水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

5月4日

2014年05月04日 | 日々のあれこれ

 GW六日目。午前中、メールのチェックだけして(なんか会社員ぽいな)お出かけ。指揮レッスンなどで仲良くしていただいている先生の学校の定期演奏会に、はるばる行田まで出かけた。はるばるとはいえ、たとえば新幹線を使えば大宮から熊谷まで10分くらいだ(使わないけど)。
 連休明けの予習をきっちりしたいと思ったので、高崎線の電車にのり大宮から熊谷までグリーン車540円を奮発する。あまりに快適なので予習はお預けになり、橘怜『タックスヘイブン』をよみふけってしまった。熊谷構内の登利平でソースカツ丼をいただき、秩父鉄道に乗り換えて行田市へ。秩父鉄道ははじめてかもしれない。スイカつかえないし、二駅で310円だし、単線だし、二両だし。京福電車(今はえちぜん鉄道)かっ! とつっこんでおく。ちなみにスピードはえち鉄より少し早く感じた。
 行田市で降りて駅前に佇むと、人っ子一人いなく、珈琲屋さんの一軒もない気合いの入ったさびれ方は、ますます実家に帰ったかの感覚を抱かせられる。ゴールデンウイークだし、ゼリーフライを売ってるお店とかがならんで賑わってるのではないかという期待は瞬時に打ち砕かれたが、会場の行田市産業文化会館のすぐそばにある、「のぼうの城」のモデルとなった忍城を少し観れてよかった。ここに榮倉奈々ちゃんが立て籠もったのか。
 羽生第一高校の演奏会は、吹奏楽部とコーラス部の合同開催で、一部と三部が吹奏楽、二部がコーラス部のステージだ。ともに部員数はそんなに多くないが、一人一人が自分の役割をしっかり果たしているのが感じられる。とくに吹奏楽部さんは、もっと難しい曲にチャレンジしても十分こなしていける力があると感じた。
 四季折々の歌を聴けたコーラス部さんの舞台では、「3月9日」とか「桜の木になろう」とか卒業定番ソングはやはり泣けた。ゆきりんの「桜の~」もよかったけど、現役女子高校生の声にあっている。混声合唱がやりたいなあ。この二つに部を顧問されている先生のパワーに感心し、同じ部活顧問としてがんばろうと思った。
 16時すぎに終わって、熊谷から新宿へ。湘南新宿ラインはほんとに便利だ、と高崎線沿線の方々は感じてらっしゃるのではないだろうか。小田急に乗り換えて下北沢はスズナリで「なべげん」の芝居を観る。青森の畑澤聖悟先生の新作は、ますますエッジのきいた作品になっている。同じ国語教師としてがんばろうと思った。

コメント (2)
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