テレビを見る「あなんさん」。
画面の中で動くものに興味あるらしいです~
年末に、「情熱大陸」 で、フォークの神様と言われた岡林信康をやるっていうんで録画、
お正月に見ました・・・還暦過ぎた岡林・・・なかなかカッコいいオジサンです~
私が初めて岡林の曲を聴いたのは中学生の時。
おませな(笑)同級生の男子が、ギターをかき鳴らしながら歌ったのが、
放送禁止歌と言われる、「ガイコツの唄」と「クソクラエ節」。
もう、衝撃でしたね~
なんじゃこら、って感じ。
「ガイコツの唄」は、歌の前に口上?があるんです。
「姉は○○バイ、妹はゲイシャ、末のチョロ松はバクチウチ、
兄きゃ火葬場でホネヒロイ、おいら上野でモクヒロイ、こんな一家に誰がした・・」
・・・ライブレコードでは、ここで会場から拍手がおこるんです~
中学生には衝撃的なセリフやけどね。
歌はコミカルで覚えやすいし、歌詞は世間を風刺しながらも、最後には
「大事に大事に使っておくれよ、一度しかない、おまはんの命」
と結んでいます。
「クソクラエ節」も似たような感じ。
教師、社長、政治家・・などエライ人をこき下ろした歌ですわ。
放送禁止になってもしゃあないような?歌詞です~ (苦笑)
この歌を歌ってる人が、近江八幡の教会の牧師さんの息子さんで、
あの、「チューリップのアップリケ」とかを歌った人と知ったのは、
高校生になった頃でした。
文化祭で3年生の女生徒が、ステージでギターを抱えて弾きかたりをしたんです。
それが、差別を歌った「手紙」。
悲しい歌ですわ・・・。
それ以来、岡林の曲をいろいろ聴いて、
ロックを歌い出した頃のアルバムとかも買いましたね。
学生の時に、教育実習で地元の高校へ行ったとき、
担当の社会科の先生が岡林をよく知ってるとかで、差別問題を語るのに、
岡林がナマで歌ったのを録音したというテープを聴かしてくれたんですわ。
それが、すっごくヒド~イ録音状況のテープやったけど
(それだけに信憑性もある?)
「チューリップのアップリケ」の歌でしたねぇ。
切ない歌ですわ・・・。
その後、亀岡で農耕生活をしながら、演歌に目覚め、
エンヤトットの日本的なダンスミュージックを歌ってはることは知ってたけど、
「情熱大陸」では、現在の岡林が精力的に音楽活動を始めてる様子を追ってました。
廃盤アルバムが全て復刻発売されたらしいですよ。33枚やったかな。
「最近、歌うことが楽しくなってきたんやね」
元神様は、そう言うてはりました。
封印してたとかいう、神様時代?の歌をライブで歌ってるそうです。
「山谷ブルース」とか、「私たちの臨むものは」とか。「友よ」もかな?
あの、美空ひばりさんから託された詞が残っていて、
当時は詞の意味がわからへんかったけど、還暦を過ぎてわかってきたらしく、
詞を補作して曲をつけたそうです。→ こちら
ひばりさんの歌をカバーして、この曲も入れたCDも作ったらしいですよ。
還暦の岡林が歌うひばりさんの歌、すっごく良かったわ・・・
ちょっと、そそられてます・・・
「あなんさん」、見ていたテレビにじゃれてます!
テレビ好き~?