、奥方は~
鶴の恩返しのごとく、座禅をしてる間は、ひとりにするように、
中に入ってきてはダメだと、右京は言うんですが、
どうしても、夫のことが心配で、のぞきに来る玉の井。

右京に命令されて身替わりになる太郎冠者も、
玉の井の怖さを知ってるので、断るのですが、
主人の命令をきけないのかと言われ、渋々受けます。

九團治さん、メイクもコミカル!
歌舞伎ではこういう役を演じはるんですね。
・・・なんせ、昨年は「Honganji」で平将門を演じてはって。
偶然?? ナマ舞台で拝見したので~

座禅用の衣裳をかぶってるので顔は見えないんですが、
玉の井がそっと入って、顔を見てビックリ。

今度は玉の井が太郎冠者の身替わりになって
座禅用の衣裳をかぶっていると、
酔っぱらって千鳥足の右京が戻ってきます。
調子に乗って?花子との逢瀬をしゃべり・・・
太郎冠者やと思って着物を取ると、
鬼のような形相の玉の井が!
一気に興ざめ、逃げていこうとします。

花道の代わりに、下手のステージへ続く通路を使用。
行きつ戻りつ倒れそうで倒れない酔っぱらいの右京
なかなか楽しい演出ですね~

右手に常磐津の浄瑠璃、三味線の人たちがひな壇に並び、
後半、松羽目が引かれて、中央奥に長唄の人たちがひな壇で登場。
三味線に、太鼓、小太鼓、笛などの囃子方も入って、
浄瑠璃と一緒に演奏=掛け合いっていいますが、
音楽がすっごいなぁ~って、感じです。

焼きもちは現代にも通じる話。
おもしろかったですね~

25分の休憩のあと、「男伊達花廓」。
長唄の入る舞踊劇ですね。短いけど、華やかです。

吉原へ恋人の傾城(けいせい・遊女のこと)に合いにくる、
江戸一番の伊達男・五郎蔵。これが海老蔵さん。
なれそめとか逢瀬が語られますが、そこに、
遺恨を持つ男伊達たちがやってくる・・・

セットが華やかですねぇ~
お茶屋が左右にずらっと並ぶ吉原。
中央に桜の花が満開の大きな木があります。

伊達男達の舞踊も圧巻。
役者さんが見得を切るとき(決め姿の瞬間)や、
足音や物が落ちたときなどに床の板を拍子木で叩いて音を出すのを「ツケ」、
音を出す人を「ツケ打ち」というらしいのですが、
上手の端でこの音を出す人が若い人のようで、
海老蔵さんの呼吸と合わせてタイミングよく打つのも、
たいへんそうでしたよ。体力いりそう~

14時から始まって16時まで、短い時間ながら、
なかなか楽しい舞台でした。

海老蔵さんと言えば、何かとブログが話題になりますが、
頻繁に更新されてて、この日は、滋賀に来ることも書かれてましたが、
終演後には (楽屋で更新??)

「とても気持ちのいい風の吹く土地で 心地よかったです」

と書かれてました~ ちょっとうれしいですね~



その日は京都にお泊まりされたようで、
翌日から神戸公演。今月いっぱい、全国を回られます。

オマケ・・

カーテンコールは5回??かな。

舞台上から、海老蔵さんが客席に何かを投げるんです。
だいたい、左右、中央と、3個ほど投げるので、
次を期待して拍手が鳴りやまない・・・で、また登場して投げる、
だまた、次を期待して拍手を送る・・・またまた登場・・・
と言う具合に、5回ぐらい出てきて、投げてくれました。

残念ながら、中段の私らの席までは届かず、
ナニを投げてはるのかわからんかったのですが、
物販に並んでた小さいオペラグラス(3000円弱)の形に似てたので、
姉と、これを投げはったんかなと・・・そんな高いものを投げはるんかな。

物販と言えば、滋賀県の菓子匠である、叶匠寿庵さんが、
海老蔵さんとのコラボ商品の干菓子を販売されてました。
すっごくお高かったので、買えませんでした~
でも、試食でちっさいのをいただいたけどね。

3年ほど前から販売してるみたいです・・→ こちら




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2 コメント

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投げるのは (通りがかりの人)
2017-11-19 00:29:31
手ぬぐいを結んだもので、「撒き手拭い」と言います。
今回のは「強烈ナ努力」という文言で、海老蔵さんが書いたものです。
TVでぐっさんと行った染物屋で作ったものなんですよ。
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ありがとうございます (うずら)
2017-11-19 13:42:04
通りがかりのお方さま、
教えてくださりありがとうございます。
そうですか、手ぬぐいを結んだものなんですね。
撒き手ぬぐい、なるほど、考えてはるんですね。
強烈ナ努力、なんとも深い言葉ですね。
ぐっさんと行ったということは、土曜の朝の番組なのかな。
いろいろと、ありがとうございました。
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