水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

5月7日

2014年05月07日 | 学年だよりなど

  学年だより「時間銀行2」


 株式会社リクルート・エグゼクティブ・エージェントの森本千賀子さんは、スゴ腕転職エージェントとして、業界では知らない人のいない存在だ。
 入社一年目に営業成績一位となり、リクルート系列会社全体でのMVPを受賞、以来つねにトップランナーとして活躍し続けてきた。
 同時に、29歳で同僚と結婚後、30代で二人の子供をもうけ、家庭を大切にする母親であり、ワーキングマザーが働きやすい環境を作ろうと活動するコミュニティ「Dear Tomorrow」の中心メンバーでもある。
 「おれは会社が忙しいんだ、家のことにはかまってられない」と言いそうなぐらい働いている一般的な男性社員より、はるかにハイレベルの仕事をこなしながら、家庭をも大事にしている。
 彼女にとって、どっちが大事という感覚は最初からなかった。
 仕事はもちろん、妻としての自分も、母親としての自分も、「はずすことのできない自分の顔」だと彼女は言う。NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演したとき、インタビューにこう答えていた。


 ~ 「仕事も家事も子育ても愛しいから、どれに費やしている時間も一秒たりとも無駄にできない」 自分で言った後、ああ、そうだなと自身の心の中でこの言葉を噛みしめていました。
 要は、人生を無駄遣いしたくない、一度きりの人生だからこそ、一分一秒を大事にして楽しく豊かに過ごしたいという思いにつながっていくんだと確信しました。 (森本千賀子『№1営業ウーマンの「朝3時起き」でトリプルハッピーに生きる本』幻冬舎) ~


 みなさんも同じではないだろうか。家族とすごす時間も、友人と語らう時間も、部活にかける時間も、そして自分の目標達成のために頑張る時間も、どの時間にいる自分も大切な自分のはずだ。
 どの時間も、どの自分も、同じ土俵の上でどっちが大切かと比較することはできないはずだ。
 比較して順位をつけられるなら、その下位順位の方は大切なものではないというだけのことだ。
 とはいえ、毎日私たちに与えられている時間はかぎられている。
 毎日86,400秒。これほどすべての人間に平等に支給される資本は他にはない。


 ~ 「時間」という預貯金は、決して翌日に繰り越すことができない。だからこそ、今日というこの瞬間瞬間に投資し、きちんと使い切っていくことが大切だと思っています。
 だから、あなたの持っている一瞬一瞬を大切にしましょう。そして、あなたはその時を誰か特別な人と過ごしているのだから、十分に大切にしましょう。その人は、あなたの時間を使うのに十分ふさわしい人でしょうから。
 そして、時は誰も待ってくれないことを掌えましょう。 ~

コメント
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