24日、クリスマスイブの日は、校内アンサンブル発表会。
たくさんの保護者の方にご臨席をたまわって、各チームの発表を聞いていただいたあとは、父母会の方に用意していただいたケーキやお菓子をいただき、プチ打ち上げ的時間もできた。そんなとき自分にできるのは歌うことぐらいなので、「白い恋人たち」などを弾き語らせていただいた。
保護者のみなさまありがとうございました。
~ この世の中で一人の若者を自分の命を捧げても守ってくれるのは親だけである。その親なら正月、自分の前に座る子供に、憂いや心配事があれば一目でわかる。
「仕事が、暮らしが辛いのではないか。しばらく実家に帰って来てはどうか」
それで事件、事故のすべて防げるとは言わないが、私はその事情を知った時、正月に親に挨拶に帰ることが、哀しみをやわらげることはあり得ると思った。(伊集院静「それがどうした」週刊現代) ~
元日の朝は子供達が必ずそろって父に挨拶をしなければならないことになっている伊集院家。お父様が亡くなった後も、静氏は必ずお正月には実家にもどるという。
そのお父様が亡くなられた年、若者の犯行による二つの大きな事件が起こった。
犯人には、故郷の家を出てから何年も実家に戻っていないという共通点があったことを知り、伊集院氏は上記のように述べる。
この二人の犯人の履歴と事件との関係を論理的につなげることはできないが、毎年実家に帰ったり、お墓参りをしている若者と、凶悪犯罪を結びつけることは難しい。
お盆やお正月といった行事が、宗教を強くはもたない一般的日本人の心のよりどころになっている面はある。
~ 大晦日に家の玄関に立つと九十一歳の母は私を頭の先から足下まで何度も見つめる。
それだけのことだが、それが十分に子供のすべきことではないだろうかと思う。
ありがたいことである。 ~
安心して勉強や部活をさせてくださる部員の親御さんに、ありがたい思いがこみ上げる年の瀬である。