今日は少し寒さがゆるみましたね。
夜の7時過ぎ、今夜がお祭りやって気付いたんですね。
ちょうど、お伊勢詣でバスツアーに出かけてた姉を迎えに行くついでもあったので、
そのまま姉と一緒に、県の無形民俗文化財に選択されている、
勝部の火祭り を見に行きました。
しっかり見るのは小学校以来かな・・・ん十年前?
昔は1月8日と日が決まっていたんやけど、最近は、第二土曜日になっています。
お祭りを継続するためには仕方ないですね。
謂われは、鎌倉時代に土御門天皇が重い病を患った際、
原因とされた大蛇を焼いて退治したところ、天皇の病気が治ったことから始まったとか。
大蛇に見立てた大松明12基を一斉に奉火。
フンドシ姿の若衆が「御脳平癒」が転じたという「ごうよ」「ひょうよ」という、
かけ声をかけながら炎に包まれた境内を乱舞するお祭りです。
7時45分ぐらいに神社の前に付きました・・・すでにたくさんの人出です。
消防車も、警察も来てますね。
道路には奉火前の6基の松明が並んでました~
竹と芝を縄でくくり、先端に菜種殻を束ねてあります。
長さは5mぐらい、直径は最大で約4m、重さは約400kgほどやとか。
ほどなく、フンドシ姿の若衆が太鼓を乗せるやぐら?を担ぎながら神社へやってきました。
なんか、かけ声をかけてるんやけど、ようわからず・・・
若衆は、15歳から34歳までらしいねんけど、大人の人たちはみんな御神酒が入ってますよ。
(飲まなやってられへんよね。寒い時にハダカやねんから)
フンドシに白と赤があるんやけど、どうやら赤い方が先輩らしい。
メタボちっくな人もいたけど(苦笑) 多くは細い、今どきの若者ですわ。
ギャラリーがぎっしりの境内。
石垣の上に三脚を立ててるアマチュアカメラマンもたくさんいます~
テレビカメラも来てるしね。
境内にはすでに6基の松明が並べられ、
本殿では神楽の奉納などが行われていました。
邦楽のメロディが流れるなか、親方衆の方がマイクを通じて終始、
お祭りの説明などをしてくれています。
・・・昔はこんなサービスはなかったと思うねんけどな・・・
最初に、鳥居から本殿に向かって、若衆によって3つの太鼓が奉納されます。
太鼓の上に人が乗ったり、にぎやかな奉納です。
続いて、若衆たちはなんとか棒?を持って静かに本殿に向かいます。
これはおごそかな神事らしいです。お札をもらってましたね。
このあたりも、親方衆のおじさんが説明アナウンスしてくれています。
時々、若衆を励ましたり、叱咤したりしながらね・・・それがけっこう面白いですよ!
さて、いよいよ、大松明入りです。
道路にあった残りの6基を、若衆が順に運び込みます。
最後の大松明の上には、扇子を持った若衆が乗って行きました。
大きな松明を何度も運び込むんやけど、御神酒も飲んでるし、
もう、みんなよれ気味で・・・
お酒に弱い子なのか、ヘロヘロの若衆がいて、法被姿の親方衆に抱えられてたり。
大丈夫かいな・・・と思ってたら、説明アナウンスの親方衆のおじさんが、
「しっかりせぇ~、勝部の若衆の力を見せぇ~」 と叱咤。
観客から笑いがおこってましたね~
12基が全部境内に入ったら、神社前にいた観客も一斉に境内へ。
私の前も一気に人、人、人・・・み、見えへん~
6人の点火係の人がいるらしく、アナウンスのおじさんが名前を読み上げます。
紹介し終わると一斉に点火されました~
・・・点火のところは見えず・・・
なんと言うても菜種殻ですし、一気に燃え上がります~
火の粉もすごいです~
若衆が乱舞してるハズやねんけど、私のところからは見えず・・・
私の前の人があまりの熱さに?後ずさりしてきて・・・これっ! 後ろつかえてますって!
燃え尽きるまで、一気ですね~
5分もすれば、火も小さくなり・・・
奉火するまでに時間がかなりかかったせいか、時刻も9時頃。
もう、このへんで帰ることにしました。
思いつきで祭見学に来たし、夕飯の支度もほったままですわ ←職場放棄?
とりあえず、ダンナのおつまみだけは置いてきて、
というか、次女に託してきたんやけどね・・・
家に帰ったら、娘がちょっと怒ってましたわ。
なんぼほど、祭り好きなおかんやねん・・・
無病息災、五穀豊穣、ついでに、家内安全・・・?