アンコン県大会に出場しました。サックス四重奏チームが、みごと銀賞を受賞いたしました。
応援いただいたみなさま、ありがとうございました!
初めての県大会はどんな空気感なのだろう、「おいおい、おまえら、でかい顔してんじゃねえよ。すみで小さくなってろ」と常連の学校さんに言われるのを覚悟で、さいたま市文化センターに出かけていったが、コンクールのような騒然としたかんじはなく、むしろ楽器置き場の静かさが物足りないくらいだった。だから応援にきてくれたOBほった先輩の笑い声がやけにひびいたりした。
コンクールでは混乱の極みとなる駐車場もおだやかだ。「ちょっと待って、まだ入れないで!」「○○高校、早く積めよ」的な怒号も叫び声もないし、吹連役員さんとセンター駐車場警備員さんとの指示ちがいにとまどうこともない。汗でどろどろの係の生徒さんもいなければ、なぜか日傘さして鷹揚に佇んでらっしゃる女の先生もいない。駐車場にもし入れなかったらどうしようなんて不安がすこしあったが、来年はもう少しぎりぎりに行こうかな。
へ? いま「来年」て言わなかった?
いや、あの銀賞だったので … 。やっぱ人間少しでも上を目指さないといけないし、上はあれ(恐れ多くて言えないけど)しかないし、だとしたら県大に出ること自体は、ま、通過点ていうか … 。
てめえ、寝ぼけたこと言ってんねえぞ。コンクールで初めてAに出たとき、いきなり県大に進めて、よし次はもっと上だと言ってて、その後どんな状況になってるのか、わかって言ってのか、こるぁ。そんなあまいもんじゃねえんだよ。
いや、でも昔よりは現実をわかってるので … 。
ほんとにわかってんのかよ、それより新人戦の曲とかできるのか。こんどは踊って盛り上げてってわけにはいかないんだからな。
はい、がんばります。このごろみんな休まずに来てるので、なんとかなると思います。
いただいた講評用紙には、CLの加藤先生、あのご意見番アッキーさまから、「ソプラノサックスの奏者の音楽性の高さに実に感心した」とのお言葉をいただいた。よかったね、いはら君。だから、そんなに泣くな。これからもみんなをひっぱっていってくれ。
先生は、ひとり学校にもどり、おやつに買っておいた「ぐうちょきパン」のちくわチーズパンを食べて、採点をがんばるのさ。