万能の言葉
2013年10月26日(土)
トゥモロー(1歳2か月の孫の愛称)は、声は発することはできるが、未だ言葉を使うことはできない。しかし、その声は「万能の言葉」である。「あぁー」、「あー」と声を出し、意思を伝える。例えば、おもちゃを持ってそのおもちゃが面白いと感じるや、これを見よとばかりに回りに訴えるのである。
3月にトゥモローの家に行った時は、その声だけだったが、今回5月には、「指差し」をして更にその意思を伝えることを覚えた。例えば、隙間におもちゃが落っこちた場合、指差しをしながら「あぁー、あぁー」と声を出し、それを拾えとばかりに訴えるのである。始末が悪いことには、業とおもちゃを落として、それを拾えと要求を繰り返す。
社会性も身についてきた。家に客が来た場合、その客に対して「猫をかぶる」とは、もう数か月も前にママが言っていたことだが、身内と他人とが分かっており、他人には「愛想」をすると言うのである。今回、それらしきことが起こった。パパが抱っこをしている時、私ジィジがこっちにおいでと手を出した。拒否するかと思っていたら、あにはからんや私に抱かれるよう身を乗り出してきたのである。直ぐに嫌がってパパに戻らないよう、身体を揺らしてあやすように抱いていたのだが、ものの1分もしない内にパパに戻ってしまった。私に対する「愛想」で、ちょっとだけ私に抱かれようとしたのだろうか・・。もちろん、今のトゥモローにとっては、私は「他人」なのである。
トゥモローの家にはこれからも、回を重ねて行くことになるが、何時から「身内」だという意識が生じるものなのだろうか。それを発見するために、繁く行くことになるのかも知れない。
2012年5月26~28日、大津・志摩において。 2012.7.3記