団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

天野祐吉さん死去

2013-10-22 08:49:12 | 社会

天野祐吉さん死去

2013年10月21日(火)

 コラムニストの天野祐吉さんが、亡くなりました。10月20日、80歳。

 朝日新聞でCM天気図というコラムを執筆していて、私はその反骨精神に共感しそして尊敬していました。

 

・「いまこの国は景気さえよくなれば、憲法を変えようが原発を再稼働させようが『ええじゃないか』の空気にあふれている。」(13.7.3前記「CM天気図」)

・「むかしの中国では(中略)モノサシではかれないが、すぐれて個性的なものを『別品』と呼んで評価したという。(中略)世界で1位とか2位とか、何かにつけてそんな順位を競い合う野暮な国よりも、戦争も原発もない『別品』の国がいいし、この国にはそれだけの社会的・文化的資産もある。」(13.10.9同)

 

 天野さんが創刊した「広告批評」の82年6月号で反戦広告を特集して、「まず、総理から前線へ。とにかく死ぬのヤだもんね。」のコピーが有名になりました。

 

 天野さんの場合は、反骨精神を、皮肉ではなく、ユーモアで表すというのが特徴だったように思います。そういう意味で、正に天野さんこそ「別品」です。

 私ごときに真似はできないのですが、真似ようとしても、私の場合は、つい皮肉になるのです。こういうのを「下品」というのでしょうか・・。

 

 ところで、朝日新聞の報道によると、「通夜、葬儀は本人の希望で行わない。」とあります。

 私は、墓は造らない考えは既に家族に伝えていますが、そうか、通夜や葬儀もしないという選択肢もあったのかと思いました。これなら、私でも真似ができそうです。

 10月21日、朝日新聞。

 同。

 最後のコラムです。10月16日、同。

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