団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ダイムラーと日産

2010-01-12 18:44:27 | 
              ダイムラーと日産

 2010年1月12日(火)

 今日のネット情報によると、独ダイムラーが、小型車分野の強化に向けて日産自動車との提携に意欲を示した、とあります。

 昨年12月には、仏ルノーと独ダイムラーが提携交渉をしていることが分かった、と報じられていました。
 私はこの時から、ダイムラーの狙いはルノーではなく日産自動車にあるのではないかと思っていました。

 この背景には、EUでは2012年から120gCO2/km規制が導入され、2015年になると新型車の企業平均CO2排出量がたったの1gオーバーで95ユーロの罰金が課せられるということがあります。(ちなみにプリウスは10・15モードで61g/kmですが、実用燃費だと90g/kmくらいでしょうか?まぁ、いずれにしてもクリアはしています。)

 大型車中心のダイムラーやBMWは非常に苦しくなることは目に見えていて、燃費の良い小型車を手っ取り早く開発する必要に迫られているのです。
 率直にはっきり言って、ルノーより日産の方がはるかに技術力が優れています。今にして思えば、ダイムラーはクライスラーと一緒になるより、日産と提携していた方がはるかに良かったでしょう。
 また、スズキがVWと提携しましたが、ダイムラーはルノー・日産と提携するより、スズキと組んだ方がより良かったのではないかという気がします。(VWは最良の企業を選んだと思います。)

 この提携はうまくいくでしょうか?
 ダイムラーは自動車業界では最もプライドの高いメーカーです。ルノーはフランスの国営企業でメンツがあるでしょう。それよりなにより、独仏は昔から仲良くなく、そういうことを考えると、この提携は非常に難しい面があると思います。

 それはともかくとして、自動車メーカー各社生き残りをかけて、環境性能を向上するためには、一社単独というのは難しくなったということです。

 これから、次から次に資本提携やら業務提携が行われるでしょう。
 私の関心は、BMWがどうなるかということです。
 韓国の現代と組めば、かなりの相乗効果があると思うのですが・・。
 その内、答えがでるでしょう。


554PV,189IP

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