水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

5月30日

2014年05月30日 | 学年だよりなど

  学年だより「学生時代にしておくこと(2)」


 体育祭、おつかれさまでした。3年8組のみなさん、優勝おめでとう!
 思い切り楽しみ盛り上がり、そして勝つという、上級生のお手本を姿を示している皆さんを見ていて、誇らしく思いました。卒業までに校歌もきちっと覚えよう。
 「アニメーターとして学生時代にしておくこと」(№14)の続きを書かせてもらいます。
 「アニメーターとして学生時代にしておくこと 第三条」は「とにかく画を描く!」
 「現場に入ると一日8時間以上、画を描きます!」と舛本氏は続けるが、考えてみると、どんな職業についてもそれくらいは働く。むしろ最低ラインだろう。


 ~ これは、職人系の仕事すべてに言えることでしょう。
 コックになりたくても、1日8時間料理を作り続ける、と覚悟している人はあんがい少ないです。「イラストレーターになりたい」「小説家になりたい」と言う人は、まず自分が
 “ 1日、8時間机に座ってその作業をするのが平気か? ”
 を自分自身に問いかけたほうがいいでしょう。
 「なりたい人」と「なっちゃう人」の最大の差は、好きなことに費やした時間です。
  … 自己投資とは「お金×時間×集中力」です。
 自分の技を磨くには、とにかく時間を惜しまずに投資すること。
 集中力は、いまは5分程度でかまいません。それを徐々に伸ばす。
  … 「継続した個性」は技術の上にのみ、存在します。(「岡田斗司夫の毎日メルマガ」より) ~


 「やりたいことが見つからない」と口にする若者たちに共通する問題は、いろんなことにあまり手を出してないことではないかと思う。
 やってみないことには、それがやりたいことなのかどうかはわからない。
 縁あってたまたま何かをやってみて、もしそれが一日8時間以上やってて全然平気なことだとしたら、あきらかに「やりたいこと」にめぐりあえたのだ。
 たとえば大学入学後、ゼミのレポートを書こうとして調べ物をしたり、街中を歩いたり、それに関する映画を観たりすることが全然苦痛でなく、忙しさが充実だと思える状態になったなら、それは実に幸せな姿だ。社会人になってからも、同じように充実した暮らしができるだろう。
 実験にのめりこんだり、夜中まで仲間と研究室にいることが苦痛どころか楽しかったりしたら、その延長線上にある仕事にもめぐり会える。
 まずは、自分の目の前の仕事を一生懸命やろうとする姿勢が大事なのだろう。
 そして今の皆さんに必要なのは、今やるべき勉強を、綱引きやリレーのように、一生懸命やってしまうことなのだ。
 成果が上がらないのは、まだ盛り上がってないからだ。
 授業中のテンションをあげていこうではないか。

コメント
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